「おっさんたちの悲哀」ひみつきちのつくりかた ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
おっさんたちの悲哀
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このおっさん4人のキャラそれぞれの群像劇になっていて
実にリアルで共感できた。
なんとノンフィクションらしい(エンドロールで確認)。
なるほど、だからリアルに感じたのか。
ただ、それだけではなく、演者の巧みな演技及び監督の手腕によるところが大きい。
ひみつきちをつくろう!という少年時代に戻ったような
おっさんたちの楽しそうなシーンとか、
TV番組に取り上げられてからのコンフリクトとか、
その後に訪れるそれぞれの悲哀とか、
あぁ、と共感できてしまう。
それは自分の実体験や知人の状況などに思いを馳せることができるからだろう。
(年齢もほぼ同じだし)
おっさんたちの会話の独特の間も良い。
空白を感じる場面が多いのだが、
それが本作全体をゆるっとした雰囲気にしていると思う。
4人の関係が修復される仕舞い方も秀逸。
50代のおっさんのみなさんに是非観ていただきたい作品だ。
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