仮面ライダーガヴ　ギルティ・パルフェのレビュー・感想・評価

今年360本目。

2022年8月「異動辞令は音楽隊」が良かった板橋駿谷さん。トレンディエンジェルのたかしさんも。芸人さん、知っている俳優さん出演されていて嬉しい。

本編・劇場版・Vシネ全て鑑賞。
実は子どものお守り優先のため、劇場版から見始めた。
その後、かなり高評価であることを知り、急ぎ本編→Vシネを見ることに。

今更で恐縮だが、ガブは昭和ライダーにあった
「改造人間」「復讐」「一般人が犠牲になる」がテーマの一部となっている。
Vシネは「改造人間の苦しさ」「恩讐の超克」が特に重い。

Vシネでは、本編唯一未解決となったリゼルが
かなりかわいそうな扱いをされている。
が、本編の悪行を考えると因果応報という感もする。
ライダーを痛めつけたイジークも、もともと父親をジャルダック一家に奪われたわけで…。

そんな中、ストマック一家に家族を奪われたライダーの一人、
絆斗ィの言葉がVシネでも重い。
このVシネは絆斗ィが主役かなと個人的に思っている。

世界では憎しみの連鎖による戦争が続いているが、
ガブはそれを残酷に表現しているのではないかとさえ思う。
家族を奪われた方は絶対に相手を許さないだろう。
（リゼルもそう言っている。）
そして人は周囲を巻き込んだ戦争を続けていく。
しかし、世界は綺麗事ではすまないからこそ、幸果さんのような人間が
人類の希望になるかもしれない…。

当初「お菓子で幸せ」って聞いた時、「なんじゃそれ？」と思ったが、
こんなに本編・映画・Vシネとも感動したライダーは初めて。
改めて、製作者のみなさんに感謝したいと思います！

大体良かった点は皆さん書かれているので、重複する為、割愛します。

前の劇場版が盛り上がりすぎたので、かなりの期待値で観に行ってしまい、比べるとこの点数になってしまいました。
まず、敵が弱い。ビジュアルも戦う目的も、能力も、何か全体的に地味で、劇場版のボスとしては魅力が無さすぎました。手に持っている熊手みたいなのを振り回すか、撒き散らす電撃でしか攻撃しないので、迫力に欠けていました。
リゼルの演技もちょっと気になりました。序盤の台詞はさすがに撮り直したらいいのにと感じる程、違和感がありました。途中からは感じませんでしたが、メインキャストがみんな演技が上手いので、ちょっと浮いてしまっていました。
あとは、ヴァレンの新フォームのデザインはいいんですが、戦い方が肉弾戦がほとんどで、派手な画が無いのが残念でした。元々そういう戦い方ばかりではありますが、新フォームなのに攻撃力と防御力が上がっただけのように感じてしまい、勿体無く思いました。

当たり前ですが、ちょっとガヴが話題だから、チラッと見たことがあるからと観に行くと、あまり楽しめないと思います。ガヴのキャストやアクションをもう一度見たい、ストーリーは把握しているという方なら楽しめる作品だと思います。

最後に、あまり直接関係はありませんが、パンフレットはスカスカで値段の割にはあっていないので、わざわざ買わなくても良かったかなと個人的には思いました。

結局フラッペとオーバーマスターがカッコよかった。
パルフェモードならではのアクションがあまり感じられなくて進化した意味ある？って感じてしまった。
相変わらず語気が強いショウマ好き。
ちゃんと後日談エピソードはしてた。
ラキアは演出的にも感動の再会！って程ではなくおまけ程度だったからまだ溜めといても良かった気がする。そんな頻繁に再会してほしくない。
絆斗は最後薬を飲みつつみたいな強引な理由づけするんだったら摘出して最後の変身ですみたいにした方が良かった気がする。
ガヴロスを埋めてくれる作品の雰囲気はあって良かった。

テレビシリーズから続く、最高の後日談だった。

元々テレビシリーズから、ポップで包んだ地獄の物語だったんだけど、今回もそれは健在。そして、テレビシリーズの先、綺麗事では終われない物語を描いている。

とは言え、予想はしていた。テレビの時点で、生き残ったリゼルと関わった絆斗の話をVシネでやるんだろうな、とは思っていた。
しかし、ここまで完璧に、残された問題を回収して、そして、多くの新キャラをキチンと捌いて、そして、何よりも、「これぞ仮面ライダー！」という物語を見せてくれた！

本編の主役ショウマとはぐれグラニュート・ラキアの物語はテレビで完結している。その為、久しぶりの「改造人間」と「復讐鬼」としてのライダー譚を見せてくれた絆斗の物語を完結に導く彼の導き出す答えこそが「仮面ライダー」そのもの！

