今を紡ぐ明日

解説・あらすじ

孤独と個人主義に陥りがちな現代社会で、人とのつながりを探し求める2人の女性を描いたドラマ。人とつながりたいという思いの裏に潜む寂しさや痛みを描き出す。

25歳の美咲と七海はルームメイトとして暮らしている。幼い頃に母を亡くした美咲と、父が不倫の末に出て行った七海は、ともに一人親家庭で育ったことから共感を抱き、寄り添うように生きてきた。しかし、美咲はふとしたきっかけで不倫関係を持ち、周囲との軋轢や孤独にさいなまれ、次第に自分を壊していく。 一方の七海は、家族を捨てた父が働く店に娘であることを隠して通い、父に対する憎しみだけでは片づけられない複雑な感情に翻弄される。不器用ながらも必死に人とのつながりを紡ごうとする2人の運命は、次第に絡み合っていく。

主人公・美咲役は「こん、こん。」の塩田みう、ルームメイトの七海役は「ファンファーレ」「30S」の野元空。そのほか、名バイプレーヤーの金山一彦、お笑いコンビ「TKO」の木本武宏が出演。監督は「野生のなまはげ」「徒桜」でプロデューサーを務めた鈴木慎太郎。

2025年製作／120分／G／日本
配給：スターキャットアルバトロス・フィルム
劇場公開日：2025年11月21日