「人間失格vs小説家失格」書けないんじゃない、書かないんだ Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
人間失格vs小説家失格
初めて書いた小説が芥川賞を獲ったがその後書けない小説家であるヨメと、書いたこともない自称天才小説家のコトメの話。
結婚してダンナの実家で暮らすヨメのもとに出版社がプレッシャーをかけてきて巻き起こっていくストーリー。
あらすじ紹介に記されているコトメの経歴はなかなか示されないけれど、書きもしないし本も読まないニートのコトメが、何かとヨメにイチャモンをつけてくる展開で、それはザコだから良いけれど、何かとプレッシャーを感じているヨメという流れからの、いよいよ執筆し始めて…。
コミカルさが強めの作りの中に、しっかり機微が織り込まれているし、話しの流れも分かりやすいしテンポも良いし。
そして最後もそう来たかというお見事な締め。
とても面白かった。
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