Good Luckのレビュー・感想・評価
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ほぼ初対面男女の行き当たりばったりユル旅が笑いと脱力を誘う変化球のご当地映画
別府短編映画プロジェクトからオファーされた足立紳監督は、シナリオハンティングで訪れた豊後大野(ぶんごおおの)のユニークな名所に触発されて脚本を膨らませ、撮影現場で思いついた台詞も足して撮り、編集したら2時間近くなっていたので仕方なく1時間44分まで切り詰めたという。映画の製作過程も行き当たりばったりの旅のようで、関わった皆がリラックスして柔軟に作り進めた雰囲気が映像から伝わってくる気がする。
売れていない映画監督・太郎のさえない感じを佐野弘樹が自然に演じている。映画祭がきっかけで太郎と出会う未希(天野はな)の、いわゆる不思議ちゃん的なところもありつつ、人間関係に悩みを抱えている設定もいい。二役の板谷由夏と三役の剛力彩芽も、それぞれクセの強いキャラクターを演じ分け、ゆるめのストーリーにアクセントを効かせている。
豊後大野の宿が偶然一緒になり、太郎と未希は当地の観光スポットを自転車でめぐることになる。この流れはまあまあご当地映画らしいが、同居の彼女に養われている太郎と、何を考えているのかいまいちよくわからない未希の旅は、先々で出会う少々変わった人々とのやり取りも相まって、ほどよい笑いと脱力を誘う。サウナと水風呂で整った!というほどではないにせよ、変化球のご当地映画をゆったりと楽しんだ。
何が大切なんていちいち考えません
東京で自主制作の映画監督をしている30歳男が、別府の映画祭で入選し上映会に赴いた足で旅をする話。
彼女に旅費を世話になり、豊後大野を観光して来なと小遣いまでもらって始まって行くけれど、いざ上映会からのトークショーで何を撮りたいかわからないと言われ…。
途中から寝てたのに面白かったです!な、不思議ちゃんな女性と再会し、声を掛けられ…自分なら朝食で違う席に移動せず、じゃあ別々で!って言うこと間違いなしだけどw
ロードムービーというかお散歩ムービーな流れから、オーディションがなんちゃらってファニーゲームかよ!
この作品自体が結局主人公の作品と掛けている自虐なのか、逃げなのか言いたいことかわちんぷんかんぷん。
終始愉しげな空気感ではあるものの、空回りして全然面白味がなく、何を言いたいのかわからなかった。
それアフロ?いえ、天パーです
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