ミックスモダンのレビュー・感想・評価
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驚くほど優しすぎて泣ける
保護司という存在は知っていたけれど、こんなに大変だとは知らなかった。自分にできるだろうかと思うとできない。他人ではなく本当に「我が子」のように接するのだ。親の愛情を欲しがっている子ども。子への無限の愛を与えたがっている親。親はただただ子どもがどれほど愚かでも見守る。愛する。この単純で誰もができると思っている奇跡みたいなことは難しい。
勇人が子どもの頃から渇くほど欲しがっていたものをお好み焼きの店長と奥さんは与えた。
自分の子供だと思えばよくある話なのかもしれない。けど他人だ。しかも大きくなった、他人だ。そこにこの作品の根底に流れる愛の深さが滲む。
良作であり、鑑賞後の余韻がいい。
保護司の仕事は自分には無理と思っていたけれど、泣き腫らした目で帰りにスマホで保護司のことを調べる自分がいた。まだ見ぬ誰かの孤独のことを考える。行きと同じうるさいはずの電車の音は帰りには聞こえない。邦画の良さが体に沁みる。
希望と愛が満ちる。
いい映画です。
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