劇場公開日 2025年12月6日

「呪いの処方箋」レンタル家族 たまごさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 呪いの処方箋

2025年12月9日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

ほっこりした家族の風景を感じる作品と思いきや、本作は様々な属性の人物が自分の運命や人生を呪う群像劇である。

劇中はゆっくりとしたテンポで、余白を多く作り、観る人に属性の近い呪いを自分に重ね合わさせる。
観る人にとっては苦いものもあるが、救いにもなる。自分だけじゃない、と寄り添ってくれる。

この映画は薬のようなものだ。苦く、そして治してはくれない。しかし救いにはなる。こういった良薬もあろう。

若き才能達の船出に拍手を。

個人的に好きな映画「バッテリー」を思い起こさせた。ストーリーもコンセプトも全く違うが…

たまご