エクソシスト ディレクターズ・カット版のレビュー・感想・評価
全5件を表示
鑑賞動機:往年の名作を今こそ観てみよう10割
文化的な背景と関連した精神疾患は現象としてはあるので、例えば日本だったら狐憑きなるのかもしれない。
スパイダーウォークやら首が回転するやら、気味の悪い描写が印象的だけど、親子の幸せな日常やカラス神父の苦悩など背景描写にも時間を割いているのと、あれこれ試してもダメでどうしようもなくて…と段階踏んでいるところにリアリティを感じる。
その分ゆったり進むしグロテスク方向はおとなしいので、物足りなさも覚えた。
あと、バークさんに好感持つ要素なかったので、「ふーん」としか思えなかったのだけど。
思ったほど怖くない
以前に見た時は震え上がるほど怖かった記憶があるのだけど、年老いて図太くなったのか、身構えすぎていたのかさっぱり怖くなかった。また、悪魔祓いがたっぷり描かれるかと思っていたのだけど、医学的な検査がたっぷり描かれる。悪魔祓いが始まるのは3分の2くらい経過してからだ。
背面で階段を下りる場面は昼間だし、夜の印象が強かったのだけど、けっこう昼間だ。360度首回転は2回ある。
悪魔祓いが済んだ後のラストシーンで縫わなければならないような顔の傷がちょっと赤くなっているだけにまで治っていた。
Mother, what's wrong with me? 不気味!
嘘か真か「エクソシスト」って言葉はこの映画が公開されるまで、アメリカではほぼほぼ廃れていた言葉らしいです。それが今では誰でも知ってる単語になっているので、文字通り世の中を変えた一作ですね。
もう取り付かれてるリーガンちゃんが不気味でならない。あの音楽にしろ、いかに不気味に見せるかの発想がスゴいんですよね。不吉なイメージを与える描写が秀逸です。何気ない所に怖い顔挿入してみたりとか、階段をブリッジの体勢で降りてきて血を吐くとか。物語的に何の意味があるかはさっぱり分かりませんが、とにかく不気味でした。どう見せたら観客が不気味に感じるかメッチャ考えたんだろうなぁ。あの首の回転とか当時どうやって撮影したんでしょう?
しかし、あんなになってる状態見ても精神病ですって言い張る医者もなかなか頑固ですよね。モンスター化する前にリーガンちゃんが医者に検査されてる描写の方が怖いぐらいでした。あの頭のレントゲンとるだけの大がかりな装置は当時は本当にあんなんだったんでしょうか?昔の医療って怖いわ~。
散々除霊やったあげく最終的にカラス神父がリーガンちゃんを殴り付けて、悪魔を自分に乗り移らせて窓から飛び降りて道連れにするってラストも、なかなか物理的な力業でとってもアメリカンだったと思います。アメリカ人、何だかんだ言ってスピリチュアルな物は余り信じてなさそう。
最後までわからなかったんですが、あの悪魔は冒頭のイラクでの発掘作業の際にメリン神父が呼び起こしてしまったって事なのでしょうか?何故その悪魔がアメリカまで飛んで行ったのかはわかりませんが、そうなるとリーガンちゃんにしろ、カラス神父にしろ、とんだトバッチリですよね?全ての元凶はメリン神父だったって理解でOK?
懐かしい
中学生くらいの時に映画館へみにいったのを思い出しレンタルしてみました
昔はただただ設定と映像に怖がっていましたが、今見たらまた別の見方ができました
少女の姿や言動はショッキングです
でも、なぜかホラーというより神秘体験って感じがしてしまう
終盤なんて聖書の言葉をほんと何度も何度も復唱しているのを
聞かされて、ほぼ洗脳状態
聖書の一節を覚えれそうな勢い!
壮絶な悪魔祓いをああいった形で表現したのでしょうが
見ていて若干しんどく…
ホラー映画って人間じゃなく霊とかが相手の場合って、たたられたり、恐ろしい目にあったりするのは実は…という筋書きが意外としっかり設定されているので
エクソシストの、いきなり!なぜか!少女にすごい悪魔がつく!っていう設定はけっこうゴリ押しだなーと感じました
ホラーというより事故的な体験
神父2人にあと何人かを、間接的とはいえ娘が殺しているのに、
母親が助けてもらって当然って感じにみえたラストは何とも言えません
なんか、ほんとに感謝してるのか?!って思ってしまう演技でした
最初の遺跡のシーンもなくてもいいような
とかいろいろ思ってしまいますが
やっぱり見終わったあとは怖かったです…
悪魔祓い士の命を懸けた戦い
1974年に公開されたホラー映画の古典「エクソシスト」に未公開シーンを加えて2000年に劇場公開された特別版です。
12歳の少女リーガンにとりついた悪魔を追い払う為に命を懸ける2人の神父の姿が描かれます。
あまりにも有名な首が360度回るシーンや、新たに追加されたスパイダーウォークのシーンなど当時としては衝撃的な場面が多いです。
それに加えて、一度は信仰を捨て自暴自棄になっていたカラス神父の苦悩や、心臓の持病に絶えながらカラス神父を導こうとするメリン神父など、人間のドラマとしても観応えがあると思います。
一番驚きなのは、この作品が実話を基にしているということですね。
全5件を表示