1年間と映画2本、久しぶりに堪能させて貰えた仮面ライダーだった！

#仮面ライダー
#ガヴ

最高の後日談だった。絆人の決意や成長が丁寧に描かれており、とても面白いストーリーだった。

ガヴのVシネという事で、劇場版のクオリティがハイレベルだったというのもあって楽しみにしながら鑑賞。
特典はビジュアルシールでした。

TVシリーズでは回収されなかった部分の回収をしつつ、60分という短い時間にグッと詰め込んだガヴらしい1本に仕上がっていました。

今作では絆斗のグラニュート器官が暴走して死に繋がるかもしれない展開と、闇菓子を再び流行らせようとするグラニュート達の闘いを描いており、コンパクトではありますが見やすい作りになっていて良かったです。

絆斗の闘いやライダーに対するスタンスがカッコいいですし、狩藤先生のめっちゃいい人なん感じも素晴らしく、うましょうは変わらずポップですし、幸果さんはMVPばりの大活躍でさすが社長ですし、リゼルの年頃の女の子な感じは愛おしかったです。
60万円するダイヤをスパッと払ってしまう幸果さんには頭が上がりません。

前作の劇場版でも思いましたが、助っ人参戦のシーンがバチクソカッコいいのがガヴの特徴で、前作ではグラニュートの兄様達に痺れましたが、今作では颯爽と現れたラキアが決まりすぎていて痺れました。
しかも幸果さんが爆速で呼びに行って連れてきたんですから連携プレーがお見事すぎました。

戦闘シーンもバチバチにカッコよく、アクションはもちろんのこと、ド派手なアングルでCG含め駆け回ってくれるのでライド感が凄まじく楽しいです。
変身バンクも余すことなく見せてくれますし、マントをトラップに使っちゃう贅沢仕様なところも好みでした。

描かれた場面は僅かですが、グラニュート達を調理して美味しく料理してしまうカニバリズム的な奴が出てきたのはこのシリーズの闇の部分が出ていて良かったと思います。
しかも解体して切り刻もうとか部位を思うまま食べ尽くそうとかではなく、美味しく調理しようという中々にイカれた考えでしたし、グラニュートの唐揚げとは？となって想像力が膨らみました。
包丁なんか思いっきり解体ようですからね笑

ガヴは掘れば掘るほど面白くなっていく作品なので、今後も縁があればたくさん生まれてくれればな〜と思いました。

鑑賞日 11/30
鑑賞時間 13:35〜14:45

期待以上の完成度で大満足でした。
後日譚として文句無し、納得のストーリー。劇場公開中にあと一度は観たいです。

新作が見られるだけでありがたい。

チョコレートの最終フォームの力不足感を今回で補完できているし、復讐は復讐を有無ところにフォーカスして綺麗に終わって爽快！

先生とその看護師がなかなか良いキャラだった

ライダー3人が魅力的なのは、間違いないが幸果さんのかっこよさ、スタイルの良さ、気前の良さ、最強の女社長だった。濃いキャラたくさん出てるのに話もまとまってよかった。

実はR18レベルのホラー要素をぶち込んでいるのは、夏映画の時と同じ。
話のオチとしては、ガヴらしくあり、VCINEXTらしくは無いか。
グラニュート側のイジークに関しては、ショウマ達はお人好しなだけで、全く義は無いんだよね。ググナに関わったのが不運なだけ。

2025年劇場鑑賞333本目。
エンドロール後映像無し。

ブラムのパラレルワールドを描いた作品が出ると聞いて、それだと思って観ていたのですが、一向にラキアが出てこなくて、これどっちかというと絆斗が主人公じゃね？と思っていたらブラムの方は東映特撮ファンクラブの方の作品でした。

最終回で人間界とグラニュート界を繋ぐ扉を全部壊したので、人間界に取り残された大勢のグラニュート、そして戦う必要のなくなった絆斗はどうなったんだろう、という疑問を色々解消してくれた、後日譚としては完璧な作品でした。まぁ闇菓子に手を出そうとしたグラニュートにちょっと甘い気もしましたが。チャンスあったらまたやるでこいつ。ゼッツにイマイチハマれない自分としては、テレビシリーズそのままの雰囲気（テレビシリーズがもともとVシネがもつ暗い雰囲気だったのもありますが）でやっぱガヴおもしれぇよなぁと再確認しました。やっぱり魅力的なキャラクターが大事ですよね。ゼッツでそういう人いないんだよなぁ。主人公は英語ばっかしゃべるし、バイクのロボはベルトさんとかぶるし。

ガヴらしさがあって良かった

ハントがメインだったが、ショウマ、ラキアの存在も強く幸果がリゼルのために走り回る姿に感無量です！やはり、ガヴチームはチームワークが最高のライダーチームです！ライダー映画では、また最高な傑作が誕生した。新キャラクターも輝いています！