THE END(ジ・エンド)のレビュー・感想・評価
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ミュージカルとは?
つ。。。つまらねぇ。。。笑
ごめんよ。すっげぇつまらないこの映画。
今年初めに見た「ウィキッド」のインパクトが強すぎたんだ。ミュージカル映画ってやっぱり歌だけで無く衣装や曲や世界観って凄く大事だと思う。AnarchistはMGM映画見て育ってしまってるからどうしてもミュージカルじゃ無くて良い映画って集中が途切れてしまう。
マイケル・シャノンは良いんだけどね。個人的には歌唱力はそこまで気にはならなかったけど声質ってとても気になるタイプで。申し訳ないけどどの人も歌にあまり魅力を感じなかった。この謎のディストピアな設定は嫌いじゃ無いしきっと舞台で目の前で見たら感動するのかもしれないがなーんか映画向きでは無い内容なんだよな。ミュージカルってカメラアングルもとても重要だと思ってるんだけどこの映画はとても地味で個性を感じなかった。生歌に近いものが聞けたのは音楽好きとしては良かったけど。
物語に魅力無い、ロケーションもミュージカル向きじゃ無い、衣装も気になる、主演が特別歌が上手いわけでは無いが縛られた感じで大人しく歌っていてつまらない、色々気になってしまって睡魔との戦いだった。ミュージカルって設定やパフォーマンスの方向性間違えると一気にテンション下がって微妙になるから難しいよね。。。笑
決して手抜きをしたわけではないのはわかるし、実験性は高く評価したいので2.5つけます。
誰もが罪悪感を抱え、赦しを求めている、が、癒しは訪れるか?、。
長いのにずっとティルダ・スウィントンの表情から目を離せなくて、歌い出す時も、一寸躊躇してから、表情緩んで歌い出す、それは心の本音か、それとも願望でしかないのか。
エンディングは背中しか見えない、この先のティルダ・スウィントンの表情を観てみたい。
以下ネタバレ注意⚠️
何故唐突にミュージカルが挿入されるのか?
上映後の監督のレクチャーで分かりました。
あ、そうだったのか。
美しく歌い上げるミュージカルは歌う側にも鑑賞する側にも現実逃避の快感をもたらす。
「ジ・エンド」の意味は、罪悪感は赦されたのか?癒されたのか?
未来は分からないが、取り敢えず信頼で幸せを感じて生き抜こうと。
登場人物にも、鑑賞する側にも、「ジ・エンド」の意味は委ねられてると感じました。
つくりもの
期待度◎鑑賞後の満足度○ ○○を捨てた人達が人類が終末(だから「THE END」)に新しい○○を作る皮肉な○○○○○。でも「THE END」は最後ではなく「In the End」のENDなのかも。
①ミュージカルとは知らずに観たので、冒頭はまるで『サウンド・オブ・ミュージック』みたい、と思っていたら、ジュリー・アンドリースではなくて歌い出したのはティルダ・スウィントン。で、これはミュージックだとわかった次第。
黄金期のMGMミュージカルの様にフランク・シナトラ/ジーン・ケリーみたいなダンスシーンも出てきます(ずっと下手だけど)。
②現代の最も傑出した女優の一人であるティルダ・スウィントン出演作ということで観た本作。
演技だけでなく歌も歌えるとは(すごく上手いわけではないけれども)。
他のキャストも後から加わった女の子を除けば過去に曰くありげな人物をそれぞれ好演。なぜ彼らが一緒にいるのかも説明がないので推理・想像するしかない。
地下壕で生まれ育ち地上の生活を知らない息子をも何役だがジョージ・マッケイはさすが英国の俳優らしく(一般的に言ってアメリカの俳優より演技が上手い)役より少し年齢がいっている
この監督作品は観たことがないけれども演出はしっかりしている。
おい、父親!
父親の非合法臭がとにかく凄い。
(ティルダの実年齢上の推定で)けっこう年上の妻とは、どうやって知り合って結婚したのか捜査したくなる。妻の昔の写真が、一目で性格が一変してるのが判るのだ。ずっと何かを盛られてるような、辻褄がやや合わない感じがして、ただならぬものを感じる。
息子は体格はいいが、なんとなく幼さが残り、さらに回顧録作りで洗脳されている模様。ひょっとして父親に都合よく生まれる前からデザインされてない…?なんてね。あーこわい。
父親は、トップレベルの石油系財閥の経営者だったらしい。世界がどうやって滅んだのかの真実や確証そのものに近い立場にいるようにも描かれている。
そういう恐怖の白人の大王みたいな人間が、人生そして人類最後の花園?で、いかに心安らかに生き長らえるかに特化した豪奢なリゾート型地下シェルター。
まあ生命維持設備その他もろもろの維持管理も大事だけど、それより人間とりわけ家族の保守管理に係るコダワリ、余念のなさ、これがもうね、恐ろしいわけですよ。
そんな父親もこんな暮らしには当然だが煮詰まる時があり、自殺衝動と思しき場面がある。坑内にある、なにかの結晶でできた築山みたいなのにおもむろに登っていき、ひょいと身を投げる。あっ、死んだ!と思った次の瞬間、ビル・マーレイそっくりの執事がすぐさまとんできて本人が陰から顔をだす。こっちは客席で変な声だしちゃったわwあのシーンはなんだったんだw
あっそうか、ギャグだったんですね。こんな環境を作ってまで自分だけはと長年生きてた人間が自殺なんかするわけないよねっていう。
つかあの築山は、人工物だとしたらなんのためにあるの?ただのボタみたいなもんですか?それとも、まさか何かの隠れ蓑?
