ワン・バトル・アフター・アナザーのレビュー・感想・評価
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トランプへ割と控えめのメッセージ
面白い作品だった。内容は取り立てて言うほどのものではないが、トランプの移民政策に対しての強力なメッセージだと感じた。病んだアメリカは、始末に負えない。自らのドラッグの問題も解決出来ないくせに、他国に対する横暴な要請も話にならない。我ら傀儡国家日本は馬鹿な自民党の能無しの総理が過去の亡霊よろしく従うばかりである。悲しいかな老婆のビッチがトランプには合っている。才能ある製作者たちは、腐った政治の対極で素晴らしい啓示に満ちた作品を作る。それこそが、本来の作り手たちのスタンスではないのか?日本の映画は予算が無いなら、無いなりにセンスで勝負して欲しい。鑑賞者はその創造力を信じ、才能の力を鑑賞したいのだ。図らずも、日本の薄寒い現状を糾弾してしまったが、この作品が示唆する思いを私は受け止めた。国家では無い。個人である喜びと幸福が全てなのだ。
閑話休題。しかし、デカプリオはパニックに陥った大袈裟な演技しか出来ないのか?細やかな感情の揺れ動きがない内容の作品かもしれないが、これでアカデミー主演男優賞だと言えるのかと疑問を持っている。
みんな雑
結局何が言いたかったのか。
ディカプリオは暗号も覚えられないし、最後娘を迎えに行っただけで何も役に立っていない。
革命家組織もあんだけ無茶苦茶やってたらそれはいずれ捕まるよ、ただのテロ組織だし。
ショーン・ペン最後そんなもん?って感じだったし、クリスマスの冒険者?もどんな組織かもわからずじまい。
映画comのレビューはステマに釣り上げられてるのかな。
普通に楽しめた。
普通に楽しめました。
悪い評価が目立ちますがこの作品のディカプリオの役柄が中途半端だからだと思いました。
皆ディカプリオ大好きだからね。
しかしダメなオヤジでも超子煩悩な設定は良かった。
1番中途半端なのがベネチオデルトロのセンセイがあまりにも…
黒人大好きなのにKKKの幹部になりたいショーペン。
変な奴しか出てこない映画でしたね。
スピルバーグが2回見て2回とも最高だ!に騙されたってのは否めないです。
つまらん
なんか巨匠の映画とかで、期待して鑑賞したが、ただのつまらん映画
デカプリオが終始ただの道化で、この監督が意識高い系のトランプ大嫌いの願望だけの
映画だった。この現代のアメリカに革命の妄想でも再現したい気持ちがありありなのか、
出てる俳優陣が可哀そう(特に変態にされたショーン・ペン)
【こんな映画作って喜んでるようじゃ、もうハリウッドも民主党もだめかもわからんね】
極左革命グループ「フレンチ75」は政府転覆を目論み、移民収容所襲撃、爆弾テロ、銀行強盗、電力網爆破などの破壊工作に勤しんでいます。いかにもハリウッドらしい派手な爆破シーンや銃をぶっぱなすシーンはてんこ盛りですが、彼らの思想は語られず精神的支柱も見当たりません。こんな集団がもし政権を奪取したらそれこそ暗黒時代に逆戻りでしょう。このご時世に暴力革命を肯定するなんて本気でしょうか。アホらしくなってきます。中国やロシアじゃないんだから。
フレンチ75に所属する若き黒人女性パーフィディア・ビバリーヒルズ(テヤナ・テイラー)さんはイケイケの革命闘士です。彼女のカリスマ性の前に、二人の白人男性がメロメロに。
一人はホワイト・トラッシュ代表ボブ・ファーガソン(レオナルド・ディカプリオ)さん。もう一人は軍人代表スティーブン・J・ロックジョー大佐(ショーン・ペン)。
前半のボブはただただパーフィディアさんに付き従い、彼女に捨てられてからは酒とドラッグに溺れ、娘がさらわれてからはその救出に生命をかける男です。自分の人生は空っぽな男で、まさにホワイト・トラッシュ。でも彼がなぜそこまでパーフィディアさんに惹かれるのかよく分かりません。
ロックジョー大佐もパーフィディアさんに一目惚れして付きまとい、ホテルに呼び出します。「来なければ活動できなくしてやるぞ!」ってなんだそれ。でもパーフィディアさんはノコノコ出かけていってノリノリで逆レイプごっこ。彼らの性癖はよく分かりません。
パーフィディアさんはなにしろ暴力とセックスに目がない女性です。全ては衝動であり、別に深い思想的背景があるようには見えません。こんな彼女のことを二人の白人男性は“英雄”として崇めます。パーフィディアさんは女の子を産みますが、彼女も父親がどっちなのか分かりません。そんなこんなでこの“英雄”は革命の大義のためにあっさりと家族を捨て、自分が捕まったらあっさりと組織を売ります。本作の“英雄”の斬新な点は若い黒人女性であることと自己犠牲なんてしないこと。新たな“英雄”像を提示して見せてくれました。
本作の斬新な点はそこだけ。英雄を黒人女性にしてそれに従うのが白人男性達と立場を入れ替えただけです。もしそうしなければただの暴力男の革命夢物語でしかなく、女性や黒人の観客はそっぽを向くでしょう。いろんな計算が働いています。
フレンチ75に対抗するのが白人至上主義の秘密結社「クリスマス・アドベンチャラーズ・クラブ」。陰謀論によく出てきそうな陳腐な組織です。ロックジョー大佐も入会を許可されます。でも黒人女性と関係を持っていたことがバレ、粛清されます。エリート白人メンバーであるティム・スミス(ジョン・フーゲナッカー)さんが直々に殺しに出かけます。エリート白人が自分の手を汚すはずないじゃん!アホくさ。
一方ロックジョー大佐は自分の手を汚しません。先住民の賞金稼ぎ・アヴァンティQ(エリック・シュヴァイク)さんを雇い、娘の居場所を突き止め、軍隊を動かし街を襲います。女子高生一人を誘拐するのに軍を動かすなんて!アホくさ。
で、やっと娘と二人きりになったロックジョー大佐はすかさずDNA検査を敢行!やっぱ俺の娘じゃん!ということで、あー、この親父、娘を守るために軍を裏切って戦うのかな―、と思って見てたら、アヴァンティQさんに娘の処分を頼みます。パーフィディアさんは崇めてたのに娘はあっさり処分。ロックジョー大佐の行動原理が分かりません。アヴァンティQさんもアヴァンティQさんでなぜか娘を逃がすために命を捨てます。なにがしたいのか分かりません!
