エミリー・ローズのレビュー・感想・評価

エクソシスト系の映画は基本苦手なのですが、その中でもどう楽しんだら良いのか分からない映画だと感じました。半ばオカルトが認められた裁判で、この様な裁判が実際にあるのか疑問に感じました。

法廷モノでありながらホラー。
珍しいジャンルだな、と。
悪魔祓いとかキリストというキーワードが普通にポンポン出る。
日本には馴染みがないが、向こうではどうなんだろう。
普通に受け入れられる？
しかし、実証は難しそう。
テープといえども目に見えないわけだから。
見えないものは信じられないけれど、疑いの余地という点では充分なのか。
実際目にしたり関わった人たちの中にはご存命の方達もいるのだろう。
あんな壮絶な体験をしても人って普通に生きていけるものなのか。

エミリー役の女優さん。
すごく個性的な顔立ちで最初は、ん？と思ったが、敵役なんだね。
関連作品を見るとホラー系多めで。

余談だが、ローラ・リニーを見ると、マネロンとかカシーノという言葉が出てきてしまう笑
何しろあっち（オザーク）の印象が強過い。

ホラーは怖いので見ないのですが、たまたまホラーと知らずに見てたら惹き込まれしまって、最後まで見てしまいました（笑）
悪魔憑依のシーンは女優演技の筋肉関節の硬直具合から、てんかんみたいに脳に不要なスパークが生じたらああなるだろうなぁ程度でした。
そこにあり得ない現象(エクソシストの首が回るみたなの)が描かれてたらかなり怖かったかも。
女優の演技がすべてだったなぁ。
残念なのは神父が話したがっていたエミリー・ローズの真相が語られ名った事かなぁ。
是非聞きたかった。

これが実話というのが凄い。法廷が悪魔を認めたことにも胸熱。エクソシストもエミリーもカッコイイ！お墓に花を添えている実写シーンもグッときました。