ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行のレビュー・感想・評価
全99件中、21~40件目を表示
洋画好きなら良いと思う
内容が気になって、初めて劇場で洋画を観ました。洋画をちゃんと見るのが初めてということもあり、ストーリーを理解するのに苦戦しました笑 設定は悪くないです、でも映画としては満足感に欠ける脚本でした。私には洋画が合わないのかもしれません。。洋画好きの方で内容に興味を持った方なら少しは楽しめると思います。
今年最後の映画旅行
【所感】
タイトルが内容を言い表している映画ですね。
タイムトラベルものが大好きなので、楽しみにして観ました。本当は今年の劇場映画鑑賞は、ジャッキー・チェンの「シャドウズ・エッジ」で締めくくろうと思っていましたが(十分に値します。)、今作は年を越すと公開終了になりそうなので、年内に観に行きました。
結果として、観に行って大変よかったです。冒頭の雨の場面の映像センスがよく、そこから怪しいレンタカー屋に行くくだりから、レンタカーに乗って友人の結婚式に行くのまででつかみはOKでした。
友人の結婚式で出会ったサラ(マーゴット・ロビー)と一緒に、時空旅行をすることになります。時空旅行には、あるアイテムが使われるのですが、なぜそれで時空旅行できるのかいっさい説明がない点が、「考えるな、感じろ」的で逆に好感が持てました。
時空旅行で2人の過去のトラウマが明らかになります。その辺りから私の涙腺は緩みっぱなしで、最後まで涙でした。
今作の雰囲気は、何か1950年から60年代のハリウッドロマンテックもののような、なつかしさも感じました。
時空旅行で行く過去の場面の映像はそれぞれ美しく、作品世界に浸れます。また、音楽もノスタルジック&メランコリックで、音楽にも浸れる作品だなと思ってあとで確認したら、音楽担当は久石譲さんでした。
私的にはツボにはまった映画ですが、時空旅行ができる理由を説明されないことに乗れない方は、単なるご都合主義の恋愛映画と感じるかもしれません。そして、音楽も映像も気持ちいいので、眠気を誘うかもしれません。一緒に観に行ったカミさんは途中で眠ってしまったそうです。
主演の2人はミスキャストだという映画評も読みましたが、2人とも誠実な演技をしています。特にマーゴット・ロビーはいつものヤンチャ系演技ではなく泣かせる演技もあり、そんな演技もできるのかと見直しました。コリン・ファレルの無精髭は剃ってほしかったかな。途中から気にならなくなりますが。
過去のトラウマである「人生で一番やり直したい日」が、2人の現在につながる展開は見事で、今年の劇場映画鑑賞が、この作品で終わってよかったと思います。
※監督はドラえもんのファンかもしれません。
※白髪の老人が出ていて誰かなと思っていたら、オスカー俳優のケビン・クラインでびっくり。
時空旅行となるか睡眠旅行となるかはあなた次第です。
彼らの過去を振り返っていく中で自分自身の過去について考えるきっかけになった。
過去はいつも優しく寄り添ってくれる
生きている限り、誰か愛する人との辛い別れは必ずある。
そこから逃げるために孤独を選択している
二人の過去を巡る旅の物語。
現代を良くするために過去をかき回して変える系の話ではなく、
過去に触れる、再体験するぐらいで、その匙加減がすごくいい。
過去に対してはドアという明確な境界が設定されているが、
実はそのパラレルワールドも日常の延長線上の隣近くにあるというのを
現実世界の様々なちょっと不思議な映像で暗示しているのもいい。
さらっと自身の半生をレビューするセリフを
日常的な風景の中で、シンプルな言葉で実感を込めて語る。
日本人だとリアリティがないが、本当に会話が素敵。
見るのに”リスクをとる”必要のない誠実な心温まる映画。
「作為」が空転する現実味のない時空旅行
本作は、特定の結末を導き出すために強引な理屈を並べ立てた、まさに「ためにするラブストーリー」の典型です。
象徴的なのは、あまりに過剰な天候と「接待」の連発。冒頭の異常な天気雨に始まり、物語の都合に合わせて止んでは降り、終盤には降る直前に傘を差し出す人物まで現れる。さらに、行き先に迷えば鹿が激突して車が炎上し、すぐ近くに「専用ホテル」が控えている展開に至っては、もはや「運命」という言葉を借りた脚本家のサボりです。こうした「わざとらしさ」を露悪的に提示し、コメディ的に開き直っている節もありますが、それが物語の実りには全く着地していません。
