「Mother, what's wrong with me? 不気味!」エクソシスト ディレクターズ・カット版 アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Mother, what's wrong with me? 不気味!
嘘か真か「エクソシスト」って言葉はこの映画が公開されるまで、アメリカではほぼほぼ廃れていた言葉らしいです。それが今では誰でも知ってる単語になっているので、文字通り世の中を変えた一作ですね。
もう取り付かれてるリーガンちゃんが不気味でならない。あの音楽にしろ、いかに不気味に見せるかの発想がスゴいんですよね。不吉なイメージを与える描写が秀逸です。何気ない所に怖い顔挿入してみたりとか、階段をブリッジの体勢で降りてきて血を吐くとか。物語的に何の意味があるかはさっぱり分かりませんが、とにかく不気味でした。どう見せたら観客が不気味に感じるかメッチャ考えたんだろうなぁ。あの首の回転とか当時どうやって撮影したんでしょう?
しかし、あんなになってる状態見ても精神病ですって言い張る医者もなかなか頑固ですよね。モンスター化する前にリーガンちゃんが医者に検査されてる描写の方が怖いぐらいでした。あの頭のレントゲンとるだけの大がかりな装置は当時は本当にあんなんだったんでしょうか?昔の医療って怖いわ~。
散々除霊やったあげく最終的にカラス神父がリーガンちゃんを殴り付けて、悪魔を自分に乗り移らせて窓から飛び降りて道連れにするってラストも、なかなか物理的な力業でとってもアメリカンだったと思います。アメリカ人、何だかんだ言ってスピリチュアルな物は余り信じてなさそう。
最後までわからなかったんですが、あの悪魔は冒頭のイラクでの発掘作業の際にメリン神父が呼び起こしてしまったって事なのでしょうか?何故その悪魔がアメリカまで飛んで行ったのかはわかりませんが、そうなるとリーガンちゃんにしろ、カラス神父にしろ、とんだトバッチリですよね?全ての元凶はメリン神父だったって理解でOK?
MAKOさん、コメントありがとうございました。
なんと怖い顔等は追加シーンだったんですね。監督が怖過ぎ!って思うのもわかるぐらい不気味でした。でも、無ければ物足りない気も・・・機会があればオリジナル版も観てみます。
元凶だったかは微妙ですが、その理解で概ねOKだと思います。
カラスじゃねえ、メリン呼んで来いと。
フリードキン監督説明しなさ過ぎ。
何気ない所の怖い顔も例のスパイダーウォークも、ディレクターズカット版で追加されたものです。
なので違和感も当然かもしれません。
監督自身「怖過ぎ!」と思ってカットしたらしいですから。
良ければオリジナル版も観てください。
以外な違いが有りますよ。