「きっと男はずっと男子」ひみつきちのつくりかた コビトカバさんの映画レビュー(感想・評価)
きっと男はずっと男子
子供の頃、たぶん石屋の在庫置き場であろう所の、積んだ石の隙間にゴザ敷いて、お菓子とか本とか持ち込んで勝手に秘密基地にしてた。
出てくる“元男子“たちとは同年代なので、すごく懐かしい気持ちでワクワクしたし、誰かに見つかった時点で破壊されるのもよく分かる。ミッチーの言うとおり、秘密じゃなくなるからね。
小学生の頃は「ちょっと男子〜」って、ひと括りで叱られたりしてたから、女性客はどう思っただろうか?
やっぱ男ってバカだねぇって思うのか、ケンちゃん娘のように羨ましく思うのか。
実は女子も秘密基地を作ってたのかな?
とはいってもみんな大人だから、それぞれ悩みを抱えているわけで、ふとした事で不満やら思うところが噴出して。
友だちだから憎み合うことはなくとも、なんだか仲直りの仕方も忘れてたり。
ひみつきちきっかけで、それぞれの身の上は良い方に向かって良かった。
序盤のお葬式のシーンからスローモーションや俯瞰のアングルなど、良い意味で無駄にカッコいい。
まさに上映後に監督が言っていた、アルマゲドン感。
セリフまわしなんかも間合いが絶妙で良かった。
同級生と観たら楽しいだろうな
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