劇場公開日 2025年8月22日

大統領暗殺裁判 16日間の真実のレビュー・感想・評価

全49件中、21~40件目を表示

3.5権力

2025年8月28日
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鑑賞方法:映画館

111本目。
あの事件の映画だけど、違う視点。
実際に起こった事だから、覆る訳もなくだけど、軍人の生き方、家族より上司、国家。
そうなっちゃうのかな。
秩序を盾にした権力支配にしか思えないんだよな。

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ひで

2.5臭いものだらけ

2025年8月27日
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単純

知的

難しい

朴正煕暗殺事件の裁判と、捜査に当たった少将と、犯人を弁護する弁護士の話。

イケイケ弁護士のチョン・インフが暗殺事件の容疑者として逮捕されたKCIA部長の随行秘書官で軍人のパク・テジュの弁護を押し付けられて巻き起こっていくストーリー。

暗殺事件や名前は変えられているけれど全斗煥が捜査の指揮をとったのは知っていたけれど、8人のうちの1人だけ軍人で軍事裁判がーとか知りませんでした。そして金載圭以外の顛末も。

韓国映画は基本実在の人物や話しでも、名前を変えてフィクション化するし、そもそもこういう裁判があったことも知らないけれど、まあ軍事政権下にあってなかなか骨のある主人公…まあ事実かは知らんけど。
そして嫌われ者の全斗煥、流石です。

途中なんだかサイコメトリーか?みたいな流れとか怠さはあったし、脅して来たヤツらはそれだけ?とかもあったけれど、まあぼちぼちという感じ。

ただ、そもそも扱っている内容自体がよっぽど韓国の近代史に興味津々じゃないとという内容だからね。

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Bacchus

4.0熱かったー。 歴史の隠れた部分に爆熱の光を当てた作品。 この時代の...

2025年8月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

驚く

熱かったー。
歴史の隠れた部分に爆熱の光を当てた作品。
この時代のこの状況で
多くの人間に自分の意思とはかけ離れた思考や
結末があったんだろうなと思ったね。
事件の流れとしても非常に分かり易い描き方だった。
歴史を激熱に掘り下げる一連の作品群ほんと凄い。

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とりから

2.5名優再哀悼

2025年8月26日
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2023年に撮影された作品なので、イ・ソンギュンさんが出演されています。歴代大統領に関しては、常に問題が起こる国家事情なので、日常マナーも当たり前に出来ない人が総理大臣を続けている我が国には難しい問題が描いています。99.9%より有罪確実な軍事裁判に挑む弁護士と軍人意識を描いてはいますが、「ソウルの春」程は、感情移入出来ませんでした。

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aki007

3.5「南山の部長たち」と「ソウルの春」のあいだを描く。軍人は結局、命じられれば人を殺すという真実。

2025年8月26日
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鑑賞方法:映画館

表題にあげたのはパク・チョンヒ大統領暗殺とチョン・ドゥファンの粛軍クーデターをそれぞれ取り上げた作品である。今回改めて認識したのがこの2つの事件は1979年10月26日と12月12日に起こっており、その間46日しか空いていないこと。短い時間で権力を掌握したチョン・ドゥファンの行動の果敢さと運の強さが感じられる。その人となりだが「ソウルの春」のファン・ジョンミンはやや軽味すら感じさせる演技だったのと比べ本作のユ・ジェミョンは冷酷さが強調されていた。なかなかに複雑な人物だったのだろう。ちなみに本作も「ソウルの春」と同様にチョン・ドゥファンは仮名の扱いとなっている。パク・チョンヒと同じくそろそろ実名でいいじゃないかと思うけど。
さて本作では冒頭に暗殺が、最後にクーデターが取り上げられ、この2つをつなぐ空隙に行われた裁判を描く。主犯はもちろんKCIA部長のキム・ジェギュだが映画では彼の秘書室長をしていたパク・テジュ大佐に焦点を当てる。この人も仮名で実際はパク・フンジュという人なのだが、映画の中でも触れられている通り、キム部長と違ってあまり有名な人物ではない。監督もどこかのインタビューで言っていたが情報の掘り起こしには苦労したらしい。パク大佐の弁護士の奮闘が映画の主題なのだがここはほとんどがフィクションだろう。少し話を盛りすぎている感じはあるし、軍事法廷なので結果もみえてしまっている。
心に残るのは、弁護士とチョン・ドゥファンの対決の部分で「金をぜんぶ取っても権力をすべて取っても命だけは取るな」と弁護士が叫ぶところ。まさにここが翌年の光州事件に繋がっていくところでチョン・トゥファンの支配する軍は、一般市民に銃口を向けて多くを殺した。軍人というものは命令さえあれば同じ国民であっても女子供であっても容赦なく殺す。その命令を下すものが権力欲に取りつかれたゴロツキだったらどうなるか。だから軍隊に権力を持たせることは絶対に避けなくてはならない。この映画は結局、そういうところに帰着するのだと思う。まともな韓国人の心情でしょう。非常戒厳がコケるわけだよね。

