「多民族国家アメリカ」クラッシュ(2005) SICK_JOYさんの映画レビュー(感想・評価)
多民族国家アメリカ
公開当時、映画館観ていたが、ふとこの映画の事を思い出しました。しかし内容が詳しく思い出せず、再鑑賞。魂を揺さぶられる映画、脚本、俳優、演技…素晴らしい映画だと思います。
これが多民族国家アメリカの現実なんでしょう。そして良くも悪くも前大統領のトランプのお陰で人種の壁が表面化し、アメリカの分断が顕著になったんじゃないでしょうか。
この映画を観て、自分にも思い当たるが、人は時として善人(偽善者?)であるが、時として残酷な悪人にもなるという事を再認識しました。
いや、待てよ…観た直後は、『これがアメリカの現実』なんじゃないかと思っていましたが、よく考えると映画の中では全体的に人種差別がマイルドに表現されていたのではないでしょうか?リアルな人種差別はもっと残酷であろう。差別主義者の警官が、黒人を命をかけて助けるだろうか?差別主義者の女性が、怪我をして少し助けられただけで友人になるだろうか?
きっとこの世の中は、もっと残酷であろう…
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