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映画レビュー
結婚式という名のホラー。息詰まる「家族の呪縛」を打ち砕く、痛快なる自己解放。
間違いなく、ここ最近観た中で国を問わず最高の人間ドラマだ。
表向きは「1日に2回の結婚式を挙げるドタバタ喜劇」に見えるが、その本質は全く違う。ホラー映画ではないのに、背筋が凍るほどの息苦しさと圧迫感があった。
本作の真のテーマは「結婚式のドタバタ」ではなく、「機能不全家族がもたらす幼少期のトラウマ」である。
リウ・グァンティン演じる主人公・庭生(ティンション)の父母は、社会的には成功者だが、顔を合わせれば罵詈雑言の応酬。子供を間に挟んで「お前のため」という名の権力闘争を繰り広げる。私自身も似たような環境で育ったため、過呼吸になりそうなほど感情移入してしまった。
劇中、幼い彼が「どうしてこんなことするの?」と泣き叫ぶシーンがある。親として見れば胸が張り裂けそうな場面だが、私は心のどこかで「泣くなんて弱すぎる」と冷笑してしまった。後になって、それが「過去の弱い自分」に対する自己防衛の感情だったことに気づき、ハッとさせられた。
そして、一部で賛否が分かれている後半のシュールレアリズム(夢)の展開。私はこれが「物語の核心」であり、最高に効いていると評価したい。
圓山大飯店(グランドホテル台北)の有名な避難用トンネル(滑り台)を抜けて過去の生家へ落ちる描写の見事さ。そこで彼が抱きしめている「ダルマ像」は、彼を縛り付けてきた両親の「規律や執着」の象徴だ。そこへ、彼と妻を繋ぐ「ある象徴的な存在」が現れる。優しく抱きしめる……のかと思いきや、ダルマごと庭生を強烈なビンタで吹っ飛ばすのだ。このシンプルで暴力的な決別の描写が最高に痛快だった。己の深層心理(本音)が、過去の呪縛を物理的に破壊してくれたのである。
結末に、安易な「家族の和解(綺麗事)」を用意しなかった点も素晴らしい。
両親が突然仲直りするような三流のお涙頂戴劇にはせず、ただ淡々と「おめでとう」と告げるだけ。傷が消えたわけではなく、かさぶたになっただけ。それでも、自分の選んだ伴侶(ジェニファー・ユーの温かさが本当に救いだった)と共に生きていく。
人生のままならなさと、そこから一歩踏み出す痛みをロジカルかつエモーショナルに描き切った、圧巻の傑作である。
新郎の心労
5つ星ホテルの台湾人シェフが香港出まれの婚約者との結婚式を挙げることにするも、シェフの離婚した両親が別々に同日に式を挙げるよう主張した事で展開するドタバタ劇。
中国や台湾、香港って冠婚葬祭のしきたりや作法に関しては、とかく日本よりも厳しそうなイメージがあったが、本作を観て確信。加えて台湾も香港も同じ中華圏だろって思いがちだけど、しきたりから言語に至るまで全然違う事も再認識。離婚した両親の体裁や風水など様々な事情が絡まった結婚式を、同日に2回もやらなければならなくなった新郎息子の心労が痛いほど伝わる。かといって新郎が全面的に被害者と言えるのか?そもそも結婚式って一体誰のためにやるの?といった根本的問題なども万国共通なのだ。
序盤で吉岡里帆がチョイ役として出ているが、役割的には全然チョイ役ではない。彼女の出番はもっと欲しかった。あとランニングタイム130分はちょっと長い。
イカ墨パスタ食べに行きたい!
TIFF2025にて鑑賞した台湾映画☺
『World Focus/ワールドフォーカス』から一作。
台湾映画で言語は台湾語、マンダリン、広東語が飛び交う。
今回がWORLD PREMIER🏆️
上映後、主演2名と吉岡里帆ちゃん、監督、プロデューサーの合計5名が登壇する観客参加型QAセッション付きイベント回🌀
いや〜面白かったー。笑いあり涙あり、古傷抉られるような気分にもなったり、まさかのジャンプスケアまで!!
感情の動きがめちゃんこ忙しい130分!(しかしもう少し頑張れば30分くらいは短くできそうな予感ww)
花嫁さんがとってもお綺麗で。
姿形もさることながら、笑顔の自然なところとか、ものの考え方とか、彼氏(新郎)との付き合い方とか、彼氏とぶつかるときのものの言い方とか、とにかく見習いたいなと思える場面がいっぱいだった。
新郎の子供時代を演じた少年の演技が恐ろしいほど凄かった。
是非とも日本でも公開してほしい!!
吉岡里帆ちゃんめちゃ可愛だったー💜


1秒先の彼女
オールド・フォックス 11歳の選択
ジョーカー
ラ・ラ・ランド
天気の子
万引き家族
カメラを止めるな!
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
この世界の片隅に
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