「小池栄子(19)」三谷幸喜「おい、太宰」劇場版 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
小池栄子(19)
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先週まで存在すら知らなかったが、ワンカットものが好きなので鑑賞。
この内容で田中圭なので結構前の作品かと思ったら、今年の6月にWOWOWでやってたの!?
ゴシップに興味はないけど、攻めてるなぁ…
とりあえず、冒頭の次郎パートが無駄に長い。
笑えるわけでも伏線になってるわけでもないのだし、もう少し短くできないもんか。
太宰と出会ってもまだあまり笑いどころがなく、会話劇にも三谷幸喜っぽさを感じず不安に…
中盤からギアは上がってくるものの、最後まで三谷幸喜色は薄かった。
男性陣が比較的抑え気味で、女性陣のテンション高めのところが強調されていた印象。
小池栄子が相変わらず上手く、年齢の件や布袋で踊るシーンなどでかなり楽しませてくれた。
宮澤エマは終盤のカンフル剤的な役割として、場をもう一段引っ掻き回してくれて楽しい。
田中圭は画面外からツッコミ入れてる方が面白かった。
梶原さんは移動から早着替えまで大変そうだな。
しかし終わってみると「何の話だったんだろう」となる。
夫婦の関係が良くなるとか、史実に前向きな解釈が加わるとか、明確な変化がないからだろう。
打雷家の仲が回復する示唆はあるが描写はされないし、本筋でもないし。
ナンセンスコメディを否定するわけではないが、だったらもっと笑わせてほしかった。
ワンカットが活きる脚本というわけでもなかったし、もう一歩何かがほしい。
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