前作『アフター・ヤン』でも感じましたが、この監督は「設定と結末」の設計図を完成させることに執着しすぎるのでしょう。名優二人に「脚本家の操り人形」を演じさせ、映像美という名の詭弁で欺瞞を塗り潰そうとする姿勢には、観客の知性を軽んじているような不遜ささえ覚えます。映像的な興趣はあっても、生きた人間の呼吸が感じられない。作為に満ちた奇跡を並べ立てただけの、今年ワースト級の空疎な一作でした。
優しく、心地良いファンタジー
地味な公開規模で危うく見逃すところだったが、マーゴット・ロビーの名前に気付いて観賞。
【物語】
デヴィット(コリン・ファレル)は友人の結婚式に向かうために乗ろうとした自分の車は駐車禁止で車輪がロックされていた。時間が無く焦る中、目に入ったレンタカー店へ。中に入ると普通のレンタカー屋とは異なる奇妙な店だった。そしてなぜか執拗にオプションのカーナビを勧められ、違和感を持ちつつも逆らわずにカーナビを付けて結婚式に向かう。
結婚式で、出席していたサラ(マーゴット・ロビー)に興味を持ち、少し会話を交わすが、それ以上の発展は無く会場を後にする。帰り道にカーナビが勝手にしゃべりだし、Bold beautiful journeyに行かないかと誘われる。カーナビの指示どおりにハンバーガーショップに向かうと、その店にはサラが居ることに気付く。どうやらサラもまたカーナビの指示でこの店に来たらしい。
二人はその後もカーナビの案内に従ってレンタカーを運転して行くと、いくつもの奇妙なドアへたどり着く。そのドアをくぐると、そこは人生で後悔が残っている場所と時間だった。
【感想】
完全なファンタジーである。しかもかなり強引な。
下手すれば、ひどく陳腐な作品になってしまうリスクを秘めた企画だったはずだが、本作は観て後悔は無かった。
過去の嫌いな自分、深い後悔。それが今の自分の重しになっている出来事。その瞬間を再訪する。 でも、決して上手くやり直せるということでもないのだが、向き合うことで今の自分を許す気持ちになれる。そして少しだけ前向きにな自分に変われる、そんな作品だ。 優しく、心地よい作品だった。俺はこういう作品、好きだ。
そして、目あてのマーゴット・ロビーとコリンファレルが良かった。役者がへぼなら成り立たない作品だけど、2人は素敵だった。
タイムスリップ物としては新しさを感じた
「アフター・ヤン」のコゴナダ監督の長編3作目。前作が良かったので、時空旅行をするラブストーリーというかなりエンタメイメージの作品なのが不安でありながらも鑑賞。
風景の中に唐突にある扉の向こうに未知の世界が存在するというシチュエーションは日本のアニメーションの「ドラえもん」や「ハウルの動く城」「すずめの戸締り」などで幾度も描かれてきた。コゴナダ監督は日本のアニメーションを敬愛していることを公言しているし、今作のイメージはアニメーションだとも言っている。ある意味定番の時空チェンジの仕掛けだがその先の描き方はコゴナダ監督らしい新しい表現があった。
独り者のデヴィッド(コリン・ファレル)は友人の結婚式に出席するために車で向かおうとするが駐車禁止でタイヤがロックされてしまっていた。急いでいたので近くに貼ってあったチラシのレンタカー会社で車を借りようとすると、受付がなぜか芝居のオーディション会場のようでおかしな質問をされた上に今や必要ないカーナビも無理やりオプションでつけられる。
そのレンタカーでやってきた友人の結婚式でやはり独り身の女性サラ(マーゴット・ロビー)と出会う。どうやらサラも同じレンタカー会社の車で来たようだ。
後日このレンタカーで帰ろうとするとカーナビがやたらと個人的な指示をしてくる。その指示に従いハンバーガー屋(バーガーキング)に立ち寄ると偶然サラに会う。この偶然もお互いのカーナビが仕組んだようで、指示に従い1台の車に乗り奇妙な時空の旅に出かける・・
カーナビに案内される扉の向こうは2人それぞれの過去の思い出の場所や人生の節目の場所だ。通常こうした時空旅では過去の自分を傍観したり、未来を知っている本人に転移したりするのだが、この作品ではそのままの姿で居合わせたり、姿形が違うのに相手は全く普通に接したりする。(観ていないと何を言っているかわからないと思うが)この表現は時空旅系では今まであまりなかった表現でコゴナダ監督らしさを感じた。
過去のシーンでのミュージカル演出や炎上した車をすぐに直してしまうこと、突然何もない空間での2人芝居シーン、そしてレンタカーを借りるときの演劇オーディションなどからもこの時空の旅が改めて自分と向き合う「芝居」として描かれているのではないか。
