「登場人物が整理されていて見やすい」頭文字D THE MOVIE アニメおじさんさんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物が整理されていて見やすい
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原作の漫画は長期連載で48巻もあるのですが、私は買って楽しく読みました。 群馬県出身なので知人に勧めたい作品ではあるのですが、何せ長いので薦めても拒否されることが多いです。漫画やアニメに拒否反応する人も多いので、この実写版は貴重です。今まで面白くなかったという人に会ったことがありません(原作漫画を読んだ人に勧めたことはないです)。
香港のスタッフが群馬や新潟まで来て撮影してくれたこと自体感謝ですが、2時間程度に収めるために登場人物を省いたり、設定を修正したことが初めて見る人には、わかりやすいのだと思います。
原作だとストーリーを引っ張るのは高橋涼介で、主人公の拓海の立ち位置が微妙というか群像劇的になっているので、2時間映画としてそのままは難しいのではないかと思うとこですが、本作ではよりコミカルにした樹をストーリーのけん引役にした点はなつきとの関係を含めて主人公の拓海が引き立ち、良い変更だと思いました(あくまで2時間に収めて万人が見やすくするという点で)。
続編が作られなかったのは残念ですが、やはり原作が長い割に劇中の時間経過は短期間なので、本作の凝縮ペースで作り続けても、18歳はずの拓海の俳優さんが、それを維持できないと思うので、原作に忠実に作ろうとした場合、アニメにせざるえないと思います。 原作に忠実なほうが良い(原作の最後まで見たい)という方はアニメを見るしかないでしょう。
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