ポンペイのゴーレムのレビュー・感想・評価
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映画にする意味ある?
東京国際映画祭で何の予備知識もなく鑑賞。アモス・ギタイという監督、多くの受賞歴を持つ巨匠らしいのですが、ほとんどカメラ移動なくセリフ劇の舞台を延々と映してるだけ。映画にする意味あるの?セリフもひたすらユダヤ人の受難を何ヶ国語も使って、詩的、哲学的に語り続けるという体で、まいりました。独りよがりで出来損ないのモダンアートって感じ。演者は深刻な顔付きで声高く訴えてるんだけど、何も伝わってきません。
たまたま前日に同じコンペティション参加作品で『パレスチナ36』という、イスラエル建国時にパレスチナ人が土地から追い立てられる姿を描いた作品を見たのですが、心を揺さぶられる素晴らしい作品だっただけに、とても複雑な心境になりました。
巨匠だかなんだか知らないけれど、映画として人に観てもらいたいのであれば、伝わる作品を作ってほしい。
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作品としての質の高さはものすごかった
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