劇場公開日 2025年10月31日

ひとつの机、ふたつの制服のレビュー・感想・評価

全40件中、1~20件目を表示

3.0焼き増し感

2025年11月14日
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鑑賞方法:映画館

単純

カワイイ

ポスターに「ギデンズ・コー」と大きく黄色い文字で書かれており、「あの頃、君を追いかけた」監督の新作か〜と思って鑑賞。
冒頭から最後まで、またあの時代を同じようなラインでなぞってちょっと淡い恋で終わりか〜、全然変わってないな〜、位に思っていた。
エンドロールで、あれ?監督ギデンズ・コーじゃなくない?と気づく。
終わってポスター再見したら「ギデンズ・コー大絶賛」とあった。それにしても、ストーリーにあまり新鮮味を感じなかったのは私だけ?それとも「あの頃、君を追いかけた」から14年の月日が流れ、私の感性が鈍ってしまっているのか?
ノスタルジーではなく、今を切り取った作品がみたい。そう思った。

とはいえ、作品自体嫌いではない。違う自分、等身大ではない、誇張した自分を演出したくなる心持ちはよく分かるし、実際にしたことある人はいるだろう。私もそうだった。それによって多少苦い経験もした。礼節を保ち、他者に誠実に接しているなら、他はありのままの自分であればいい。そういう境地に立てるようになるまで、時間はかかるもの。そして、ありのままの自分を日々少しずつ成長させて、育てて、そんな自分を好きになれれば。誰かは気づいてくれるんじゃないかな。

あの時代から四半世紀以上経過して、主人公たちは今何をして、何を思っているだろうか?

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Nori

3.5旅行で残念、見に行けないと思ってたら、ちょうど台北行きの飛行機で見...

2025年11月13日
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鑑賞方法:その他

旅行で残念、見に行けないと思ってたら、ちょうど台北行きの飛行機で見れました♪

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きょん

4.0ニコール・キッドマンとは渋いねぇ🤭

2025年11月12日
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鑑賞方法:映画館

最初は低評価ながらも気にはなっていたので、1回、ネット予約でチケット買ったものの、別の用事ができたため、その日はチケットをドブに捨ててしまい、本日、別の用事があったので帰りがけにリベンジのチケット購入して、臨みました😏

いやいや、全然、面白かったじゃん😆

主役ではなかなかいないタイプの愛らしい女の子に感情移入してしまい、なぜか応援しまくっている自分がいました😅

普通なら、昼の部の女の子と彼氏の取り合いで仲違いして、最後はドロドロの殴り合いして、ようやく分かりあえるお決まりのパターンかと思いきや、いいお話やんけでした😂

まあ、昼の部の女の子も彼氏もいい人過ぎるぜって横槍入れたくなる人もいるかもしれませんが、最後は清々しく幸せな気持ちになれた事に文句を言ったら、バチが当たりますよ😌

期待していなかった事もあり、いい意味でそれを裏切ってくれた事で、4.0付けました🥳

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おたか

3.0Accent

2025年11月12日
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台湾映画よろしく穏やかな雰囲気が流れつつも、学歴社会の側面が見える苦労ものという意外な組み合わせはなかなか良かったなーと思いました。

恋愛設定がかなり足を引っ張っており、友情ものとして突き進んでくれればもっと良かったのにななんて思いつつも、主人公が外の世界を知って成長していく流れは王道でした。

日本の恋愛漫画が好きなのもあって、やっぱ他国の恋愛模様はどこか違う感じがするギャップは未だ拭えずな感じでした。
シャオアイはめちゃくちゃ可愛かったので、それだけでも儲けもんです。

鑑賞日 11/10
鑑賞時間 19:00〜20:50

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ブレミンガー

5.0「台湾の名作」

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

今年336本目。

タイトルが凄い良い、見ただけじゃどんな映画か分からない。それが序盤に明かされる事によってワクワクします。台湾の名作でした。どの国も受験で友達と切磋琢磨していく描写が好きです。

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ヨッシー

5.0いい映画

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

携帯もない時代の甘酸っぱい青春もの。
色んな気持ちが交錯するのは日本も台湾も同じだね。
役者の皆さんの表情がとてもよかった。
いい映画でした。

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khapphom

4.0お互い劣等感と優越感

2025年11月9日
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鑑賞方法:映画館

はじめは全日制と夜間部で机を共にする机友が、制服を交換して遊ぶ些細な嘘だった。
ちょっと悪いことを共有して、ちょっと背伸びして、なんだか優秀な学生になれた気がして。
ただそれだけなら、映画になんかなるはずもなく。

