「500億ドルのコイントス」ハウス・オブ・ダイナマイト MARさんの映画レビュー(感想・評価)
500億ドルのコイントス
アメリカに向け壊滅的な打撃力をもつミサイルが発射され…。対応に追われる要人達とその人間模様を描いた作品。
もっと映画映画したフィクション作品かと思いきや、リアリティのあるドキュメンタリーのようなつくり。
こういう人達って、冷徹というかその時も淡々と仕事するんだろうなというイメージがあるが…誰しも垣間見せる人間らしさ。そりゃあそうなるか。
凄まじい緊迫感に加え、明日現実になってもおかしくない状況に手に汗握るが…ちょっと登場人物が多すぎること、そしてオムニバスと言うよりは…再放送!?え、再々放送!?
…というのは極端だが、この展開が続いた末にこの結末は。。
そして大統領、結局アナタはどうしたいのよ!?若き少佐頼みじゃ超大国のトップとは…。
で、報復するにしたって肝心の標的は…。
リアルな緊迫感が凄まじいので、やりようによっては☆4.5にも迫るようなポテンシャルはあったと思うが…。う〜ん。
まぁでも、大統領の姿が見えなかった前半は、声や喋り口からして完全にあのお方の姿をイメージしていたが蓋を開けてみれば…。実はこんなにも焦燥感に溢れていたなんて、ここはちょっとお見事でした。
色々と惜しかったポイントもありつつ、鬼気迫る各々の働きぶりや揺れ動く心境に、ゾクゾクさせられた作品だった。
コメントする

