劇場公開日 2025年10月3日

「スピルバーグが3度観た!の煽り文句で1度は観た!」ワン・バトル・アフター・アナザー ヘマさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 スピルバーグが3度観た!の煽り文句で1度は観た!

2025年10月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

黒人女の革命家(といっても少人数の活動家リーダー程度)と伴侶である爆弾工作者(ディカプリオ)、そして彼らを追う白人至上主義で軍人上がり警部(ショーン・ペン)の逃走劇/闘争劇。

革命家気取りの黒人女が、移民収容センターを襲って移民を解放したり、政治的なメッセージで爆弾テロを起こしたり、臨月状態でも機関銃をぶっ放したりと、無茶苦茶で、そんな彼女に寄り添いながら、その先の未来に憂いし始める若干冴えない夫。

一人娘の出産を機に活動家としての活動に見切りをつけたい夫だが、黒人女は自分は生まれ持っての革命家と言い退け、子供を夫に押し付けて(託してではないのよね)、家を出ていく。そして彼女は活動中にヘタを打ち、彼女に執着している警部に拘束され、仲間の居場所を密告する裏切り者に。

時を経て一人娘は17歳。夫はひとりで娘を育てながら、日々、身を隠す生活を送っていた。しかし素性がバレてしまい、再び警部に追われることに……

予告映像での煽り文句が秀逸すぎて、観ないわけにはいかないよね。ただ予告映像からはどんな内容だかはさっぱりわからず。まーディカプリオ、ショーン・ペン、デルトロが出演しているんで間違いないだろうと、早速観てきました。

手放しで面白い! という感じでもなかったですが、迫力ある映像で見応え十分。満足度も高しでしたl

活動家の黒人女の身勝手ぶりとそれに振り回されるディカプリオ。ある理由で拉致された娘を取り戻すために奔走するも、少々頼りなさが目立つので結構ハラハラしっぱなしでしたわ。

さてこの作品、どう観るといいのかな。活動家の身勝手ぶりを嘲笑? それとも白人至上主義のこれまた身勝手ぶりに苦笑? あ、だからもう2回は観てみないとダメかもか。

個人的にディカプリオの粗野系おっさんの役柄は、あんまり好きじゃないんですよねー。演技はバッチリなんですが、なんか似合っていないんだよな。

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ヘマ
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