ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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スピルバーグが3度観た!の煽り文句で1度は観た!
黒人女の革命家(といっても少人数の活動家リーダー程度)と伴侶である爆弾工作者(ディカプリオ)、そして彼らを追う白人至上主義で軍人上がり警部(ショーン・ペン)の逃走劇/闘争劇。
革命家気取りの黒人女が、移民収容センターを襲って移民を解放したり、政治的なメッセージで爆弾テロを起こしたり、臨月状態でも機関銃をぶっ放したりと、無茶苦茶で、そんな彼女に寄り添いながら、その先の未来に憂いし始める若干冴えない夫。
一人娘の出産を機に活動家としての活動に見切りをつけたい夫だが、黒人女は自分は生まれ持っての革命家と言い退け、子供を夫に押し付けて(託してではないのよね)、家を出ていく。そして彼女は活動中にヘタを打ち、彼女に執着している警部に拘束され、仲間の居場所を密告する裏切り者に。
時を経て一人娘は17歳。夫はひとりで娘を育てながら、日々、身を隠す生活を送っていた。しかし素性がバレてしまい、再び警部に追われることに……
予告映像での煽り文句が秀逸すぎて、観ないわけにはいかないよね。ただ予告映像からはどんな内容だかはさっぱりわからず。まーディカプリオ、ショーン・ペン、デルトロが出演しているんで間違いないだろうと、早速観てきました。
手放しで面白い! という感じでもなかったですが、迫力ある映像で見応え十分。満足度も高しでしたl
活動家の黒人女の身勝手ぶりとそれに振り回されるディカプリオ。ある理由で拉致された娘を取り戻すために奔走するも、少々頼りなさが目立つので結構ハラハラしっぱなしでしたわ。
さてこの作品、どう観るといいのかな。活動家の身勝手ぶりを嘲笑? それとも白人至上主義のこれまた身勝手ぶりに苦笑? あ、だからもう2回は観てみないとダメかもか。
個人的にディカプリオの粗野系おっさんの役柄は、あんまり好きじゃないんですよねー。演技はバッチリなんですが、なんか似合っていないんだよな。
人種差別、移民問題、上級階層の秘密組織
レオ様だからこそ!!
本日、観賞してきました!(9月後半から年末まで見たい映画ありすぎて…笑)
いやー結論、コーヒーを買ったのも忘れるくらい面白かったです!!
そうだよな、日本でも活動家(革命家とは言わない)がいる訳で、アメリカであれば右左派の先鋭化した連中が山ほどいるわな…と目から鱗でした。
それにしても、レオ様の大麻等々の仕草が様になり過ぎで、吹いてしまいました。(自宅脱出前のヤクは何なんだろ?多分、ピンセット使ってましたよね⁈)
ベビチオ氏のセンセイも良かったですし、終始テンパったレオ様、不気味なショーン・ペンも好演で、160分と少し長いですが、展開で全く飽きさせない作品です(某宝島よ…w)
是非、映画館でご観賞ください♪後悔はないはずッ!
(今から、パトレイバー見てきまーす!)
現実に追突された作品
監督自身は政治テーマをやる気はないしやってもいない。この作品の撮影自体はトランプ2期以前には終わっていたようだし、謎のMKUなど不法移民と呼ばれるメキシコ国境を越えてくる人たちやその検挙と強制収容にのめり込む警察組織などはICEなど実在組織のやっていることを参考にピンチョンの小説のエッセンスを取り込みながら作り込んだら25年1月のトランプ2期の始まりで一気に現実みたいになってしまった。風刺や社会批評、批判を意図しているわけではなくディティールを精緻に描いたらまるで現実のようになってしまったという映画は早々にあるものではない。
そういう要素の奥深くにあるものは父親と娘、生きがいと親であることから求められる事など対人関係の濃密でミニマムな世界だった。
センセイやNISSAN SENTRA、日本語の映画ポスターといった形で日本への不思議な愛と言及が重ねられてますが、NISSANのフロントグリルのアレは日本車再現する愛好家の証に見えるけどなんでまた?
すごいのは分かる
けど、自分にはあんまハマらなかった。。。
ジャンルとしてはコメディとなっているが、風刺色が強いだけで笑えるっていう感じではない。公権力とレジスタンスの闘いというよりはずっと主人公側が逃げまくる。予告編で革命万歳って叫んでるけど、『シビル・ウォー』みたいなカタルシスはあんまりないのでそういうのを期待してた人にとってはコレジャナイ感が大きかったかも。だって最終的に平和な日常に戻るし。もっと大きな状況の変化とか、シリアスな場面で笑える伏線が発動するとかがあったら、忘れられない映画になったと思う。最後の悪役の殺し方も雑。もっと工夫してほしかったなー。
あと、ディカプリオあんまり活躍してない気がする?いきなり襲われたり、周りが全部お膳立てしてくれたりって感じで、たらい回しにされてばっかだったような。。。ディカプリオが虐められたり疲弊する様子を見てたいドSの方にオススメです。
イタいおじさん達と強い女性たち
がっつりコメディ
どんな作品かあまり調べてなかったけど、がっつりコメディだった!
