「不細工な親父」ワン・バトル・アフター・アナザー ムービー好きさんの映画レビュー(感想・評価)
不細工な親父
クリックして本文を読む
不条理な国家や富裕層への憎しみと、その行為に陶酔する女性を取り巻く男たち。
そして妊娠し子を産んでも、その思いは収まらずその不条理さに憎しみを増幅させその闘争に身を捧げる。
だけど、男性は怒りよりも娘への愛情を優先し過去の行いにより世間との距離を保ちつつ娘を育てる中、誘拐された娘の救出を断行しようとがむしゃらに突き進む。
そんなオヤジの弱さと矛盾と、愛する娘への想いがどうしようもなく不細工で無様な姿なのだがとても愛おしく感じられた。
そしてその想いを娘も攫われることで愛されていたことを実感する親子愛の物語を、バイオレンスの中にコミカルさを交えて描いてる点はアメリカならではという感じがした。
ここまでカッコ悪い親父が娘への愛情をストレートに謳ったものは珍しく、それをディカプリオが演じてる点もまた一興である。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
