ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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⚫︎ボブの愛
レオがおっさんになってていい感じ。機動隊にやられてボテって倒れる姿も、PW忘れちゃってからのやり取りも愛おしい。
同世代かと思いきや、トムとひと回り違うことに驚きつつ、それぞれの歳のとり方、演じ方がステキだな。
レオの話はいいとして、革命とか白人主義とか人が死に過ぎるのも置いといて、意外と愛の物語だなと気付かされる。ふたりの父親の娘への不器用な愛。センセイのボブへの愛というか博愛。そして母の愛。
しかし娘はクレーバーゆえ、ラスト、革命家として目覚めていく様は血は争えないというか。ボブの血ぢゃないんだろけど。「自由とは恐れないこと」。なるほど。
一方、身を亡ぼすほどの難を逃れる度に、とりあえずビール飲むボブはアホなのか、いい意味でアメリカナイズなのか。やっぱりオレが目指すのは、トムのイーサンよりレオのボブだなあ。
あなたは幸せ?
こないだ鑑賞してきました🎬
ボブにはレオナルド・ディカプリオ🙂
最近ディカプリオはちょっと間抜けな役が似合いますね🤔
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
でもデニーロにいいように利用されてましたし。
しかし役に入り込んだ演技はピカ一で、特に電話でのやりとりはシュールです😁
汚い言葉も平気で使う役ですが、それだけに必死さもにじみ出ており、等身大の父親として真に迫るものがありました👍
父娘を執拗に追う、軍人ロックジョーにはショーン・ペン🙂
公式で変態軍人とされてますが、確かに粘着性のある男でした。
見た目は厳格そうにしか見えないのも恐いです😥
「ドライブ・イン・マンハッタン」
とは全く違う狂気じみた男を、ペンは見事に体現していますね🖐️
ボブを助けるセンセイにはベニチオ・デル・トロ🙂
静かな貫禄のある男をやらせたら、彼の右に出るものはいないかもしれません。
ボブになぜあそこまで協力してくれたのか、深くは語られませんでしたが、革命家だった点に共鳴したのでしょうか🤔
彼が果たした役割は、非常に重要なものでした😀
ボブの娘ウィラにはチェイス・インフィニティ🙂
新人さんで、映画初出演だったかな❓
クリっとした瞳がチャーミングですが、ディカプリオともちゃんと張り合っていてポテンシャルが高い😳
劇中では散々な目に遭いますがその辺の泥臭さを出すのも上手く、今後は大きく飛躍していくでしょう👍
結構な数のFワードに、人種差別的な台詞も盛り込まれ、見る人を選ぶと言っても過言ではありません。
しかし映画は一種の虚構ですから、割り切って楽しめる人には問題ないでしょう🫡
私は大丈夫でした🙂
・結局あの2人には血縁関係があったのか
・終盤のとある男はなぜあそこであの行動に出たのか
わからない部分がありますが、すったもんだしながら娘を守るべく頑張る父親を、ユーモアとシリアス交えて描く尖った一本としておすすめです🎬
ディカプリオのダメ親父っぷりとショーン・ペンのキモい演技が良かった
大絶賛の評価が多いので気になって鑑賞。
自分にはあまり合わなかったが次が気になる緊迫した展開や笑いとアクションシーンが盛りだくさんで面白かった。
さらに、キャストの演技力が高水準で特にメインキャラの以下の3人の演技がそれぞれ別ベクトルに素晴らしかった。
○ レオナルド・ディカプリオ
自分が子どもの頃の洋画イケメン俳優と言えばトム・クルーズやブラピ、キアヌ・リーヴスなどに加えてレオナルド・ディカプリオが当たり前のように名前を挙げられていた。
今でもイケメン俳優として活躍しつつも昔とは違う新たなスタイルを確立した御三方と比べて、レオ様とは呼び難い中年オジサンのような風貌になってしまった今作ディカプリオだが、その見た目を活かして『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』あたりから『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』を経て、「頼りないけどどこか憎めないダメなおじさん」の演技に磨きがかかってきた。
