「坂本龍一さんは死んでも、その音楽は続いていく。」Ryuichi Sakamoto: Diaries にっくさんの映画レビュー(感想・評価)
坂本龍一さんは死んでも、その音楽は続いていく。
坂本龍一さんの、進行がん告知から天に召されるまでの3年半を貴重映像とともに振り返る。
giftedという言葉そのものの人物、坂本龍一。
でもgiftedにも容赦なく死の影が迫る。
医療的な決断を、できるだけ音楽が創れるように組み替えていく。
その姿は強烈だ。
東北大地震をきっかけにできた、TYO(東北ユースオーケストラ)の指揮も告知後も続けるが、さすがに死ぬ数日前のコンサートは、スマホ配信で、でもスマホ配信で一緒に歌っていたし、音を心底楽しんでいた。
そして意識不明になっても、指がピアノを弾いているかのように動いていた。
「人生は短く、芸術は続いていく」
言葉通り、坂本龍一の生命の火は消えてしまったが
彼が見つけた音楽は人類の遺産として、永く続いていくに違いない。
すごく濃密な画像だった。
最後、坂本龍一さんが撮影した色んな満月の写真が出てきて、
自分も、月や雲や太陽をもっと見ていこうと思った。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
