ダブル・ハピネスのレビュー・感想・評価
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新郎の心労
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5つ星ホテルの台湾人シェフが香港出まれの婚約者との結婚式を挙げることにするも、シェフの離婚した両親が別々に同日に式を挙げるよう主張した事で展開するドタバタ劇。
中国や台湾、香港って冠婚葬祭のしきたりや作法に関しては、とかく日本よりも厳しそうなイメージがあったが、本作を観て確信。加えて台湾も香港も同じ中華圏だろって思いがちだけど、しきたりから言語に至るまで全然違う事も再認識。離婚した両親の体裁や風水など様々な事情が絡まった結婚式を、同日に2回もやらなければならなくなった新郎息子の心労が痛いほど伝わる。かといって新郎が全面的に被害者と言えるのか?そもそも結婚式って一体誰のためにやるの?といった根本的問題なども万国共通なのだ。
序盤で吉岡里帆がチョイ役として出ているが、役割的には全然チョイ役ではない。彼女の出番はもっと欲しかった。あとランニングタイム130分はちょっと長い。
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