まぁ女子高校生だから、同じ男子を好きになるなんて、王道な恋が絡むと厄介だねぇ。
最初に会った時から正直に話していれば、こんなことにはならなかったのに。小愛は、後に引けないくらい嘘を重ねすぎた。
卓球の事も隠すことはなかったのに、全てで負けてる気がする敏敏に、優越感を感じたかったのかな。
しかし身から出たサビとはいえ、何も知らずに話を振った路克が悪者みたいじゃないか。
大団円とはいかない、ちょっとほろ苦い青春映画の良作。
やっぱり台湾映画は、ノスタルジックな雰囲気がよく似合う。

小愛とお母さんの歩み寄りは他にも出来たと思うし、地震エピソードはなくてもよかったんじゃないかなぁ。
冷戦のきっかけになった時の、お母さんが感情ぶちまけるシーンは良かったし、あの2人ならどうにか出来たはず。

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コビトカバ

3.5劣等感を乗り越え自分を変えようとする姿は尊い

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

本作を観て思うのは台湾も学歴を求めてかなりの努力が必要だということ。日本よりも韓国の学歴社会にイメージが近い。有名な進学校に入学するため高校浪人するってのは日本ではあまり聞いたことがないし、ましてや日本の有名進学校に夜間部なんてないし。
全日制と夜間部が同じ教室を使うため、同じ机を使う生徒たちが机友(実際は違う呼び方をするようだが)になるという慣習から生まれた物語。90年代後半の台湾の姿がリアルに描かれている気がした。知らなかったが、Mayday(五月天)というバンドも台湾の有名なバンド。彼らがデビューする前のライブを観に行くエピソードは、台湾の人にしたらものすごく身近に感じられるんだろう。「花道と流川のどっちか好き?」って質問で、日本の文化が台湾に浸透していることも伝わる。いろいろとリアルなんだよな。この脚本は自伝なのか?と思うくらい。
夜間部に入学した小愛が、机友である敏敏と仲良くなるのだが、全日制の生徒への劣等感と敏敏への憧れが入り混じる中、同じ男の子を好きになってしまうという流れ。小愛がいろんな場面で自らの状況を、そして自らの気持ちを偽るという話。嘘をついてしまった小愛の気持ちも理解できるが、そんな嘘はどんどん自分を追いつめるだけと理解している今の私(そして大多数の観客)は切ない気持ちになってしまう構図。でも、自己評価の低い小愛が劣等感を乗り越え、自分を変えていく姿は尊い。
正直、終わり方に少しだけ不満もある。恋の行方は?とか、どの大学に合格したの?とか。自伝的な映画だとその後の彼らの姿にも触れたりするのに。いや、でも高校時代の彼らを描くということが目的だったならこれでいいのかもしれない。彼らの高校時代を疑似体験し、切なくなったり、希望を胸に前に進もうと思えただけで満足すべきなんだろう。いい映画だった。

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kenshuchu

5.0青春映画、泣けた

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

カワイイ

台湾が好きで面白そうだったので鑑賞。
1990年代の台湾の高校生の話。
ほぼ同年代、日本でも同じですね。

前半は高校生の青春映画。
パソコンとモデムやダイヤルアップ接続が懐かしい。
後半は人間ドラマも加わるので大人も面白かった。
泣けたよ。

監督は「あの頃、、、」の監督さんなのですね。あれも良い映画でした。日本語版も韓国版も良かったけど。
チェン・イェンフェイが可愛らしいね。

台湾が好きということもありますが、日本の劇場まで届く台湾映画は良いですね。

新宿武蔵野館にはふたりの本物の衣装が展示されていて嬉しかった。

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だるまん

3.0お母さんの節約はやり過ぎ

2025年11月8日
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鑑賞方法:映画館

28年前の台湾だから、レンタルビデオ、パソコン、スターウォーズ、ニコール・キッドマンがアイテムで、当時の大地震も絡んでくる。昔懐かしい、アイドル物の青春映画で、主役二人の魅力が中身の薄さをカバーしている。

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吉田透

4.0爽やかな後味

2025年11月6日
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夜間制と全日制の生徒のちょい百合な交流に始まり、イケメン男子との三角関係や、親子問題、やっぱり出てきた夜間と全日の壁エトセトラ…を、なんやかや乗り越えていく青春物語。

ひとつひとつのトピックの描き方が薄めで、なんだかちょっと展開が平板な印象でしたが、たまにはこんなベタなのもヨシ!
日本のアニメ含めてサブカルネタが多いのが笑えました。

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克晴

4.0アオハルが過ぎるし とても良き家族映画でもあった。 学歴や家柄なぞ...

