PROJECT Yのレビュー・感想・評価
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不満は結構あるがそれなりに満足した
韓国映画お得意の貧困に苦しむ女性の成り上がりクライムサスペンス。クラブのキャストと白タクのドライバーをしながら借金生活から抜け出そうとする2人が描かれる序盤。でも、マンションの保証金詐欺で借金返済がご破算になる流れが若干わかりづらい。悪役的な立場で登場するボスが、バスケチームの監督と選手と絡む場面もちょっとわかりづらかった。ここらへんの描き方をもう少し丁寧にしてくれると物語に入りやすいんだけどな。
そこからはボスの現金を盗もうとしたら金塊も出てきちゃって、命がけで逃げることになるという展開。「バレリーナ」や「モナ・リザ・アンド・ザ・ブラッドムーン」に出演していたチョン・ジョンソが出ているのにアクションは少なめだったのはちょっと残念だった。そう、これはクライムアクションではなく、クライムサスペンスということだ。
チョン・ジョンソの荒んだツンデレ感はよかったし、ミソン役のハン・ソヒも不幸を背負った姿の美しさもよかった。でもなぜか一番インパクトがあったのはドギョンの母ガヨンを演じたキム・シンロク。なかなか強烈なキャラだった。中盤で物語を存分にかき回してくれた。本当の娘ドギョンと娘同然に育てられたミソンのガヨンに対する態度の違いがなかなか興味深い。2人がどう育てられ、生きてきたのかがもう少し深掘りされてもよかったのにと思う。
さらに、この手の韓国映画にしては主人公2人が肉体的にあまり痛い思いはしていないのは物足りなさを感じてしまう。あの女性2人にあまり傷つけられなかったのもわかるが。
大金が絡んだクライムサスペンスだから、ラストの展開は似たようなものになるのはある程度仕方のないこと。でもいい。似たような終わり方だとしても、個人的には嫌いじゃない。気持ちよく観終わることができたからこれで納得できる。
韓国版アウトレイジ
アレって、コールタールですか?
最強の二人が画面に並ぶ贅沢! 泥濘に沈みゆく悪党たちと女の絆
韓国映画の真骨頂であるシスターフッドとクライムアクションが融合した、文句なしに楽しめる一本です! とにかく主演の二人が強烈。 圧倒的な美を放つハン・ソヒはもちろんですが、一見地味に見えながら独特の空気を纏うチョン・ジョンソの魅力が凄まじく、この二人が同じ画面に収まっているだけで「もう勝ち!」と言いたくなるようなズルい魅力に溢れています。
本作で最も秀逸な小道具? と言えるのが、あのコールタールの沼です。 合計3人があの暗黒の泥濘に沈んでいきましたが、あのドロドロとした質感は視覚的な絶望感がすごかった! 「一度ハマったら逃げられない」という裏社会のメタファーのようでもあり、本作のバイオレンスな魅力を一段引き上げていましたね。
脇を固める面々も個性的です。 憎たらしさ全開のボスを演じたキム・ソンチョルや、過去最高クラスに強い女性キャラ・ブル、そして娘を思うがゆえの行動に見えた母親など、キャラの濃さが物語を引っ張ります。 ホステス仲間の協力理由やボスの無防備すぎるラストなど、シナリオに強引な部分はありますが、それすらも二転三転するテンポの良さでねじ伏せてしまうパワーがあります! 細かいツッコミは抜きにして、強くて美しい彼女たちの熱量を浴びるのが正解と言える、満足度の高い良作でした!
