「F1レースは人生そのものだ。」グラン・プリ はるさんの映画レビュー(感想・評価)
F1レースは人生そのものだ。
この映画に先を越されマックイーンはどうしていいのか分からなくなってしまったらしい。栄光のル・マンは二番手の上映となってしまった。でも、レースのシーンはマックイーンが優っていたと思う。そんな背景もありながらも、再びこの映画を観た。殆ど記憶していなかった。人は忘れていく生き物。お陰で充分に楽しめた。モンタンの散りゆく姿。ガードナーの意地。そして名前は忘れた。イギリス人レーサーの哀しみ。其々背負ってるモノは違うが栄光と後悔を噛み締めてレースに臨むのは避けて通れない運命なんだろう。誰しも平穏無事に人生を終われる訳はない。単に平凡だと見えていたってそれはそれでみんな命がけなのだ。クソみたいに銭勘定だけの選択定規しか持てない人間にはこの映画。
愚かに見えてしまうだろう。
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