2025年11月6日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

アオハルが過ぎるし
とても良き家族映画でもあった。
学歴や家柄なぞはシールの一つよ
元気で健康で幸せが一番
大切なことやその順番を忘れたり
間違えたりしないようにと思える
とても良き幸せ拡張映画だった。

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とりから

3.0ベタだがキラキラの直球青春グラフィティ

2025年11月6日
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鑑賞方法:映画館

十代の頃の「思い当たるフシ」を優しくチクチク刺してくるのが心地良い。
途中からルーが佐々木朗希@ドジャースに見えて仕方なかった。

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ひろちゃんのカレシ

3.5青春時代に抱くコンプレックス

2025年11月6日
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90年代後半の台北。有名高校の全日制と夜間部で同じ机を共有し、仲良くなる二人の女子高生。
夜間部生が主人公で、制服は同じだが文字の刺繍の色で区別され格下に見られることへのコンプレックス、そこから、見栄を張った無理な行動など、感情豊かに表現していて瑞々しかった。
華奢で眼鏡の主役チェン・イェンフェイはじめ、出てくる女性はみな可愛らしいのだが、話し出すと、まくしたてるような騒々しさ(日本人にはそう感じられる)で、かなりガッカリしてしまった。

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ファランドル

4.5期待以上の作品。共感できる作品。

2025年11月6日
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鑑賞方法:映画館

単純

幸せ

カワイイ

予告編で観て気になり作品を観たが、予想以上に素晴らしかった。
ドラマっぽさはあったが、脚本、ストーリー、時代設定が見事。シャオアイは女子高校生だが、高校の夜間部。机友の昼間部ミンミンと友達になり手紙でやり取りし机友以上の関係になる。やがて同じ男子高校生に恋心を抱くが。
教育格差や学歴社会の厳しさや現実を直視しつつもミンミンやボーイフレンドのルー・クー、夜間部のクラスメイトでシャオアイより年上のユー・チョンユエの励ましでシャオアイの成長がスクリーンから伝わった。
ミンミンは一浪、ユー・チョンユエは年上と事情がありながらも前を向いていかなければいけない、シャオアイのやきもち、辛さも共感できる。
改めて台湾の教育格差の現実、教育の厳しさも伝わった。台湾の当時のトレンドも出てきて台湾エンタメ、文化ファンは共感するかもしれない。台湾映画ファン必見の一本です。

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ナベさん

3.5高校時代っていいね

2025年11月5日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

ラストのタンスの戸を直すところは良かったし、母乳の件には笑った。

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Mr. Planty

3.5盛り上がりに欠ける前半戦からの、後半戦に巻き返す手堅い勝ちパターンは何気に試合巧者

2025年11月5日
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鑑賞方法:映画館

今週は制作や宣伝にお金を掛けていて“力の入れよう”が判る邦画3本が一斉に公開されていますが、私的には諸々の理由でいずれの作品にも触手は伸びずに“配信待ち”を決定。このまま見送ることも考えましたが、劇場で一度だけトレーラーを観た覚えのある本作が気になったことを思い出し、サービスデイの本日に新宿武蔵野館にて鑑賞することにしました。
1997年、小愛(チェン・イェンフェイ)は娘の将来を気にかける母(ジー・チン)の強い後押しに渋々、進学校である名⾨⼥⼦校・第⼀⼥⼦⾼校の“夜間部”への入学することに。同校の制服は全日制/夜間部共に同じものですが、胸部に縫い込まれる刺繍の色がそれぞれに異なります。そして授業初日、全日制との入れ替えで教室へ入る小愛は自分の席に座る“机友(きゆう)”全日制の生徒・敏敏(シャン・ジエルー)と初の対面。夜間部である自分を見下しはせぬかと不安の面持ちでいると、意外にも敏敏は気やすく小愛に声を掛けてきて大変にフレンドリー且つクールなタイプ。その時はあっけにとられるばかりで返す言葉が出ず仕舞いだった小愛は、机の中に敏敏宛ての手紙を残します。すると、それを機に二人のデスクメイトは仲を深めていくこととなり、当初は嫌々だった小愛の学生生活は敏敏から受ける影響で一転していきます。
うまくいっていたはずの友情が“気になる男性”の登場によって怪しい方向へ向かう展開は古典中の古典。また、非常に特徴的なアイテムを身に着けているにもかかわらず、先生や生徒に気づかれないという設定の不自然さは“映画的な嘘”として見過ごすとして、、兎も角、90年代後半と言うこともあってまだまだ社会規範やモラルに対する意識も低く、世間は覆しようのないヒエラルキーに支配されていると思い込んでついつい卑屈になる小愛は、上位者たちに対する“対等”を偽装するために嘘を重ね続け、そして予想に易く案の定に“破綻”します。
まぁ、それぞれのキャラクターの良さもあって決して悪い印象はないものの、今一つ盛り上がりに欠けると感じる前半戦。ところが後半戦に入り、小愛等が高校3年になっていよいよ大学受験までのカウントダウンに真の焦りを感じるその年、現実の世界にも起こったある“大きな出来事”をきっかけに物語はブーストし、小愛の“目を見張る成長”と“明るい将来への期待”で作品を手堅く勝ちパターンへ導いています。監督・ジュアン・ジンシェン、脚本・シュー・フイファン&ワン・リーウェン、いい仕事しています。監督の旧作もU-NEXTで配信されているようなので近いうちに鑑賞してみよう。
そして、小愛を演じたチェン・イェンフェイ。元々童顔ではあるものの、実年齢をにおわせない衣装やヘアメイクも助けとなって“自分に自信を持てない少女”を見事に演じています。『無聲 The Silent Forest(20)』では第57回金馬奨最優秀新人俳優賞を受賞しているとのこと。こちらもU-NEXTにあるようで次いでマイリストへ追加。
台湾映画はまだまだ勉強不足な私にとって、新たな興味を沸かせてくれた本作。逃さずに観て良かったです。