娘とそれを追うエリート白人ティムさんとさらにそれを追うホワイト・トラッシュのボブさんの3台のカーチェースが最後の見せ場になりますが、この3台が揃うのも「たまたまそこに」でしかありません。陳腐すぎ!他にも「革命尼僧の修道院」とか、「秘密の脱出経路が張り巡らされた街」とか陳腐設定のてんこ盛り!
娘のテコンドーの先生でありボブの逃走を手助けするセルジオ・セント・カルロス(ベニチオ・デル・トロ)さんは黒人とヒスパニックの共闘を象徴する重要キャラです。でもなんで彼が協力的なのかもよく分かりません。結局自分だけ警察に捕まっちゃうし。
娘は普通の女子高生のはずですが銃の撃ち方知ってます。さすがアメリカ!銃社会!この娘が母の意思をついで次の革命闘士になっていくような、それを賛美するような、嫌なエンディングでした。
「娯楽映画」としてこれまで暴力を賛美し続けてきたハリウッド。本作ではついに暴力革命を賛美しているようにうつります。それでいいのか?アメリカ人。たしかに白人人口は減少しており、白人支配の終焉はおそらく避けられないでしょう。本作はその後の混乱を示唆するような映画でした。
極左の暴力革命の女性闘士に振り回されるダメ男を演じたディカプリオ。本作のコメディパートを一身に背負って熱演していますが、なにしろ演出が冗長なので、笑いよりも退屈を産んでしまいます。革命を支援する役を演じた彼のギャラが2000万ドルというのが最高のブラックユーモアでした。革命を描いた映画で大儲けするというビジネスモデル、新たな搾取構造、斬新です。
本作は果たしてアメリカ社会の分断と暴力を解消するのか、助長するのか。もちろん助長します。こんな娯楽映画作って喜んでるようじゃ、もうハリウッドも民主党もだめかもわからんね。
この映画を観て、極左革命組織へのシンパシーを感じるか、それとも暴力革命を怖いと思うか、どちらが多いだろうか。銀行の警備員を撃ち殺した女性“英雄”の姿に共感できるだろうか。結果的に本作は左派や白人エリート層と対峙するMAGAを利する形になったのではないだろうか。PTAはMAGAなのだろうか。陳腐なフィクションは現実社会をさらに歪めてしまうのではないだろうか。
ク◯リベラル
白人至上主義がポイント
かつては過激な革命家だったが、いまは平凡な日々を過ごすボブには大切なひとり娘ウィラがいた。しかし、娘は何者かに狙われることとなってしまった。娘を守るため刺客たちと戦うが、警官ののロックジョーが異常な執着心でウィラを狙い・・・さてどうなる、という話。
前半は16年前の革命のための戦闘で、ボブの妻がとにかく過激で下品。メキシコ国境って言ってたからアメリカ南部の話なんだろうけど、史実でこんなことあったのだろうか?完全フィクションだとしたら、誰に共感すれば良かったんだ?敵味方がよくわからないし。
ボブ役のレオナルド・ディカプリオもロックジョー役のショーン・ペンも16年経ってもあまり変わり映えしなくてわかりづらかった。前半は若作りして明らかに一目でわかるようにして欲しかった。
特にロックジョーなんか何歳から何歳の設定なんだ?50と66くらい?
ウィラはロックジョーの娘って事なんだろうけど、なぜ実の親を殺そうとした?
ロックジョーを狙った青いマスタングの男は誰の味方だったんだ?ジェットコースターのような道路を登ったり降ったりする画面を観て酔いそうになった。
最後にロックジョーは生きたまま火葬されたってこと?誰がなんの目的で?
アクションはそこそこだが、とにかくわかりにくなった。
前半の主役は妻ベルファディアが間違いなく主役だろう。アクションも下品さもピカイチだった。
演じたテヤナ・テイラーは素晴らしかった。
後半での娘ウィラ役のチェイス・インフィニティは可愛かったし暴れっぷりも母親譲りでなかなか良かった。
2025/10/7追記
一度観ただけでよくわからなかった所を親切な会員さんに教えていただき劇場で再鑑賞しました。
実の娘より白人至上主義のクリスマスアドベンチャーに入れてもらうことの方が大切だったんだとわかった。
再鑑賞でデカプリオの娘を溺愛する情けない親父ぶりが素晴らしいことを再認識した。
評価も+1の3.5へ変更します。
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