特別編集版 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ウルズハント 小さな挑戦者の軌跡のレビュー・感想・評価
全49件中、1~20件目を表示
ユニコーンの焼き直しか?
前情報なしで見てきたんでなんかよくわからんキャラとガンダム。やっぱり一体ずつ止め絵と名乗りは必要。
主人公の喋りが不自然というか浮いてる。下手、かな。
結局のところこれって総集編なんだけど、話終わってない上に、この後のギャラルホルンの顛末とか知ってるからどうにも茶番っぽい。コイツがラスタルエリオンブッ転がしてくれないかな
カットシーン寄せ集め?
製作は決して悪くないが、アプリゲームのカットアニメシーンだけで銀幕で総編集を出るのさすがに無理があると感じた。
中途半端だし編集が分かりにくい。登場人物の関係性も話の背景も説明が足りなく、場面が急に変わるし知らない人が急に登場する。金星のための話だと思ったら、途中から急に知らない女のために命を張って戦う話になってて、え?になっちゃった。いつからそんな関係性になったか、話が飛ばしすぎて全然人物に感情移入できなかった。主人公ずっと三日月の息子だと思ったけど、カットシーンの時系列がちょっと変だから、結局どういう人物さえ分からないまま終わった。
本当に楽しみにしてたので、とても残念でした。劇場出すならせめて最後まで全部一本のアニメとして作ってほしかった。終わった後、「幕間の楔」があるの救いでした。
積み重ねた想いがある物語は、短くても心を揺さぶる
鉄血を終わらせかねない興行
ウルズハントはゲームもやっておらず、事前知識を入れないで鑑賞しました。
率直に言ってちょっとこれは鉄血のオルフェンズのテレビシリーズからのファンを突き放すような、非常に残念な企画だと思います。
殆ど新規映像が無いダイジェストということもあり、扱いが雑過ぎる。
これを10周年という節目に適当に誂える企業姿勢が残念でなりません。
申し訳程度にテレビシリーズのキャラクターがちょっとだけ出演しますが、それ以外はテレビシリーズで得られたような深く感情に突き刺さるような内容ではありませんでした。
ダイジェストの隙間を埋めるように連続性を持たせるような繋ぎの部分が無く、何より脚本が本当に薄いというか何を見せられているんだと睡魔との戦いでした。
メインのキャストさんが色々言われていますが、それが問題の本質じゃないと思います。
一番腹が立ったのは、テレビシリーズでは(身体の負担が余りにも高過ぎるためにオルガからバルバトスで出ることを止められていた)三日月が自身の身体を犠牲にしてバルバトスの戦闘力を極限まで引き出し激烈な死闘の末制圧したMAという存在を、阿頼耶識システムもなしに簡単に「やっつけて」しまうウルズハントの陳腐な展開です。
時系列的には1期と2期の間という事でハシュマル戦の前ではありますが、これでは三日月の死闘の重み、阿頼耶識システムを介してバルバトスと命のやり取りをするような恐怖や狂気、それを厭わずオルガや仲間の為ならいつだって即断できるという三日月の精神性・キャラクターを破壊してしまう。
テレビシリーズで積み上げた設定やストーリー、キャラクターを凄く軽視していると憤りを覚えました。
直接の関りは無くても、同じ世界で起こっている出来事として間接的に影響を及ぼすという事を監督は無自覚なのでしょうか。
しかもこの安直な予定調和ハッピーエンドのようなテンプレ展開。ウルズハントとしてもきちんと結末を描いていない。
新しいガンダムフレーム出しておけば満足する?とにかくできるだけ低予算で企画を上げてファンから金を巻き上げようという浅ましさを強く感じました。
これなら今ガンダムチャンネルで配信されている第1期のダイジェスト+幕間の楔(+できれば第2期ダイジェストも)の組み合わせで劇場版にした方が全然良いです。
公開2週目というのに、劇場内は私も含め片手で足りる人数でした。
幕間の楔はとても良かったです。それだけに本当に悔しいというか。
新規で見た人も、テレビシリーズからのファンもどちらも満足できない出来だったと思います。
こんなにコケさせたら今後鉄血全く盛り上がらなくなってしまうし、ひょっとしてこの作品で終わってしまうんじゃないかと。
ウルズハントみたいな話はもう十分です。こういう安直なシナリオならもう二度と見ません。
外伝的な広がりを想像できる余地が沢山ある鉄血の世界観が逆に狭まってしまったと思う。
鉄血のオルフェンズは大好きな作品なので、ちょっと厳しめな評価になってしまいました。
応援の為に行きましたがリピートは無いですね。
Raise your flag
鉄血のオルフェンズがもう10年前なのかという事実に震えながらも鑑賞。