今作でも逃走中に落っこちて捕まるわ、狙撃を当たり前のように外すわで主人公らしからぬ情けなさだったが、ラリってる状態でも娘にめっちゃ過保護だったり再会した時のハグのシーンなど色々な場面で娘への愛情が伝わるので良い父親なのがよく分かる。
映画全体で見るとボブがウィラを救出したわけではないので主人公なのにほとんど何もしてないようなものだがラストでウィラの心を救えたことが最も重要な役割を果たしていたと思う。
○ショーン・ペン
ロックジョーを予告で見た時は敵を一生をかけても徹底的に追い詰める冷酷な軍人のイメージだったが実際は追いかける理由が敵の女への執着と自分の地位を守るためというなかなかのクソ野郎だった。
ボブの妻であるペルフィディアへの執着もキモかったが個人的には捕まえた娘のウィラと出会ってから親子と確定する前からずっと自分勝手なイメージの父親面をしていたところがめっちゃキモかった。
性癖を壊されるというのは序盤のコイツのことを言うのかなと思った。
○チェイス・インフィニティ
ごく平和に暮らす女子高生だったが親の秘密のせいで身柄を狙われて逃亡する道中で実の父と母がクソ野郎だと知らされる実質主人公のようなキャラを見事に演じていた。
ラストのカーチェイスや待ち伏せている時の緊迫した表情がリアルですごかった。
おそらく将来的にビッグタイトルの映画でまた彼女の名前を見かけられるかもしれない。
他のキャストだとベニチオ・デル・トロ演じる空手のセンセイが謎が多いが面白いキャラだった。
1番の謎は道場に映画『スーパーマン』のポスターが貼ってあったが何故か日本語版だったこと。
結局ファミリー礼賛に終わる。そしてパーフィディアこそ変態。追記あり
冒頭で、パーフィディア(ボブの妻)が最初、ロックジョーを煽(あお)って「勃たせろ」と迫る。
驚いた。
そしてロックジョーは実際に勃起する。なんだこれは!で映画は始まる。
ロックジョーの変態さが強調されがちだが、実は最初に欲情しているのはパーフィディアだ。
パーフィディアもロックジョーも命を削るぎりぎりの状況で性的に興奮している。
パーフィディアはボブに対しても、戦闘の最中に「ファックして!」とせがむ。
このような特殊中の特殊な性癖を互いに満たすことのできる相手を見つけることは通常不可能だ。
パーフィディアが心底欲情しているのはボブではなく、ロックジョーだ。
妊娠したおなかの子の父親がボブだということに最初から違和感があった。
欲情の結果として、父親はロックジョーこそふさわしいと言わざるを得ない。
全編にわたって「ファック」(ちくしょー!)がこれでもかと繰り返されるが、この物語を動かすエネルギーは「ファック!」にあるように思える。
ロックジョーは黒人女性が好みだというが、実は人種よりもこの性癖の共通こそが重要だと思う。
もちろんそこには「愛」などない。
ロックジョーはウィラが自分の実の娘であると理解したのち彼女を殺そうとする。
そして、パーフィディアが仲間を裏切る背景にロックジョーへの欲情がある。
戦いの原動力は実は「欲情」にあったとしたら、実にひどい映画だ。
なぜ戦うのか、それは「気持ちがいいからだ」というひどい話。
「クリスマス・アドベンチャーズ・クラブ」は白人至上主義でとんでもない組織だが、対する「フレンチ75」(カクテルの名前、由来は、第一次世界大戦中にフランス軍が使用していた75mm野砲)も暴力組織だ。ありていに言ってテロ組織である。
いわゆるアメリカの陰謀論を体現していて、双方の陣営にカタルシスをもたらす構造になっている。
そりゃあ、アメリカで大ヒットしますね。
パーフィディアは妊娠中も戦闘を繰り返し、娘が生まれた後に普通の世界に行ってしまったボブに不満たらたらの最低の母として最初描かれる。
それが最後には「ママはあなたのことを愛していたの。」という手紙を、実は自分の娘ではないと知らないボブの前で、こともあろうにウィラに読ませる。
ウィラは目の前の男が自分の実の父でないことを知っている。
だからこそボブの愛は深いともいえるが、ボブはそれを知らないのだ。
噴飯ものだ。
あわれなボブ。
どうしても、ハリウッドは「家族の絆の美しさ」を外せないようだ。お決まりですね。
ただ、ストーリーはわかりやすく、謎も少なく、ディカプリオの、だめ中年の演技はすばらしく、アクションもテンポ感も素晴らしい。
まったく飽きなかった。
センセイは「フレンチ75」のメンバーではなさそうだが、義をもって行動するさまは見ていて気持ちがよい。
ロックジョーは最後に「クリスマス・アドベンチャーズ・クラブ」に殺される。
