「期待を超える静かな衝撃」ワン・バトル・アフター・アナザー kazuさんの映画レビュー(感想・評価)
期待を超える静かな衝撃
アカデミー賞の有力候補と評される本作が日本公開。主演のレオナルド・ディカプリオ、ショーン・ペン、ベニチオ・デル・トロという実力派が揃い、さらにポール・トーマス・アンダーソン監督がメガホンを取った162分の長編。期待だけで劇場に足を運んでも後悔しない豪華布陣だと言える。
物語は、愛娘をさらわれた父親を演じるディカプリオの姿を軸に展開する。彼の表情や所作には愛情と狂気が同居しており、思わず引き込まれる「愛らしさ」がある。作品は巧みに伏線を張り巡らせており、1回観ただけでは細部の回収まで追いつけない。だからこそ、もう一度じっくりと観返したくなるタイプの映画だ。
 コメントする 
  映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
