「ところどころ参考にはなった。」WHO? 羅生門さんの映画レビュー(感想・評価)
ところどころ参考にはなった。
mRNAの説明は「ヒポクラテスの盲点」よりも分かり易かった。死んだ、もしくは弱体化させたウイルスを体内に入れて抗体を造らせるワクチンとは仕組みが全く違い、遺伝子情報の複製の暴走が始まったら、それは「生物兵器」にもなり得る。この恐怖は理解しやすいが、その他の情報がごった煮で、かつエンタメの味付けが余計で、頭の中で整理できない。もっと整理して、米中の関係や巨大製薬会社の思惑、それと連動しているのかWHOの蠢き、日本の厚労省や政治家、御用学者の働き、反対運動の右派と左派の呉越同舟、メディアの沈黙、など論点とすべき事案が怒濤のように押し寄せ、情報処理が出来なかった。その志は否定しませんが、もっと楽に見せて欲しい。軽いノリで終始押し切った演出は残念です。
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