「Mill」ハンサム・ガイズ ブレミンガーさんの映画レビュー(感想・評価)
Mill
オリジナルの「タッカーとデイル」のハイテンションっぷりが最高で、韓国リメイクではどういう風にアレンジされるんだろうなーと思い鑑賞。
特典はポストカードでした。
大筋は同じで、オリジナルよりもギャグに振り切っており、しかも悪魔やゾンビ要素を盛り込んだ程よい闇鍋に仕上がっていてなかなか楽しめました。
コワモテの男2人が湖で溺れてた女子大生を助けたのを誘拐したと勘違いされ、他の大学生たちに狙われるというすれ違いコントのような面白さは今作でも健在でした。
コワモテ2人がどれだけ優しくしようとめっちゃビビってしまう女子大生のリアクションも楽しいですし、他の大学生視点ではヤベー事やってるようにしか見えないのに、当人たちからしてみたら普通の日常生活というギャップもとても良いですね。
死に方もオリジナル準拠で、鋭い木がブッ刺さってみたり、感電してみたり、釘の刺さった棺(?)に突っ込んでしまったりと痛々しいものも多いですが、それに至るまでのシチュエーションが面白いのも最高です。
オリジナルでいちばんのお気に入りの粉砕機突入冥土行きは今作でもしっかり健在で、突撃しようとした大学生がいっちゃん悪いんですが、たまたま避けたタイミングで顔から飛び込んでいっちゃうのはやっぱり笑ってしまいます。
警官がドタバタしまくって痛い目に遭うのも面白く、まるでドリフのような連発っぷりですし、テンポの良いボケツッコミも良かったです。
今作ではヤギの悪魔がなぜか登場し、物語のもう一つのテーマとして裏街道を突っ走っていくのがオリジナルとの大きな違いで、ヤギが大学生たちや警官に乗り移ってゾンビのように襲ってくるストーリーに後半は様変わりするので、本家のような感じとは逸れてしまいますがこれはこれで一興でした。
なんだかメチャクチャ強いですし、ぶっ飛ばされようとカムバックしてきますし、マスターハンドみたいなても登場してきますしでごった煮になっていましたが、時々挟まるシュールなギャグにフフッとなりつつ、画面で燃え盛りまくってる様子を観ているんですから不思議な気分でした。
ラストシーンからエンドロールに駆けてはかなりポップでしたが、最初のシーンから振り返ってみるとこれはこれで良いなとなりました。
ガワを借りて後半好き放題しまくってはいますが、リメイクらしい大味な感じは結構好きでした。
ところで本家の続編はいつですか?
鑑賞日 10/7
鑑賞時間 15:05〜17:00
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