観客は安心だ。
エンターテインメントとしては最上のものなのだろう。
この映画に、トランプの移民政策への皮肉など読み込んで、実は社会派の物語だと解釈するのは私は嫌だ。
アメリカの抱えるストレス(共和党、民主党ともに)を背景にこの映画がアメリカで大ヒットしているというような分析は面白いかもしれないが、だいぶ下品だと思う。
突っ込みどころ満載の映画だが、それでもエンターテインメントとしては最良だと思う。
評価3.5でもよいのだが、ディカプリオのすばらしさに4.0にしようと思った。
追記
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ロックジョーはクリスマス・アドベンチャー・クラブによって2度殺される。
かつて奴隷であった黒人とセックスすることは不道徳なことであった。
家畜とセックスするのはおぞましいという感覚なのだ。
ロックジョーへの憎しみの深さが、実は全編の中でもっともおぞましいと言える。
ここは強調されて良い。
ここでも「欲情」がキーだ。
革命家母娘に振り回されるレオパパが愛しい
革命家の一味というより、三流革命家たちの革命ごっこに巻き込まれた平凡な男という感じのボブ。
暗号は忘れるし銃は外すし、全く冴えないのに、なぜかチャーミング。
ショーン・ペンは憎たらしいほど、演技が恐ろしくうまい。
彼が演じる変態的で執拗なロックジョーとボブの追跡劇に、白人至上主義と権威主義、ネイティブアメリカンの社会的地位の低さなど、根強く残る差別を絡める。
優しい人間に描かれがちな性的マイノリティの友人が、ウィラを裏切ったり、ネイティブアメリカン(だと認識してますが違っていたらすみません)の追跡者が意外にもウィラを助けたり、誰が裏切るかわからないシナリオがハラハラする。
血よりも、人種よりも、人をつなぐのは一緒に過ごした時間。
疑心暗鬼になった娘に、「パパだよ」と無心に答えるレオ様。うっかり涙腺が緩んでしまった!
この映画はアクションではなく、ホームドラマなのかもしれない。
またウィラのために、レオパパは奔走するんだろうな。
ちなみにウィラが修道院で放り込まれた部屋の名はパンチョ・ビラ。メキシコ革命の英雄。ウィラの未来を示唆しているのかもしれない。
アドレナリン
前半は社会派的な感じかなーと思って見てましたが、難しいことはなく、アクション映画として楽しめました。
女性がロック魂に溢れていて不謹慎ながらかっこいい。
お父さんが娘を助けるのもコマンドー的な強い父ではなく娘が大体解決してるのが今風ですね。
単なるエンタメとしてみちゃって良いのかは気にはなる。
現代アメリカの暗部
162分が短く感じられました。
現代アメリカの、他国に見せたくない暗部を描いた映画だと感じました。
物語の展開が早く、
置いてけぼりになりつつ、
スクリーンに喰らい付いて観ていました。
ラスト近くのアップダウンの一本道での追跡シーンは、手に汗握る記憶に残る名シーンでした。
音楽の使い方が上手いです。
うーん
つまらなくはなかったのですが私にはイマイチはまりませんでした。
メキシコ国境近辺を荒らしまわる革命家にピンとこなかったのが大きいかな。
フレンチ75ってネーミングからして何だろう?と。(最後まで分からず)
俳優たちの演技合戦は楽しめました。
ディカプリオがクズだけど娘思いのお父さんを演じていたのは新鮮。
ディカプリオが暗号を忘れて電話で押し問答するシーンとか、ちょこちょこクスリと笑えるシーンはあるんですけれどね。
ショーン・ペンを映画館でみるのは今年3回目ですが、今作はいちばん変態度が高く怪演でした。
○ってるシーンとかどうなってるんでしょw
パパと娘に涙。面白かったです
何度か声だして笑いそうになった。最後は泣いた。
面白かったけど、革命家の母にはずっと嫌悪感があった。
性欲が強すぎて怖いし、無理に母親をやれとは言わんけど、いまさらそんな手紙書かれてもね。
裏切りに裏切り、娘を捨て、仲間もそのせいで犠牲になったのに。
ディカプリオは心が広いなぁ。
どこらへんが魅力だったのか、さっぱりわかりません。
そもそも正義でもなんでもなく、単なる犯罪者じゃん。
ショーンペンのいかれ具合と、デルトロのセンセイが可愛すぎてよかった。
娘も可愛かった。幸せになってくれよ。
ドジっ子父さん奮闘記
予告編でやたら「革命」という言葉が出てきたり「第3次世界大戦だ!」
