「This is ファンタスティック・フォー」ファンタスティック・フォー 超能力ユニット 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
This is ファンタスティック・フォー
リブート版を再見する機会があったので、前2作も併せて鑑賞。そういや、暫く見てなかった。
うむ、やっぱ『ファンタスティック・フォー』と言ったら、これだ!
大酷評を浴びたリブート版だが、こちらも決して素晴らしい傑作の出来!…とはお世辞にも言い難い。
久し振りに見てみると、あれ、こんなだったっけ?…と思うくらい、チープでB級。
中身は空っぽ。結構底抜け。
仲違いしても、まるで大人げない子供の喧嘩。
リード、スー、ビクターの三角関係なんてお遊戯。
一応イケメンと美女は結ばれ、醜男は顔出しNGの岩男に…という安易なキャラ配置。(ま、でも、容姿云々より、ザ・シングが一番のいい漢だと思うけどね)
完全な漫画の世界。
でも、カラッと明るく楽しい。単純明快、痛快。見てて飽きはしなかった。
彼らが特殊能力を得るまでを簡潔に、後はポンポンポンと、そこがリブート版との大きな違い。
宿敵ドゥームとの闘い、アクションやVFXはそれなりにツボを抑え、ユーモアも。
そして何つっても、ジェルカ・アルバのお色気シーン。そこら辺、ケイト・マーラは何も魅せてくれなかったからなぁ~。
この第1作目はもう12年も前。
実質リーダーのヨアン・グリフィスやあんなに人気あったジェルカ・アルバは最近すっかり見かけなくなったが、本作でチャラい“ファイヤー・マン”だったクリス・エヴァンスがマッチョな星条旗ヒーローになろうとは、この時誰が思っただろうか。
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