そんなこんなの腸閉塞に閉じ込められたビフィズス菌みたいな話、誰が観るの?てなものだけど、踊りは少なめだが歌曲は粒ぞろいで美しく儚い。チケット代は名優揃いの歌声たちに捧げたと思って悔いはない。メロディーに全集中してたのでオッペンハイマー監督が書いた詞を気に留められなかったが、物語に絡ませた内容だそうだ。
自分ごときの感想は、人々の思考停止が、最後にどれほど残酷な孤独を生むかってことでしょうか。または、人類史上最大級の加害者と同居する被害者家族の風景…?いや、ないなw
ブロナー・ギャラガー・・・北アイルランドの北林谷栄さんといったところか、などと思いつつ出演作も調べてみたら、なんとザ・コミットメンツにもでてただと!?うわっ顔思い出した!!!?
なんか同窓会みたいな気分になれて得したわー。小さな思い出になってくれていて、どうもありがとう。
最初に非合法臭と書いてしまったが、そういえば「法律」も「警察」も終わってる世界の話でしたね。ひとびとを見守る玉座には「習慣」だけが座っている。あの黒人少女は、その習慣を超えることで他人のいる所へ行くことができた。あんがい、あの世界にも人はそこここに偏在しているのかも。テーマを再度考え直して、他人を信じる勇気を持とう。にします。そうなれば、まだ孤独は怖くない。
かなりの質であるだけに余計─
設定やロケーションがかなり興味をそそるもので、質そのものは上質でした。それだけに余計たちが悪い・・・
そもそも事前の解説を見聞きしていなければ状況が分からないような・・・というのも作中ここはどこで時代はいつなどということは一切触れないし、事前に知っていたディストピアという説明にも疑問を持ってしまうような閉鎖空間での普通の人間模様が淡々と─という感じで、個人的な感覚として率直につまらん!としか・・・
確かに楽曲はいいかもと思えたし、恐らく意味不明なミュージカルがなければ本当にずーっと平坦な感じでヤバイくらいにつまらないかも・・・とぶっちゃけ思っちゃいました!いくら質が良くてもこのムダにも思える長さを耐えていると正直、ムカついてきました。エンドロールの終わりも個人的には嫌悪─というわけで失礼しました。
実験的な〈ディストピア系SFミュージカル〉
かなり実験的な作品。
なぜこの重い設定で“ミュージカル”なのか? と思うものの、閉塞した空間に彩りを与える役割は果たしているかな、と。
退屈と停滞、そこにときどき差し込まれる歌と踊り。
そのミスマッチが、奇妙に感じる。
物語はサスペンスやホラーのような緊迫感はなく、淡々とした会話劇が中心。
新参者である少女の存在が、確実に空気を乱し、変えていく。
この閉じた共同体の将来に思いを馳せたタイトルなのかな。
ミュージカルとしては…
『アクト・オブ・キリング』、『ルック・オブ・サイレンス』のジョシュア・オッペンハイマーの約10年ぶりの新作は、なんとミュージカルドラマ。人類が地上に住めなくなった25年後の地球の地下シェルターで暮らす富裕層家族のもとに、外の世界から若い女性が現れ…という、いわゆる箱庭型ディストピアもの。
それまで均衡を保ってきた生活に異質者が加わる事で、それが崩れていくという流れからサスペンス展開になるかと思いきや、これが悪い意味で単調に進んでいく。というか、これほどまでにミュージカルパートが不要に感じたミュージカルも稀かも。『蜘蛛女のキス』(2025年版)という今年ベスト級の作品を近々で観たばかりだけに、余計そう感じてしまった。これだったら純粋なドラマ作品として作ってくれたらとも思ったが、それはそれでもっと凡庸な出来になってたかも…
ただ、シチリア島の塩鉱山を利用してシェルターにした舞台が醸し出す空虚な風景は目を惹き、同じ場所でもう一本ディストピアものを作ってほしいと思ったほど。あとモーゼス・イングラムの歌声が良かったのと、強面のマイケル・シャノンが歌って踊る様がシュールすぎてインパクト大だった。
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