「物語が進行するにつれて、どんどん面白くなった」ワン・バトル・アフター・アナザー しんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
物語が進行するにつれて、どんどん面白くなった
ポール・トーマス・アンダーソン監督作品を初めて鑑賞。冒頭から革命軍の宣戦布告が描かれ、米国国境問題や中絶禁止法、白人至上主義的要素など何やら政治的メッセージも感じるなぁと思いながらも、
主人公が追手から逃げながら、娘と再会できるかというシンプルな内容でとても楽しめた!✨️
序盤は性的な描写やセリフが多かったが、変態軍人が殺しに来る辺りから、一気にスピード感溢れ、目が離せない展開になった。長い長い逃亡と闘いの末に主人公が娘と再会できたシーンには感動した😭
知ってる俳優では、
主人公を演じたレオナルド・ディカプリオは、クールで落ち着いた演技のイメージがあったが、『ワンス・アポン・ア・タイム〜』や今作でも、落ちぶれた奴として奮起する役も多いと見受ける。この頼りないんだけど、娘を愛する真っ直ぐな役も似合ってると思った。
ベニチオ・デル・トロは、登場時間は長くはないが、ベニチオらしい、おいしい良い役だった。
そんな中でも、やはり変態軍人を怪演したショーン・ペンのインパクトはひときわ際立っていた。
変態すぎるかつ、真顔でどこまでも追いかけて来る感がサイコパスで怖かった💦
一方、彼が所々魅せるコメディ感。捕まえた女の子に逃げられそうになる描写や殺されかけボコボコフェイスになってでも、地下組織の入会を諦められず自ら殺されに行く描写(軍人なら自分を殺そうとした相手の情報ぐらい分かるだろう(笑)には間抜けで愛嬌さえも感じてしまった。
ストーリーも役者の演技も良く、映画館で見て良かった1本!(ピアノ🎹?のサントラも良い)
こちらこそ共感ありがとうございます!
サイコパスな人間ってどこか強い拘りや執着心を持ってる気がするんです。執着する程、あの組織の何かに惹かれたのかもしれませんね。結果、自ら殺されに行ったことになりますが、あのイスに座ってくつろいでいた感じ、再入会できた嬉しさで頭が一杯だったんですかね(笑)
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