「けっこうよかった」ダンサー・イン・ザ・ダーク 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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ビョークが髪の毛ぼさぼさでメガネ女子でかわいい。近くにいたらドジっ子でだんだんイライラしそうだ。しかし髪の毛がぼさぼさなところがうちのドライヤーとブラシをしない娘に似ていてかわいい。話し言葉が素敵な歌になるような才能が描かれる。
シングルマザーで息子が、これまた貧相で心配になる。せめて勉強くらいできないとまずい。
一番悪いのが実は大家の浪費家の奥さんだ。足るを知らないタイプで、人がよくて気前もいい。だけど旦那さんにしてみたらたまったものではない。僕のおばさんもそんなタイプで、旦那さんに死なれてほぼ破産状態になって今はひっそりと暮らしている。
2階でお金を返す返さないでもめて「殺してくれ」と言われて、どんどんひどいことになる。底なし沼に沈んでいくようだ。
死刑で首を吊って終わる。ひどいラストだ。途中でミュージカルの監督に「こんなことをしても意味がない」と本意ではなく思ってもいないひどい言葉をぶつけるのもつらい。
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