という台詞があったりして、壮大な革命映画なのか?と思ったら
違っていた。映画の方向性は違ったけれど思いの他面白かった。
一応移民問題や人種差別、白人至上主義などを扱ってはいるが最後まで
観てもそれらの問題は一ミリも解決していない。革命が成功するわけでも、
また組織が壊滅するわけでもない。
物語の背景や登場人物の属性が良く分からなくてもアクション映画として
だけでも十分に楽しめる。相次ぐ戦闘(映画の題がこれ)と追跡が見どころ。
物語は見せ場を面白くさせるためのお膳立てと思っても良い。でも不思議と
取って付けた感じがしない。それは登場人物たちの行動がその人の成り立ちや
性格、属性に照らして矛盾がないからだろう。
ちょっとイカれた登場人物や団体がたくさん登場する。
その中でも一番個性的だったのは軍人ロックジョー(ショーン・ペン)。
革命家のペルフィディア(テヤナ・テイラー)に銃を突き付けられ、
「立て!足じゃなくてアレを勃てろ!」と言われる。この状況で”勃つんだ、
ロックジョー!”とは理不尽な要求。しかし”勃てと言われて素直に勃った”
ところが変態。どうも黒人女性に欲情するらしく、その後の展開からして
この時もまんざらではなかったようだ。
ペルフィディア自身も革命家にしてヤリマンで、どっちもどっちだ。子供を
産んでも子育てには無関心だし。
でもこんな変態やヤリマンが物語を先の読めない展開に導く。
組織では白人至上主義の秘密結社があったり、娘を匿う修道院が麻薬を
製造していたりと何でもありなところが面白い。
主人公のボブ(レオナルド・ディカプリオ)は元偉大な革命家で、今は娘と
一緒に身を潜めている。しかしダメおやじで、最前線に立たなくなってからは
酒とドラッグに溺れて、娘からは厭わしい存在と見られている。
ある日娘ウィラ(チェイス・インフィニティ)に身の危険が迫っていることを
知って、革命家時代の闘争心を次第によみがえらせていく。
緊迫感のある展開ながらボブがちょっと間抜けでドジなところがあって
コミカルだ。革命組織に電話して合言葉を言わなければならない時に、
長いこと使っていないから忘れてしまっているとか、屋根伝いに逃げる時に
跳躍が足りなくて落下、捕らえられてしまうとか。
彼に力を貸してくれるセンセイ(ベニチオ・デル・トロ)がとぼけた雰囲気を
出していて良い。
終盤はロックジョー・ウィラ・ボブに秘密結社からの刺客も加わっての
追跡と戦い。画面に引き込まれた。最終的に娘は無事でめでたしめでたし。
ただ、ウィラが助かったのはボブの力によってではなくて協力者がいたおかげ
だったりウィラ自身に革命家の血が流れていて自ら行動したおかげでもあった。
考察が好きならばアメリカが抱える問題について考えるもよし。自分は
あまり考えない方なので単純にエンタメとして観たが大満足だった。
PTA(ポール・トーマス・アンダーソン)の過去作を何本か鑑賞したことは
あったが、割と地味な、評論家受けはするけれど大衆向けではないという
印象だった。だからこんなにエンタメ寄りの映画が撮れるとは思っていなくて
意外だったけれど今後は注目しようと思う。
IMAXで鑑賞して良かった。上映規模が縮小されないうちにまた観たい。
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余談
映画や俳優の名前が出てくる小ネタがいくつかあった。
お腹に赤ちゃんがいるペルフィディアが訓練で機関銃をぶっ放して
「トニー・モンタナになった気分!」→スカーフェイス(1983年製作)
原題:Scarface でアル・パチーノが演じた、暗黒社会で成り上がっていく
主人公の名前がトニー・モンタナ。激しい銃撃戦が見られる映画だった。
センセイが道場で教えていたのは空手?看板か何かに「NINJA」という
文字があったような気がした。ヌンチャクが置いてあったみたいだし
訳が分からない。スーパーマン(1978年製作)のポスター(カタカナで
大きくスーパーマンと書いてある日本版)が貼ってあった。
「自由とは恐れないこと。トム・クルーズみたいに。」と言われて、走る車から
必死のダイブをする(というか振り落とされる)ボブ。ディカプリオ本人が
トム・クルーズみたいに自分でやったのかスタントマンなのかは不明。
何となくスタントマンのような気がする。
見ごたえ充分
久しぶりに見応えのある映画だった。