ウルズハントの方はゲームをやってなかったのでミリしらでの鑑賞です。
ウルフズハントはどうしても総集編でザックリと進められるのでかなり置いてけぼりにされてしまい、流石に60分強でまとめるのは無理があったんじゃないかなーと思いました。
しっかり全話見れば面白さが分かるのかなーと思いつつも断片的なものでは流石に全てを汲み取るのは難しかったです。
幕間の禊は短編ながら鉄華団のメンバーの戦闘描写や各々の信頼関係が見えるものに仕上がっており、オルガ含め面々の成長が感じられじわっと心が温まること温まること。
ここから大変な道へ進んでいくことを知っていながらも、この日常が続けば良いのになと思ってしまう自分がいました。
流石にサービスデー効かずの2000円均一はちょっと強欲すぎひんか?とは思いましたが、供給が途絶えるよりかはいいのかな…なんて思ったり。
鑑賞日 11/11
鑑賞時間 16:25〜17:55
キャラデザさえ変更したら嫌いじゃなかった
オルフェンズGというアプリゲームでの続編発表があった当時、ウルズハントとやらの主人公がまるでミカとアトラの息子の話なのかな?と思わせるキャラデザインだったために、似てそうなのにまったくの無関係ですとのことで、変に肩透かしをくらってみんなガッツリ冷め萎えたイメージ
そのせいもあってゲームアプリへの誘導がうまくいかなかったイメージ
同じ時間軸のあの鉄火団のいる宇宙のまた別のお話ですと、全然違うキャラデザでやってくれたらそれはそれと見れただろうに勿体なかった
ゲームはやっていないですが、今回の映画館上映でダイジェストな内容みたら、これはこれで悪くなさそうだったのでちゃんとやるならやるで変にあの鉄火団の続編なのかな?という誤解の出る発表の仕方しなければよかったのに
あとオルフェンズは他にもガンダムエースでのコミカライズ外伝の月鋼があったり、あの時間軸でいろいろやりたかったのはわかるが、その誘導があまりにもヘタクソだった
私はあのオルフェンズの世界観の時間軸嫌いじゃないので、誘導失敗に残念です
ウルズハントのキャラデザがミカとアトラぽくなければもっとおもしろく感じたと思います
TVシリーズのオルフェンズのスピンオフで無関係だけどスピンオフってどういうこと??という説明不足ですよね
TVシリーズのギャラルホルンあの仮面の男やクジャン家のイオクがチラッといたりカチュアさんがイシュー家と関係あったり、無関係だけどちゃんと関係あるのが今回の上映で知って、それならそうと言ってよー!と勿体なかったです
火星の鉄火団がドタバタしていた時、別の場所での金星での別のお話
設定は嫌いじゃなかった
10周年記念サービス映像?
TVシリーズ 鉄血のオルフェンズ視聴済み、鉄血のオルフェンズGは未体験。
久しぶりにモビルスーツ同士のごりごりバトルを楽しみに見てきました。
総集編なのか話の展開が速くいつの間にかモビルスーツのバトルが始まっている事が頻発。
キャラクターも多数登場のため、訳が分からず主人公たちに感情移入できないまま、物語が終了。
楽しみにしていたごりごりバトルも操縦しているキャラクターに感情移入できず不完全燃焼。
アニメーション自体も驚くほどの映像表現もなく。。。。
この作品は、一つの作品としてではなく10周年記念のファン向けサービス映像と思って見に行くのがよいかもしれません。
というよりそのような目的で制作されていると思うと納得できるのですが、ファンは納得しないと思います。。。
新作短編「幕間の楔」は、TVシリーズのファンであれば十分楽しめると思います。時間は短いですが。
映像が凄いだけにもったいない
映画として成立していない総集編
ガンダムが好きで、久しぶりの新作映画ということで期待して鑑賞しました。
『鉄血のオルフェンズ』はTVシリーズを全話視聴済みですが、
本作の元となる作品は未視聴です。
ところが、観てまず驚いたのは、「映画になっていない」という点でした。
例えるなら、「機動戦士ガンダム」TVシリーズ43話をそれぞれ30秒ずつ、
切り取って並べたような構成です。
物語としての起承転結や感情の波がほとんどなく、
ただ出来事を時系列に並べただけの印象を受けました。
最近の総集編映画では、登場人物の出会いや転機となる場面に時間を割き、
物語の流れに強弱をつけて再構成する工夫が見られます。
しかし本作にはそうした編集の妙が感じられず、全体的に淡々と進行するのみでした。
これを観て「面白い」と感じる人は、正直少ないのではないでしょうか。
しかも鑑賞料金が特別価格の2,000円というのも疑問が残ります。
さらに、最近はあまりこういう映画がなかったのですが、
主人公の声優が棒読みで、物語に水を差します。
ここでいつも思うのですが、この棒読みの声優は、
少しでも練習してよりよくしようとは思わないのでしょうか?
