「ブルズア~~イ(大当たり)どころか大コケしたらしいんだよ・・・」デアデビル 幸ぴこリンさんの映画レビュー(感想・評価)
ブルズア~~イ(大当たり)どころか大コケしたらしいんだよ・・・
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昼は盲目の敏腕弁護士、夜は手段を選ばず正義を全うするヒーロー。
というキャッチコピーを見ると、最近ヒットした『ザ・コンサルタント』のアメコミ版のように聞こえるが、本作は思いきりコケたというギャップ・・・。
一言でいえば、マッド・マードックにはマーベルヒーローらしからぬ気持ち悪さがあった。
好みの女性に名前を聞く為にしつこくアプローチ、しかも取っ組み合い。彼女の父の葬式では「ボクんとこ来なよ、お願いだよ~」と何とも言い難い情けなさ。
ショックな事があったからと、無実を信じると言いきった依頼人の裁判をブッチ。同僚に代理で押し付け。しかも資料は点字。オイオイ。
しかしながら、このネットリとした鬱陶しい主人公には、中二病を患ったとしか思えないブルズ・アイという敵が非常にマリアージュ。
演技で感情を出そうと努力するもわざとらしさしか見えないベン・アフレックには、演技する気もないでしょと思わせる学芸会レベルのコリン・ファレルでバランスが取れているというものよ。ゲイリー・オールドマンのパクリっぽいイカレ演技にはイラつくが。
これで映画中盤に死んだように見えたエレクトラが実は生きていてラストにはハッピーエンド☆というオチが待っていたら、CGヌルヌルの壁に磁石ついて滑ってる風アクションシーン、俳優たちの演技力の無さ、ベッタベタなムリくりハッピーエンドという役満が揃っていたのであくまでダークな展開が守られていた点には有難みすら感じてしまいましたとさ。
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