「負の連鎖」ヒストリー・オブ・バイオレンス のこっとさんの映画レビュー(感想・評価)
負の連鎖
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深い話なのかもしれない
私が1番印象に残ったところ、というよりもこの映画の趣旨が分かりやすいところ。
息子ジャックの変貌である。
変貌というわけではないのだろうが、
いじめに対する向かい方は最初は冷静に返すことができていたが、たちまち相手に暴力を振るってしまうことに。
暴力を振るいたいわけではない。自分が受けるなにかしらの恐怖に暴力で向かわなければならない。果たしてそれを正当防衛とするのかどうか。殴られる前に殴る、殺される前に殺す。これが負の連鎖。でも人間はこの負の連鎖から逃れることはできない。
それを、うまく描いた映画だと感じた
この映画で人を殺すシーンは、一発で仕留めてしまうところが多かったことと、殴るシーンもそこまでリアルに出されていなかったのであまり気持ち悪くならずに観ることができた。
ラストは心に寂しさが残る
決してハッピーエンドではない映画です
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