ディカプリオ、体張って頑張ってた〜走り回ってたし。
電話のとこは可笑しかった。
前半、キョーレツな黒人女子が出て来て、後半はその娘に…あのキョーレツな両親の割には娘は普通だ。
アヴァンテイは、なぜ危険を侵してあの娘を助けに戻ったのか……謎。
移民問題に人種差別。
アメリカって、開かれてるのか閉ざされてるのか…?
重いテーマを、ノスタルジックな音楽にのせて、軽く、笑いを交えながら観せる…これぞアメリカ。
ショーン・ペンが観たい…と思って観に行ったのですが、老いても雰囲気は変わってない…あの危なそうな感じ!
でも、役がイマイチかも……不気味で無慈悲な感じは似合ってたけど、もっといい役を演じて欲しいです。
「センセイ」、どこかで見た顔だな…と思ったら、ベニチオ・デル・トロだった!
いい味だしてた。
ゲスなエロについていかれるか?
ヤク中ダメ親父が抱く娘への至上の愛 ! 予定調和ではあるが展開が読めない面白さ !
溺愛している娘を危機から救うためにハッスルする父親。いかにもハリウッドらしいサスペンス作品。ピアノの不協和音の旋律、SE(秀逸 !! )がドキドキ感を煽ります。
プロレタリアート & レイシズム、セックス & バイオレンス、ガンアクション & カーチェイス、コメディ & ラブストーリーなどなどのエレメントを映像・音声のハイテクでこれでもか ! とテンコ盛りした快作。
「なんでそうなの?」とか「このシーンは要らんだろう?」といったイライラ感もありますが、それぞれのエピソード、シークエンスが際立ち、上手いことバランスが取れています。疑心を捨て心をニュートラルにして鑑賞するとイイと思います !
字幕翻訳の松浦美奈さん。この人やっぱりイイなあ。放送禁止用語やスラングの訳で右に出る者いないんじゃないかな。ただし、あまりにも酷い言葉遣い、ぶっ飛んだ教会の有様に敬虔な教徒は鼻白んでしまうかもね。
デブおっさんで fuck 連発のレオナルド・ディカプリオ、亡き古谷一行にますます似てきた(笑)ベニチオ・デル・トロ、マッチョ & 彼らしい歩きが嬉しいショーン・ペン。この主役級3人を抑えてチェイス・インフィニティ。抜群にカワイイ ! 才色兼備を地で行くよう。ブレイクの予感 !!
レイティングPG12にはなっているけど、日本のよゐこは、さすがに鑑賞しようとは思わないよね。
映画的快楽の連続! あっという間の162分
誇張なく本当にあっという間に終わりました。
全編が見せ場といっていい。テンポよく進むシーンと、じっくり描くシーンの緩急もついているし、説明があまりないのに理解できない展開がほとんどない見せ方のうまさに脱帽。
前半のカーチェイスの泥臭さと後半のカーチェイスのアップダウンだけで見る者をゾクゾクさせる展開にも痺れます。
よく考えると変なところもあるのに、物語がもたらす力強い展開で気にならないし、逆にそこが愛すべきポイントにもなっているのがまた不思議。
長尺の映画だけど、時間を見つけてもう一度見たい。
そんな作品でした。
【2025年No.1映画決定】ディカプリオとデル・トロのシワ必見!なんだ最高シーンのオンパレードじゃねぇか!面白すぎなので、最高シーンを列挙する件
ワンバトルアフターアナザー、勝手に略してワンバト。
自分の記憶の限り、最高だったシーンをまとめてみました。
なにやるかわかってないディカプリオに「おいおい!大丈夫か?」
冒頭のシーン。みんなで気合を鼓舞しながら、作戦を確認してるシーンだけど、後から来たディカプリオは何か頼りなさげ。みんなに聞きながら、とりあえず「オーー!」みたいなの最高です。
1.銀行カウンターでジャングルプッシーの演説
ダークナイトの冒頭みたいな銀行強盗シーンで、ジャングルプッシーネキが颯爽とカウンターに飛び乗り、決まり文句を言ったり来たりで演説するかっこよさは最高。てか名前すげーな!
2.いきなり妊婦の銃乱射にビビった
シーンの切り替わりと同時に「バババババンっ!!」音響すげーな!いや音響だけじゃなく、カットの画角最高!