さすがです…
汚染物質
江南の歓楽街のホステスと、姉妹同然の仲の白タク運転手がボスの金を掻っ攫おうとする話。
昼間は花屋で働いている店のNo.1ホステスが、マンションの保証金詐欺に引っ掛かり、それを取り戻そうとした八百長バスケ賭博で引っ掛けられてという状況下、ボスが₩7億を何処かに隠していると小耳に挟んで巻き起こって行く。
確かに大金ではあるけれど、たった7億に皆さん目の色変わりすぎだし、それっぽっちをわざわざ隠す社長って…と思っていたら、そりゃあやっぱそういうのもあるよね。
まあ狙っていた面々は知らなかった訳だけど。
つまらなくはないけれど、みんながみんな品も節操もないし、チンピラ感丸出しのアッフォどもがバカ騒ぎしているばかりで味がなく、うるさく感じてしまった。
韓流ブラックスプロイテーション
韓国発シスターフッド・ノワール。 美しすぎる二人に、夜の街の悲壮感はゼロ。 それよりも毒母、女用心棒が強烈!!
Midnight Grow
韓国お得意のお金絡みのノワール、シスターフッドものという新鮮味も加えてさぁどうなる?と思いましたが、正直パンチがあまり足りなかったなと思いました。
トップキャバ嬢と運び屋の姉妹が手を出してはいけないお金に手を出してしまい…というあらすじ自体かなりオーソドックスですが、登場人物の行動もオーソドックス寄りなのでこれといった意外性が無いのももったいないなと思いました。
賭けバスケで大金を手に入れたかと思ったら騙されてさぁ大変、ほな社長にすり寄ってお金のありかを探しましょうかとサクサクと進んではくれるんですが、どうしても地道な絵面が続くのであまり盛り上がらないというのが本音です。
悪い上司ポジも早めに犬になってしまったり、バスケの試合が再び絡んできても大きく跳ねることはなく、サクサクと最終決戦に近づいてはいくんですがどうにも単純作業のように進んでいくのであまり昂りません。
ここらでカーチェイスカモン!と思ってもしっかり運転をしてくれるだけなのでやはり微妙です。
正直オカンにすり寄るほどか?って思うくらいには毒親に近い気がし、それでも助けたいというミソンの行動は危なっかしかったですし、ドギョンの判断の方がここでは正しいんじゃないかなとも思いました。
それでもミソンはオカンを愛していたんだとは思うんですが、娘からサクッとお金を盗んでザマァする親は流石に嫌っすよ。
今作は冷酷なト社長よりも用心棒のブルの圧倒的な強さが最高でした。
がっしりした体格から繰り出される格闘の数々、何より容赦のない殺傷とエゲツなかったです。
ただ強すぎるがあまりにそんな攻撃当たる?といったバランスの崩れ具合が惜しく、もっと強強でもええのになとは思いました。
ト社長も冷酷な人間ではあるんですが、面白いくらい詰めが甘いので派手なやらかしをするんですが、一丁前に運があるのは土壇場を切り抜けられるパワーがあるのは面白かったです。
鍛えまくっている割には戦闘シーンが少ししかありませんでしたが笑
何人かの死に際が汚水・汚物に埋もれて死んでいくという沼なオチが発生するんですが、あれはセメント並みに固めてくるやつなんでしょうか?
最後までそこんとこがうまく咀嚼できずでもったいないなぁと感じてしまいました。
ラストのオチもなんだかスッキリせず…。
韓国映画ど真ん中でそこまで創意工夫が無いのも相まってうーんな感じの作品でした。
キャバ嬢突撃フルボッコぐらい突き抜けてくれたらもっと評価は変わったかもです。
鑑賞日 1/28
鑑賞時間 11:25〜13:30
美しきガールズバディは、傷だらけ、泥だらけになって一発大逆転を成し遂げるか!?