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TWDera

4.0これぞ青春映画!

2025年11月5日
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ラストのエンドロールが流れる映像にこの映画のメッセージが詰まっている。
青春ってなんて素晴らしく、国とか関わらず共感出来る。親の心、子知らずは万国共通。
演出も奇をてらったものはなく、丁寧にカットを繋げている感じがする。2人の少女に感情移入が出来るって素晴らしい。今、10代もかつてだった人にもすべての人に刺さる映画。
台湾映画って何故こんなにも美しく撮れるのだろうか?

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るい

5.0約30年前の台北. 名門校の受験に失敗し夜間部に入学した女子,昼間...

2025年11月4日
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幸せ

癒される

カワイイ

約30年前の台北.
名門校の受験に失敗し夜間部に入学した女子,昼間部に同じ机で学ぶエリート女子.
同じ机を共有する "机友" という慣習があるとか.

意気投合し,二人で話したり外出する仲になったものの.
同じ男子に想いを寄せたり, 世間では夜間部は見下されていて, 亀裂も生じたり.
でも結局仲良しな,

台湾らしく, 人の心が可愛らしい,
懐かしさも感じる, 純朴な青春物語でした.

台湾というと, 皆がとても愛らしい, 性善説ほぼ100%で
安心して接していられる印象が以前からありますが.
そういう,いい意味で典型的な台湾イメージ, 本映画でもそのまんまでした.

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woodstock

4.5台湾映画の新たな原石。監督が有能すぎる。

2025年11月3日
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泣ける

幸せ

はい、傑作きました。
でも⭐️4.5。理由は後述にて。

最近、韓国映画、日本映画のリメイク版になる青春ドラマ量産中の台湾映画。新たな原石の予感。監督が有能すぎる。

90年代後半の台湾の受験、進路がテーマ。
有名校には学力が届かなかったメガネっ子が、同校の夜間部に入る。教室が全日制と共同だから、昼と夜は違う生徒が同じ机を使う。このことで、交流が始まるという話。

メガネっ子は、母子家庭で貧乏。昼の生徒、ビンビンは成績優秀でキラキラ女子。仲良くなって、ビンビン側の世界に引きづり込まれる。当然、夜間部なんて言えなくて、背伸びするためにどんどん嘘で自分を隠すことになる。

中学浪人、20歳の高校生。普通の人にはなじみがない設定も時代背景を1990年代に置くことで受け入れさせる。

スマホがない世界だよと示したこと。これにより、文通とか手紙というツールの重要度が高まってる。(先週みたシャケの娘が主演の邦画がグダったのこういうところ詰めきれてないからだよ。)

ちなみにボクの通ってた高校には中学浪人も20歳の同級生も実在してました。あと、高校受験の発表も新聞でしたね。日本の地方都市で台湾じゃないですけど。

最初は嘘まみれであんまりかなと思ってたメガネっ子が、だんだん人としてかわいく、不憫に思えてくる。もう、親目線なのかもしれないなと思ってる頃にしっかり家族との向き合い方も描く。

映画が好きな方ならギュっと心を掴まれる仕掛けもあるので楽しんでいただけると思う。

天才を感じる傑作ですが、唯一終盤のシーンで別の描き方の方がよかったんじゃないかなと思わせるところあり。リメイクの際にどう料理されるか、ちょっとだけ楽しみを見つけた気分で席を立ちました。

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minavo