「ただただ長く暗いだけの映画だった。 悲劇としてここまで評価される理...」ダンサー・イン・ザ・ダーク 鯖の味噌煮マンさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ長く暗いだけの映画だった。 悲劇としてここまで評価される理...
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ただただ長く暗いだけの映画だった。
悲劇としてここまで評価される理由は理解できるが、自分の中ではあまり腑に落ちない。
主人公セルマだが、どう考えても他にやりようがあったと思える。どの展開にも救いの手はあったはずである。これは、セルマには病気のことや、息子の手術代を貯金しているという、話すことのできない秘密があったことを理解した上で、である。
救いのない物語では無かったと思える。どうしようもなく救いのない悲劇であったとは、私は思えない。
セルマの周りには頼ることのできる友人がいたはずである。
また、物語の描き方として、周りの友人達の描写、セルマの心情を中の描写とするなら、外の描写があまりなかったことが、わかりにくさを出しているように感じた。
基本、セルマしか映さないカメラだが、セルマの選択、行動に対して周りはどう動くのかは映す必要がないと監督は判断したのかな。
それにしても、あまり、セルマの描写も不十分だったように感じる。
ミュージカルのシーンはとても良かったが、
ミュージカル以外での描写も欲しかった。
全体的に暗いだけで、特徴的なシーンはミュージカルの部分だけ。盛り上がる映画では無いにしろ、オチに惹きつけるための、一つグッと盛り上がるような、感情の爆発した描写が欲しかった。
ただただ暗いだけで、退屈な映画だった。
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