「何故かは分からないがオモロイ!」ワン・バトル・アフター・アナザー ニコラスさんの映画レビュー(感想・評価)
何故かは分からないがオモロイ!
主要な出演者さんたちのキャラが凄い!
なのにストーリーはよくわからん……
まるで作家の山本甲士さんのかつての作品が「巻き込まれ型」と呼ばれていたように「いやいやいや、それはないって!」と思うほどあり得ない方向に展開して行くのを感じていたのを思い出してしまった。
他の観客の方はどう感じていたのか知る由も無いが、ワタシは終始キャッキャッ笑い声をあげながら観終えてしまった。うーん、実にオモロイ。
少しだけ真面目に考察してみると、時代に取り残された思想や団体が、自らの衰え行く肉体に抗いながら奮闘するさまが悲哀を誘うのだろうか。そして周囲の変質的な志向を持つ者や現実的・退廃的な思想、行動を行う者に関わることで様々なズレを生ずることが面白さに繋がったのかもしれない。
それにしても出演者の中で引っかかったのは母親であるペルフィディア、彼女はハナからパートナー(レオ様)への愛情は持たず、自らの保身優先で警視(ショーン・ペン)を掌で転がし、自己弁護の為に娘への手紙をしたためたのではないのだろうか。
笑って許せる登場人物たちの中、ワタシの中では唯一、モヤっとする存在だった。
上映時間は長いけれど、とっても長いジェットコースターにのっているような感覚で飽きずに観られた作品でした。
共感ありがとうございました。私はペルフィディアは自分が高揚感を得る為に行動している様に感じました。自分ファーストが極端な人ですね。
それも皮肉っている作品ですね。
共感ありがとうございます。
最後の手紙も義父の優しい嘘って考察もありますからね・・あのお母さんの一番は革命と快感なんでしょう。ボブやロックジョーは安寧な生活にも憧れがあり、結局はフラれて焼かれたって事でしょうか。
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