あまりに退屈だったため、鑑賞中に「なぜこの作品を作ったのか」を、
考えてしまいました。
1.映画部門の売上を年度計画上で上乗せして調整する必要があった
2.制作費を抑えつつ形になる企画を検討
3.編集中心で済む総集編を選択
4.ガンダムファンの固定需要を見込んで投入
5.内容の薄さを補うために、「鉄血のオルフェンズ」を多少追加
さらにノベルティで集客
おそらく、こうした事情が背景にあるのではと推測します。
ただ、このような作品を世に出すことは、バンダイナムコや関係スタッフにとって、
ブランド価値を損なう結果になりかねません。
短期的な売上よりも、ファンの信頼をどう守るかを重視してほしいと感じました。
次回からは前評判に惑わされず、自分の目で確かめてから
鑑賞を決めたいと思います。
そして、もうすぐ公開される本流作品『閃光のハサウェイ』に期待して、
気持ちを新たにしたいです。
鉄華団最高
びっくりです!
クソつまらない!
これで特別興行料金2000円!
素人声優使うにしても役どころがあるでしょ
結局ウルズハントってなに?
いつレースしてた?
知らないうちに仲間が増えてるし
鉄華団の幕間の禊はめちゃ良かったなぁ
リピートは無理。幕間の楔が本編。ウルズハントはおまけ。
映像はきれいだとは思いました。ただ、物語として成立していない。
未プレイなので詳細は不明たが、もともとゲームのアニメーションムービーで、しかも途中でサービス終了したもの。
そのムービーだけをつないだだけなので、とてもつまらない。本来のストーリー部分はゲームになっていたと思いますが、そこを補完していないので、映画として成立できていない。
まぁ、こういう物語だったんだろうな、とは理解できますが、ムービーだけなのでハイライトをつないだだけのダイジェストにしかなっていない。
しかも、サービス終了で途中で中断された物語だから、ラストが典型的な「俺たちの冒険はこれからだ!」で・・・。
これを映画として公開するのはありえないレベル。
ただし、ウルズハント本編終了後の『幕間の楔』は5〜6分のショートムービーだが結構良かった。特に『幕間の楔』のエンドロールは必見。鉄血のオルフェンズのファンなら最後のイラストだけで泣ける。
はっきり言って、『幕間の楔』が映画本編で、ウルズハントはおまけとして公開していれば良かったと思う。それなら豪華なおまけだな〜と納得できたと思う。
週がわりのオープニングムービーは紙芝居でしかないので、このためだけにリピートは無理だと思う。今後、よほどの入場者特典が追加されないと爆死確定です。
まぁ、Blu-ray化した時に、週がわり映像すべてと幕間の楔が収録されたら、価格しだいでは買うかも。
パンフレットは買ったよ
【雑談】
入場者特典。
上映開始時から4日も経っているので特典冊子しか貰えなかった。
ミニイラストなし
プロモカードなし
貰えるものは貰いたかった!!
特典冊子があるだけマシか。うん、そうだな。
【感想】
これ映画化する必要があったのか?
ほぼナレーションのように日記を読んで過去を振り返ってるようだが
理解できるのは最初の方だけで、あとは全然わからない。
地上かと思えば宇宙で戦ってたりと場面はコロコロ変わるし
それをナレーションで状況を説明するには時間が足りなすぎる。
だから『カチュアの魅力も救う理由も全然わからない』。
レースの邪魔だから、連れてってくれと思ってしまう。
あとレースするならレースしてくれと思いました。
そもそもレースって何?全部、戦闘してるシーンしか見てない。
主人公ウィスタリオ
感情に左右されすぎて、やってる事が理解できない。
優勝の賞金が目的だったのにカチュアに出会った事でレースを放棄したりするが
『どっちも諦めていない』。子供である。
放棄しても優勝を狙える所が怪しい意味不明な大会
実績が多分ない大会、普通なら信用できない。
水先案内人が、いるから信用してしまうのかも知れないが彼女達は主催者を知ってるのか?
