「学生生活と選ばれた魔法使いとしての宿命」ハリー・ポッターと炎のゴブレット Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
学生生活と選ばれた魔法使いとしての宿命
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:85点|ビジュアル:95点|音楽:70点 )
親戚の家の家庭で除け者扱いで孤立していたハリーも、学校の中では着実に地位を固めているように見える。誤解から対立があってもやはり彼を支持する級友たちがいる。魔法学校が彼の居るべき場所だと思える。競技会に出て活躍する彼は、魔法使いとして若者としてしっかりと成長しいるようだ。そのぶん可愛らしい子供の魔法という雰囲気はなくなってきている。
そんな中に悪い魔法使いの陰謀が組み込まれているが、今回は初っ端から危険な事件が起きて、また最後の事件も未解決のままほったらかしにされていて、暗い雰囲気の中で危険なまま物語が終わってしまってすっきりしない。どうせまだまだ続くのはわかっているから次回のお楽しみということなんだが、次までが長いしそのときまでに忘れてしまう。登場人物も増えてきたし、熱烈な愛好家というわけでもないので、解説を読みながらじゃないと混乱してしまう。なかなか進まない物語に、多少の飽きもあるのだろう。
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