かつて韓流ブームを牽引した女優たちは、その美しさに確かな個性があったと思う。
最近は、本当に美しい人が多い韓国の女優たちなのだけれど、どこか似たような美しさに感じてしまうのは私だけだろうか。
…そんな思いを燻ぶらせつつ、ドラマ「夫婦の世界」でハン・ソヒを初めて見たとき、なんてキレイでスタイル抜群な人かと驚いたとともに、その美貌がとても個性的だと感じたのだった。
彼女はその後ラブ・ストーリー、クライム・アクションなど幅広いジャンルのドラマに主演し、映画は本作が2本目らしい。
昨年の『12月の君へ』を見逃したので、本作は是が非でも劇場で観なければならぬと思っていた。
花屋のオーナー店長になる準備を進めているNo.1ホステスのミソンを演じている。
W主演のチョン・ジョンソもやはりスレンダーで手足が長いスタイルの持ち主。本作ではそれほど目立ってはいないが。
イ・チャンドン監督作『バーニング 劇場版』にオーディションで選ばれたのが映画デビューらしいが、そこで国際的にも高い評価を得ている。ハリウッド進出も果たしてハードな役も経験しているのだ。
天才的なドライビングテクニックで白タク業をしながら時に裏社会の運び屋も請け負うドギョンを演じている。
韓国製クライムサスペンスへの信頼感は今さら言うまでもなく、本作もその期待に応えてくれている。
とにかくヤバい奴らがゾロゾロ登場し、ハードなバイオレンスが雪崩のように被さってくる。
ミソンもドギョンも、他にもチラホラ登場する美人たちも、容赦なくバイオレンスの餌食になるのが韓国サスペンスのエグいところであり、真骨頂でもある。
女ボディーガード(チョン・ヨンジュ)が一番ヤバい奴だと思って観ていたら、社長(キム・ソンチョル)が軽く超えてくるのだからエゲツない。
チョン・ヨンジュの漫画のような風貌には笑うしかないが、キム・ソンチョルのイッテしまった眼が怖い。
悪役が強力なら強力なほど、逆転のカタルシスは高まるというものだ。
ミソンはドギョンとは姉妹でもないのにドギョンの母親を「ママ」と呼んでいて、幼い頃は三人で暮らしていたようだ。
母親は実の娘ドギョンよりもミソンの方を可愛がっていたかのようだ。この疑似姉妹は母を慕う気持ちに違いがあり、互いに懐疑の視線を投げることがあった。
短いシークェンスだが、本筋のクライムサスペンスから離れて疑似家族の人間模様がここに示されている。
このママが界隈では伝説の女で、今は薬に溺れて堕落した状態なのだが、これまたブッ飛んでいるのだ。演じるキム・シンロクの豹変演技も見事で、凶悪女ボディーガードと冷血社長を相手に微塵も怯まない凄みをみせる。
さて、高級クラブやキャバレーは反社会的勢力と裏表だと世界共通で決まっているのか、そんな世界に身を置いているミソンとドギョンは、なけなしの資金を店の室長(※)に騙し取られ、その室長が自殺したことを知って大慌てだ。葬式の香典を略奪するなど、二人はなりふり構わず金を取り戻そうと必死になる。
そこで、小悪党が大悪党の裏金を奪おうとしている計画を知り、それを横取りすることを思いつく。
もう危険なことは明白だ!
それでも、彼女らは自分たちの未来のために無謀な計画を実行し、小悪党や大悪党を敵に回すことになる。
一部に分かりづらい箇所はあるものの、それは韓国映画あるあるだ。
ミソンとドギョンが危機一髪の大逆転を果たせるのかというサスペンスを、その危機状況を増幅させつつ、緊迫した演出で見せていく。
そして、いよいよ最終決戦に臨むその直前、ドギョンは母との絆を確認することになるという構成が実に見事だ。
ミソンとドギョンのガールズバディは、テルマとルイーズのように別の世界を求めてひた走って行くのだろう。
上手く逃げ延びて、平穏な生活にたどり着けることを祈るばかりだ。
※韓国の映画やドラマでよく聞く「室長」という役職がよく分からない。必ずしも「〇〇室」があるように思えないからだ。「チーム長」というのも、その組織が〇〇チームという名称ではないことが多い。「次長」になると、日本では部長の次席で課長の上席なのだが、ほとんどの場合そういう上下もいないように思う。
どれも雰囲気では理解するけれど、もっと分かりやすく訳せないものだろうか…。
裏の社会はどこも大変
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