どこから来たのか?映画では一切、語られていない。
二兎を追う者は一兎をも得ずの状況でもアニメやゲームだからこその
ご都合主義展開で最終的には二兎を得る者
理想を求めすぎていて決断もできず夢についてきた人もいるだろうにカチュアを救う為レースを離れるなどリーダーとしても魅力は皆無だと思う。
殺されてもおかしくない状況が2回ほどある。
銃で撃たれそうな時。ご都合展開が発生し生存する。
あと声優さんに棒感がある。心があまりこもってない。
台本を読まされているだけに感じる。少しだけ感情を乗せているのだが、所々に棒感があり
なぜこの人だったのだろうか?と思った。
多分ヒロインの『カチュア』とか言う少女
彼女の魅力が伝わってこない
終盤でも、まったく好きにもならず
様付けである以上、死ぬわけでもないし引き渡した方が良いと思った。
むしろ勝手に食料を食べてた泥棒のようなもんだし、更に連れ戻されるのが嫌で端白星も盗んで逃げようとした。
相手のが戦力も多い、絶対絶命な状況で『死ぬわけでもないカチュア』の為に『戦う』選択をする主人公にドン引きした。
カチュアが死ぬわけでもないのに、死ぬかもしれない戦いをするの?
仲間も?皆?、おまえらマジかっと思った。
それから話は進んで、ガンダムがボロボロで負けてるような状況で『カチュアを引き渡す』か『仲間の命』の選択を迫られたとき。
やっぱりちょっとおかしいんだよな。引き渡さないし仲間も死なせないとか言う。
ん?んん?この主人公のどこに魅力が、あるんだろうかと思った。
選択させずに、目の前にいるんだから、もう主人公を先に殺せばいいのではと思った。
むしろ殺してくれと思った。
最後の脱出も意味不明。
助けられなかったと思ったら宇宙服着てクルクル回りながら主人公のもとへ。
宇宙服を自分で着たのか?監視されてる中で?どうやってハッチ開けて1人で助かったんだよぉ!!多分、カチュア様だけでも脱出させるんだ!!って事で脱出させたんだろうなぁ。
他のクルーは犠牲になって。そう考えたらカチュアって助けてくれた人の事も考えなんだよなぁ。じゃあ、やっぱり1人で脱出したんだろう。
【コルナル】
なんか女性の友情みたいのが気持ちわるかった。
カチュアを心配したり。
なんていうのかな、主人公の事が好きっぽいのにライバルを心底心配してるような所。
まぁ多分、恋愛感情はなく純粋に応援してる側なんでしょう
ちなみに自分の案内したチームが勝つと何か褒美でもあるのだろうか。
それともただの仕事だろうか。あと給料はちゃんと支払いされているのだろうか。
待機でも給料を貰わないと割に合わない。
【598】
こいつが主人公の方が、なんか良い。
ただ腕一本を平気で差し出すな!とは思った。
決断力が早く、交渉力もある。
【ウルズハンドとか言う参加者全員を馬鹿にしてる大会】
結局、なんだったんだ。最後は、『あれから連絡はなく待機』とか言う話。
争わせるだけ争わせて死人も出てるだろうに
何年単位の待機とかあるかもしれないのに呑気すぎる。
主催者を見つけ出しクレームいれた方が良い。
主人公達はカチュアの追っ手を撒くために。救う為に。一時的にでもレースを放棄し
『挽回のチャンスがいつか来ます』とか言う言葉に頷き。レースの優勝を狙い続ける。
レースから離れたはずだか映画の最終戦でいきなり参加者全員のリングが光だし
『ここがレースのポイント』らしい事言い出した。
どれくらい主人公達はレースから離れていたのかも、よくわからないし勝利条件も、よくわからなかった。
【ベローズ】
なんか良かった。
【最後】
つまらなかった。
ヤンキーガンダムが時代を映す
鉄血のオルフェンズが10年前とは、時が経つのは早い。
言ってしまえばSFのダークファンタジーだが、このような没理想のリアル重視の物語は、80年代の好景気時にヤンキー文化が花開いたように、90年代以降の新自由主義的な進化や発展についていけない一定層の不平不満や反骨精神が反映されて根強い人気がある。
21世紀のヤンキー文化はワンピースに代表されるように、夢探しと仲間探しがテーマである。もちろんこの構図は、高度経済成長時の70年代のスポ根アニメとそう変わらない。(ちなみにウルズハントは、オルフェンズのワンピースと言ってよいほど、本編のような悲惨な結末や絶望感を差し引いた王道冒険譚で、ガンダムが主人公を救う悪魔の実として活躍している。)