酒とマリファナ漬けの父親役ディカプリオ、偏執的軍人役のショーンペン。この2人の演技は深みもありさすがのはまり役。ディカプリオは中盤以降コミカルにしか見えず何度も笑えた。あの最後まで続く緊張感を出させているショーンペンの演技は圧巻。
アメリカで国境近くに行くとここはメキシコか、、と思わせる街がある。実際に移民達をあのようにして助けてるいるヒスパニック系の人々の結束力に驚き、移民問題の根深さも感じられた。KKK?と思わせる秘密結社クリスマス冒険家もリアルだ。遺伝子なんてどうでもいい。実際の父親はボブしかいないと信じている娘。2人の信頼の深さに最後は救われた思いでした。
なるほどなタイトル回収
タイトルからは次々とバトルが続くのかな、と漠然と思ってたけどそれ以外の情報は全く持ってなかった。結果、序盤から文字通り波のようにバトルが続くのだが、この波の他に、親世代に続いて娘が戦に乗り込んでいく(大波のような)ラストシークエンスがにくい。ディカプリオにショーンペン、ダサい役でも相変わらずカッコいいね。
監督PTAはリコリスピザはもう一つピンと来なかったけど本作は無駄がなく見応えがあるアクションムービーで満足しました。
【警告】PTA作品の最低レベル。期待厳禁
PTAも腕落ちたな。
これ、何が言いたいのよ。
いわゆる『映画ライター』とか言ってる奴らは金貰って無理矢理褒めてるだけなんで信用してはいけません。
これをほんとに『スピルバーグ』が褒めたのかよ。
最近流行りの『思いつきで本書いて映画作りました。』なんてだけじゃねぇの。コロナ後の映画ってこんなのばかりじゃん。『バカリズム』のドラマの方が考えて作ってんじゃんよ。『ベートーベン』は観てないけど。
間違っても、知ったかぶりして「これ面白いんだよ!」なんてデートに誘っちゃイケませんよ。
確実にフラれて女の友達に「あいつに、無理矢理わけわかんない映画見せられて時間無駄にした。」って言いふれまわされてバカにされます。
一人鑑賞用。
あくまで一人で観て、タリーXとかスXバとかでヒーコー飲んで胃もたれおこしながら不満をブツブツ云いながら無駄にパチンコとかでスッて更に胃もたれ起こすやつですよっと。
どうでもいいけど。
正直つまらない
率直な感想としては面白くはなかった。
人種問題、不法移民、性自認、いろんな問題が少しずつ挟まってて正直ノイズになってて酷い。
また、主要人物が全員犯罪者で感情移入出来ない。
ストーリーとしても、主人公である親父さんは結局、帰りの足になっただけで活躍は何にもしてないからどうしようもないし、オチも白人至上主義者たちがそのまんまでもやる。
単なるエンタメ目的なら、他の映画を見ることをオススメします。
終わってる国の終わってる人達の物語
TBSドラマの「VIVANT」は面白いけどテロ礼賛になるから海外進出できなかったと聞いたことがあるが、この映画だって登場人物は全員テロリストで誰にも共感できない。終わってる国アメリカで終わってる人たちがジタバタして、「父親の愛だけは守ったぜ」と惨めな人生を慰める映画。なんの救いにもなりなしないがおじさんの自慰には役に立つ。
さらにひどいのは、仇役のショーン・ペンが主人公たちの知らないところでこっそりと殺されるラスト。未熟な観客の溜飲を下げさせるためだけに用意しましたとでも言っているようで、あのラストのせいでこの映画には作る意義も正義も何もないように感じる。
ただ中盤でディカプリオにベネチオ・デル・トロが言う台詞は、PTAら名だたる映画人たちが「お前がトムクルーズに負けてないって、俺達は知ってるぜ」と言っているようでもあり、そう思って観ると趣深いとは思う。
人情喜劇
冒頭からスクリーンに引き込まれる
逃走からの逃走。
緊張感が続くアクション、罵声、笑えるシーン
が展開する。
真底、駄目な父親のレオはだらしない
革命家。だが逃げ切るんだね。
あの分けの分からない暗号のやり取り
は笑った。暴言だらけだけど。
あのムキムキのショーン・ペーンは
嫌な奴だけど憎めない。
この二人はあの女性に人生を狂わされたし。
デル・トロ先生は最高。
良いの塩梅で笑えるし、空手も教えて欲しくなる。
カーチェイスのシーンは凄い。
天才的だ。
革命家としてはだらしないが最後は
娘のヒーローに。人間臭いレオの
生き様を感じた怒涛の人情喜劇でした。
また観たくなるね。
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