「独裁者とは」ネタニヤフ調書 汚職と戦争 カイジラさんの映画レビュー(感想・評価)
独裁者とは
最初は葉巻やシャンパンのおねだり。可愛いもんだけど、権力の座に長時間いることで感覚が麻痺しちゃうんだろうなぁ、絶大な権力を持つ人間は
法律や利益への便宜、さらには安全保障に関わる潜水艦導入に関する大きな賄賂にまで発展。元特殊部隊で軍事エリートのネスタニャフ。しかし、国家に対する忠誠な軍人という過去からは想像できない今の彼の姿形
複雑にしているのが各国との利害関係。彼の汚職にイスラエルとパレスチナ問題という国家のアイデンティティにかかわる問題が絡む。戦争がネスタニャフの政治的危機を救い、米国を中心とした国際世論は彼を味方する。問題は燻り続けたままで顕らにならない
小さな腐敗から始まり、危機を作り出し、自分だけが解決できると主張する独裁者の典型例。果たして、民主主義は独裁者を止められるのか?
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