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映画レビュー
【”めげない兄妹。”今作はチック症と発達障害がある兄と、彼の面倒を見ずに家を空けてばかりいる父と暮らす姉が、明るく前向きに生きる姿を描いた作品である。若き中里ふく監督の今後の活躍にも期待である。】
ー 今作で、PFFアワード2025でグランプリを受賞した中里ふく監督は、ナント、今作を製作した時の年齢が二十歳だったそうである。ー
■家では父と発達障害とチック症を抱える兄シンゴのそりが合わず、直美も発達障害を抱えているためか、バイト先でも失敗が多く失業してしまう。
父がそんな状況下、無責任に家を空ける事が多い中、直美は父からシンゴの薬の世話を任される。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・家には母の姿はなく、上記の様な設定だと、暗いトーンになる傾向が多い作品が多い気がするが、今作は直美が、健気に兄の面倒を見る所が良いのだな。
それに比べて、父は実に情けない男であるよ。女性とデートしたりしているのである。
・兄と二人で公園に出掛けた時に、直美は赤ちゃんを連れたお母さんに道を尋ねられ、教えて上げるのだが、お母さんが兄の姿を見た時に”怖いねえ。”と言った事に、激烈に起こる直美がコレマタ、良いのである。
・兄は傷つき、都会の真ん中のペデストリアンデッキでパンツ一枚になっているのだが、直美はそんな兄を庇うのである。優しいのである。
そして、二人は仲良くバスに乗って、家路につくのである。
<今作はチック症と発達障害がある兄と、彼の面倒を見ずに家を空けてばかりいる父と暮らす姉が、明るく前向きに生きる姿を描いた作品なのである。
若き、中里ふく監督の今後の活躍にも、期待なのである。>
チックショー!
初鑑賞
U-NEXTで鑑賞
2025年作品
監督と脚本は東放学園映画専門学校映画制作科の生徒の中里ふく
ロケ地
埼玉県春日部市
武里住宅団地
スーパーマルサン武里店
東京都江東区
東京都立夢の島公園
東京都葛飾区
東京都立水元公園
東京都台東区
上野ペデストリアンデッキ
粗筋
直美は父・未智郎と発達障害の兄・慎吾とアパートで三人暮らし
兄は病気のため引きこもり
兄と父は馬が合わないのか仲が悪い
なぜか直美と慎吾はわりと仲が良い
兄はもちろん変だが直美もかなり変
だけど兄と違い病人扱いにはされていない
変すぎてスーパーのバイトをクビになってしまう
比較的仲の良い兄妹だが兄の事情をめぐって度々衝突してしまう
父親は息子が嫌なのかいないことが多くほぼ二人暮らし
料理など家事は全て直美
兄の面倒をみる18歳処女
主演は朝ドラ『ばけばけ』で織物工場で働く「せん」として出演している安達木乃
木乃は「この」と読む
繰り返して読むと笑ってしまう
『お前の罪を自白しろ』にも出演している篠原雅史
趣味はゲームとギターとラップでそれをこの作品で活かしている
大重わたるはコントユニット「夜ふかしの会」のメンバーで俳優業もしている
メジャーではないので若手っぽいが全く若くないし若いわけがない
監督は映画学校の学生だが才能を強く感じる
これだけで満足せず映画監督として今後の活躍に期待したい
90分ないし120分くらいの映画もどんどん制作し公開してほしい
ベビーカーを押す母親が赤ちゃんに声をかけ年齢を聞いているのに直美が「18歳!」と答えるシーン好き
このてのことはどこまでが病気でどこまでが病気じゃないのか微妙である
駅前の歩道橋で慎吾が倒れていた
兄からの電話で助けに行く直美
慎吾の左胸はなぜか膨らんでいた
直美が揉むと乳首から膿のようなものが出てきた
よくわからない
小田急の路線バスで住まいに向かう兄妹
なんだかんだ笑える2人
配役
スーパーの精肉部門でバイトをしているが余計なことばかりして叱られるとなぜかニヤニヤしてしまう日野直美に安達木乃
直美の幼少期に荻島望夏
発達障害とチック症を患う兄の日野慎吾の篠原雅史
慎吾の幼少期に梶原かなめ
直美と慎吾の父親でマッチングアプリにハマっている日野未智郎に大重わたる
直美をクビにするスーパー店長に石島ゆう子
ベビーカーを押す母親に平山さゆり

ジョーカー
ラ・ラ・ランド
天気の子
万引き家族
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
この世界の片隅に
セッション
ダンケルク
1917 命をかけた伝令
アリー/ スター誕生