3.SOSコール少年たちグッジョブ
警察に捕まっちゃった近所のおじさんのために、子どもたちがSOSコールを無線で流すスキーム最高。普段から子どもたちと交流して(手懐けて)、もしものことがあったらって訓練してたんだろうなと組織力の強さを感じた。
4.早く充電したいのに、デル・トロの家族紹介にソワソワプリオ
昔の携帯電話を早く充電したいのだけど、デル・トロ先生に隠れ家を紹介してもらい、家族みんなを紹介されるんだけど、いちいち挨拶しなきゃ先生に失礼なもんだから、ソワソワしているあのディカプリオの姿最高です。
5.デル・トロ先生の行ってきます演出
一通り支度を済ませ、オレは大丈夫だからお前もがんばれよと地下に潜っていくときのカーペットコロコロパタン、最高!いざというときの対処、手慣れてるわ!
6.パルクール少年団にそりゃついていけないよ
デル・トロ先生と別れ、パルクール少年団と屋上つたいに逃げることになったディカプリオ。ピョンピョン飛んでいく少年たちに50近いおじさんがついていけるわけもなく、やっぱり落下。その後の展開のテンポ最高!
7.名前は?…バットマン…。は?…ピーター・パーカーです…。
簡単に名前を言えないからってバットマンやピーター・パーカーと答えちゃうお茶目さ最高!
8.1、2、3、4で飛ぶんだぞ!4でな!!は最高のフリ
デル・トロ先生の爆走オープンカーがパトカーに追いかけられちゃったから、飛び降りて逃げることになるんだけど、そっこからのやり取りが最高。やっぱり怖いディカプリオ。ついさっき屋根から落っこちたばっかりだから、怖いの分かるよー。このシーンに人間味を感じちゃいましたし、思わず1人で笑っちまいました
9.不死身のショーン・ペン。あの歩き方最高じゃ
全然くたばらないショーン・ペン。打たれて事故って大破しても血だらけで歩いちゃう姿は、執念の塊。身体的にもイカれている姿は最高!
時間の許す限り、この秋は何度も見直して、ワンバトフィーバーを堪能したいと思います。
幸せの見返りに、救われない人が多すぎる。
自由とは恐れないこと
本作の原作がトマス・ピンチョンの小説(Vineland 『ヴァインランド』)だと聞いて、難解なのではないかと多少ビビっていたのだが、さにあらず。カーチェイスやガンアクションなどもたっぷりのエンターテイメント要素に溢れた傑作だった。
原作では、1960年代に自由を求めて圧政的なニクソン政権と戦って革命を起こそうとしていた人々が、80年代のレーガン政権下で…、となっていた舞台を現在に移し替え、酒とドラッグですっかりダメになっていたかつての革命家が娘を守るために奮闘する。
「戦いに次ぐ戦い (one battle after another)」という原題にはつい「誰と? (with whom?)」 と聞き返したくなるのだが、本作で闘っていた相手は権力者そして差別主義者だった。
そして、それは制作を始めた数年前なら絵空事のはずだったのに、気づけば、移民の施設を強襲し、軍隊を送り込む現実が展開されている現実が彼の国では展開されている。
しかも「次々に」というのは「世代を超えて」ということでもあるようだ。世の中の現実はさほど簡単に変わるわけではなく、親が闘っていたことも、子供の世代が闘っていることも、本質的にはあまり差がないのかもしれない。
親の世代が過去に囚われた苦しみと、そんな親の重圧に苦しむ現在の子どもの世代。親子の愛があるからこその軋轢とジェネレーション・ギャップ。それはどこの国でも、いつの時代でも普遍的なのかもしれない。
それにしても、どこの国であろうが、保身に走る権力者ほど見苦しいものはないなぁ。後ろめたさを抱えた恐怖ほど自らの自由を奪うものはない。この辺は『宝島』と共通する部分も知れない。
ポール・アンダーソン監督やっぱり好き。
パレスチナ問題で叩かれてるディカプリオが主演なので見るのを迷ったがポール・T・アンダーソン監督の大ファンなので我慢できずに観ることに。
作品自体に罪はないということで。
それにしても監督!ごめん。名前が長いよ!!PTAとか言っちゃってる人達もいるし。笑
とにかく!大衆向けに見せかけておいていつも通りのアンダーソン監督。はっきり言って狂ってます。序盤から爆弾吹っ飛ばしてはエロスも爆発!!変な人しか出てこないしいきなりネオナチ?KKK??vsアナキストの訳のわからないアブノーマルな世界に放り込まれるし、この監督毎度のことだけどマジで殆どエンドレスに音楽が流れてる。とにかく「肉食え!」と言われてるような体験。
ジョニー・グリーンウッドも良い感じの音楽を足してくれてる。この監督の政治的な思想はあまり考えたことが無いが確かにこの時代にこの題材で映画を作ったことは狙ってるのかも。
でも別にアカデミー常連監督だし変に狙うことしなくても良い訳で。結局後々考えてみると今回もやっぱり狂ってたし面白かった。
Viva La Revolution!!!!!!!!
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