コゴナダ監督はあるはずのないタイムスリップを成立させるための手法として映画と舞台の中間的手法のファンタジーとして表現した。
ただ、そうした新しい手法で表現した割にはラストは定番ラブストーリーのようになってしまったところは残念。
前作では坂本龍一を音楽で起用したが、今作では日本のアニメーション音楽の大家、久石譲がハリウッド作品では初めて音楽を担当した。どことなくジブリ作品を連想するファンタジックな音楽で必聴。
我々はすでに知っている
恋愛下手の大人のラブストーリー
大人の男女が「どこでもドア」を巡るロードムービー。久しぶりに観た、いい感じの大人の恋愛映画だった。
結婚式で偶然出会う男と女が、帰り道におかしなレンタカーに導かれて、一緒にドライブする。
車中の会話から2人とも独身で恋愛下手なのがわかる。
男は親に特別な存在と大切に扱われ、自己肯定感が高く、恋愛で傷つくことに臆病。女は不幸せな家庭に育ち、自己肯定感が低く、男の愛情に疑念を抱く。
この最も相性が悪そうな男女が思い出の「どこでもドア」を開けて、徐々に自分の気持ちと向き合い、お互いの愛情を受け入れる過程が見事だった。
恋に落ちるときはお互いの魅力で惹かれ合うけど、本当に大切にしたい相手なら、家族のことやどんな恋愛をしてきたか理解したいと思う気持ちになる。
さりげなく流れる音楽も楽しい。結婚式のパーティーでアイズレーブラザーズの「シャウト」が流れる。ファイナルデッドブラッドでタワーの床が抜ける曲。
渋いとこでスタンダードジャズの「But Beautiful」。愛はおかしい、悲しい、でも素晴らしい。いいとこで流れてちょっと泣けた。
不思議な映画であることは間違いない
「今の自分」を肯定するための過去
小津安二郎監督を深く敬愛しているコゴナダ監督。
前作『アフター・ヤン』がとてもよかったので、期待大でしたが満足でした。
小津流の正面ショットは健在で、その場の空気感や、表情そのものが持つ「力」を際立たせている。
デビット演じるコリン・ファレルとサラ演じるマーゴット・ロビーの複雑な感情の機微をとても上手く演じられており、久しくないロマンチックな気分を心底味わえました。
特にマーゴット・ロビーは素晴らしい女優さんと思いました。
過去への壮大な旅を続ける中で、お互いの黒いところを見せあいながら、心の距離をつめていく様子が丁寧に描かれている。
思秋期を過ぎると人は自分の黒いところを隠すため、演技するようになる。黒いところ含め、共有できる相手との出会いで、はじめて心が満たされ、幸福になれるのだと思う。
不思議なカーナビは無意識にある真の自分の声だと感じました。
⭐︎3.6 / 5.0
美しく優しいラブストーリー
ドラえもん…?
気になっていた過去をもう一度やり直す事で、また新しい出会いと人生が始まるのね。
「今の生活に満足すること。幸せを求めたら、キリが無い」だったかな?
サラのお母さんの言葉は、胸に響いたな。
でも、あの過去に戻れるステキなドア。
ドラえもんを思い出したのは、私だけ…?
今夜地球の見える丘に
破局寸前とかでやりそうな話を出会ったばかりの2人で…やはり距離の詰め方が理解できない。
しかし意外とコミカルで楽しかった。
冒頭、露骨な貼り紙でまず笑う。
面倒なドア、オーディション会場のような内部、覚えのない写真、意図不明な質問、2台の車…
もうあからさまに“そういうやつ”じゃないか。
式場での微妙な空気と噛み合わない会話から、一晩明けてビューティフルジャーニーへ。
いくらなんでも怪しいナビに従いすぎだろ。
何気ない思い出を経て、高校の演劇あたりからよく分からなくなる。
元々の台本を知らないし、当時の関係性も不明、相手の一言一句覚えてるのも不自然。
以降はドアすら潜らなくなり、法則性のようなものも失われてしまう。
いくつかの過去と向き合うが、彼らが心変わりするほどの出来事には見えなかったり。
相手の過去を見てもう1人が声を掛けて、なら距離も詰まるし納得できそうなんだけど…
最後の方は別行動しちゃうんだよなぁ。
それらから共感や感情移入が出来ないのは残念。
でもBGM含めて感情の動きは分かり易かったし、色彩や構図などは綺麗で飽きはこない。
ユーモアのセンスもよく、「40」「4年後じゃなく今日殺してやる」のテンポのよさなどは大好き。
もっとシンプルな筋書きなら名作になりそうなのに。
ただ、デヴィッドの煙草のポイ捨てだけは不快。
全99件中、21~40件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。











