レンタル家族のレビュー・感想・評価
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優しさに癒されます
レンタル家族というテーマに興味があり観に行きました。
ゆったりしたテンポで市井の人の人間模様をじっくり見られます。
レンタルした家族との絡みはもっと描いてほしい気もしましたが
観る人に想像する自由を与えられたようにも感じました。
レンタルした他人はもとより友人や家族であっても、相手の知らないところは
たくさんあり、決めつけずに思いやることが大切なことだなあと。
いろいろ考えながら観るうちに不思議と気持ちが癒されました。
監督の優しい人柄を感じる作品です。
初の長編映画とのことで少し甘めの評価になりますが、
これからの作品にも大いに期待したいです。
記憶と感情の隙間を埋める満たされない者たち
呪いの処方箋
救われるような救われないような絶妙にいい映画でした。
救われるような、救われないような、でもみんなに一歩踏み出させられる映画でした。
鑑賞前は、レンタルという手軽な響きと家族という重い響きの二つに違和感を感じていたが、鑑賞後は2つの響きに妙に親和性を感じることができました。
簡単にレンタルして現実を捻じ曲げて、レンタルが終われば現実に引き戻される。そんな繰り返しが、実生活にもある気がして、誰もが共感できる部分が多い作品だと思います。
個人的には、会話の間が全てにおいて絶妙で、家族のような他人のような、映画のタイトルにピッタリの時間が流れていて心地が良かったことと、登場人物のレンタル以外のリアルな生活が見え隠れし、観ている人に想像させるような映画でした。
カニは毎日食べたら嫌いになると思いました。
とても温かい作品でした
「レンタル家族」は、孤独や不安を抱えながら生きる人たちの姿を、とても丁寧に描いた作品でした。
レンタルという一見割り切った関係の中に、嘘のようで本物のような温かさが芽生えていく。その過程が本当に美しくて、何度も心が揺さぶられました。
登場人物は誰もが不完全で、完璧な“家族”なんてどこにもいません。
それでも、誰かに寄り添ったり寄り添われたりすることで、ほんの少しでも明るい方向へ進もうとする姿が、静かに胸に響きます。
人は弱さや傷を抱えたままでも、誰かと関わることで変わっていける!そんな当たり前のことを改めて思い出させてくれる作品でした。
観終わったあと、ふっと肩の力が抜けて「私ももう少し、頑張って生きてみようかな」と思えるような、不思議な温かさが残ります。
切なさの中に、確かな希望が宿る映画です。
まだ気になることが残った。続編あるか。
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