「ミュージカルに恐ろしい事は起きないわ」ダンサー・イン・ザ・ダーク 基地害さんの映画レビュー(感想・評価)
ミュージカルに恐ろしい事は起きないわ
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この映画、何故ミュージカルを取り入れたのか。何故カトリーヌ・ドヌーヴが出ているのか。
それは、ミュージカルが持つ大団円的なエンディングに対する強烈なアンチテーゼの為だろう。
大団円!皆んなハッピーでアガる!の対極。
カタルシスを一切排した、あまりにも暗すぎる結末。
トリアーはミュージカルの手法を用いて、皆をダウナーな感じにしてやろうという意地の悪い考え(褒めてます)がある様に思う。
この映画を観て不快だと思ったり、怒ったりするのは、トリアーからしてみれば、実に良い観客なのではなかろうか?
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