ガンダムではあまり語られなかったタイプの物語だが、夢を求めながら敗れる若者たちの悲惨さを描くのは、戦争で死ぬよりもある意味リアリティがある。ファンタジーの貴族や軍人ではなく、ヤクザや奴隷、人身売買を盛り込んだオルフェンズは、そのタイトルからしてまるで梶原一騎原作の作品のようだ。
そんな現実の悲惨さは、今の時代の不幸の鏡でもある。人はアニメやフィクションでのみ、ヤンキーたちの感情的な叫びに共感して憂さ晴らしする。オルフェンズのキャラクターの人間味が響くのはきっとそのせいである。
高額料金で味わうスピンオフの虚無感
■ 作品情報
監督は長井龍雪。特別編集版構成・脚本は土屋理敬。原作は矢立肇、富野由悠季。主要キャストは、ウィスタリオ・アファム役が生駒里奈、デムナー・キタコ・ジュニア役が堀内賢雄、コルナル・コーサ役が上田麗奈、レンジー・ダブリスコ役が木内太郎、カチュア・イノーシー役が田中美海、598役が三瓶由布子、タマミ・ラコウ役が伊藤静、ローム・ザン役が稲田徹、アイコー・ザン役が山根雅史、シクラーゼ・マイアー役が野島健児。
■ ストーリー
P.D.323、ギャラルホルンによるアーブラウ中央議会への政治介入事件が鉄華団の活躍により終結した後、物語は金星を舞台に展開される。金星のラドニッツァ・コロニーで育った少年、ウィスタリオ・アファムは、火星との開拓競争に敗れ、罪人の流刑地と化した故郷の現状を変えたいと願っていた。そんな彼の前に、「ウルズハント」の水先案内人を名乗る少女が現れる。少女はウィスタリオに「ウルズハント」への参加資格が与えられたことを告げ、彼をそのレースへと誘う。ウルズハントとは、コロニーすら買えるほどの莫大な賞金が懸けられたレースであり、ウィスタリオは故郷の金星の未来を懸けてこの壮大な挑戦に身を投じることになる。
■ 感想
事前に情報を確認しなかった自分にも非があるのですが、本作はテレビアニメ『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のスピンオフ作品を特別編集したものだったことに、まず驚きました。てっきり本編に関連する新作だとばかり思っていたため、初めから戸惑ってしまいました。
物語は、三日月たち鉄華団ではなく、ウィスタリオという少年を主軸に展開されます。さらに、とある少女が日記を基に当時を振り返るという構成で、彼女のナレーションによってひたすらバトルシーンが繋がれていく形式でした。残念ながら、キャラクターもストーリーも予備知識のない私には、感情移入できる要素が皆無で、終始ストーリーの概要を追うことしかできず、非常に退屈な時間となってしまいました。
映像面に関しても、決して悪いわけではありませんが、劇場版ならではの圧倒的なクオリティを感じるには至らず、これといって特筆すべき点も見当たりません。本編終了後の短編には三日月やオルガが登場しましたが、すでに睡魔に襲われていたこともあり、内容はほとんど頭に入ってきませんでした。キャスティングに関しても、生駒里奈さんには荷が重かったように思います。そして何より、この内容で特別興行という強気な料金設定には正直、驚きを通り越して呆れてしまいます。
熱心なアニヲタからならいくらでも搾取できると考えているのかもしれませんが、劇場公開作品としての水準に達しているとは到底思えません。内容、映像、キャスト、料金設定、その全てにおいて、とても容認できない体験でした。こんなにぼやきながらも、毎回特別興行料金を払ってしまう自分は、まさにお金を落とす「いいカモ」だと痛感しています。
知らないアニメのダイジェスト映画
アニメを見ていただけではダイジェストの元の話がわからないので全く面白くありません。知っていたとしても駆け足すぎて余韻もありません。10周年記念作品だから期待していたのにがっかりです。最後の10分の為に1時間以上を耐えました。鑑賞前にパンフレットを買わなきゃよかった。とてもとても大好きな作品だったのに急激に気持ちが冷めました。
全49件中、1~20件目を表示








