「勝手にふるえテロ」ワン・バトル・アフター・アナザー 梨剥く侍さんの映画レビュー(感想・評価)
勝手にふるえテロ
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私はこれまでPTAの活動を追うのに熱心な方ではなかったのだが、しごく評判が良さそうなのでどんなもんかいなと。
冒頭トランプが作らせたメキシコ国境の壁を襲撃するシーンから始まるので「おっ」と目を見張ったが、その後いろんなことが起こって混乱の極みに。一体全体何がテーマなんだろうと。イデオロギーの是非はともかくまさかテロリズムを肯定しているわけではないだろうし、単に偏執狂の警視を戯画化しているわけでも、白人至上主義の団体を揶揄しているだけでもなさそうだ。
レオ様は突然の襲撃に勝手にふるえているだけで、ウィラの救出に何か貢献するわけでもなく。何なら最後は合言葉が言えなくてウィラに撃ち殺されるのかと思った。それはそれで皮肉の効いた結末になったような気もする。
国境界隈の物語なら、同じベニチオ・デル・トロが出ているドゥニ・ヴィルヌーヴの「ボーダーライン」の方がはるかに上出来。
最近の日本の配給会社はまともな邦題を考え出す気がないのだろうか?
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