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あんちゃん

4.5幸せの国は何処にあるのか?

2025年8月25日
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韓国ドラマで一番私の心を震わせた作品は「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」だ。この映画はそのドラマで主演をしたイ・ソンギュンの遺作である。と、言うこともあり、ラストシーンでは遂に涙が溢れてきてしまった、、。
映画のストーリーは1979年の朴正煕大統領暗殺、暗殺者の裁判、軍事クーデターと、史実の通りの流れ。チョ・ジョンソク演じる主人公の弁護士は映画独自のキャラクターだが、パク大佐、KCIA金部長、保安司令官の全斗煥(その後大統領となる)も実在の人物である。1979年の短いソウルの春、そして軍事政権、光州事件と韓国の人々が切ない思いをしていた時代。その苦境の始まりがこの裁判にあったのだと思います。
パク大佐は軍の中でも出世頭で将軍昇進も確実されるほどであったが、生活は慎ましく庶民街に暮らしていた。妻や子供たちの存在と「お父さんを助けてください」と懇願する横断幕も事実だった。しかし全ての権力を手中におさめたい全斗煥は、裁判そのものを陰で操り(映画では裁判を盗聴しメモで裁判官に指示)この暗殺事件を内乱として断罪し、関係者全員の死刑を早期に決めた。そして、唯一の軍人であったパク大佐は誰よりも早く1980年3月に銃殺刑に処せられてしまったとのことである。
そのパク大佐を演じたイ・ソンギュンは2023年の暮れに自死した。警察の公開召喚やらマスコミ等色々あったようだが自死の理由を含め本当のことは本人しかわからない。
本作の原題は「LAND of HAPPINESS 」。どうぞ、安らかに、。お祈りいたします。

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アベちゃん

3.0クーデター。

2025年8月25日
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当時事件は知ってましたがその後がどうなったかはさっぱり。やはりああいう結果になったんですね。
熱血弁護士が必死になっても後に大統領になったと思われるあの人の巨大な権力の壁は崩せなかったんだな。

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あらじん

4.5ヴィラン

2025年8月25日
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79年の朴正煕軍事政権でのKCIA部長による大統領暗殺を描いた「KCIA 南山の部長たち」と、その後の一瞬の民主化への期待と全斗煥による軍事クーデターを描いた「ソウルの春」。この2本の傑作映画による韓国現代史の「間」を埋める秀作。
こういうことやらせたら韓国映画はさすがなんだわ。
コメディっぽく始まって、主人公たちの対比から相互理解、共感からなにわ節まで。本作は命令によって暗殺に関与させられた信念の軍人と信念などない弁護士(ただしフィクション)の関係性を時にウェットに描く。軍人の矜持にグッと我慢したのに娘たちと弁護士のやりとりが涙を誘うし、全斗煥(ではないことになってるけど)と弁護士のやりとりなんてもうさ…
韓国現代史を描いた映画は「タクシー運転手」も「1987」も傑作だが、一連観てると全斗煥ほどのヴィランは居ないんじゃないかと思えてくる。
日本は岸信介にせよ、戦後のヴィランを明確に出来なかったことが今の迷走の原因かもね…
あと、本作が「パラサイト」でも印象的な役を演じたイ・ソンギュンの遺作となった。惜しい人を亡くしたと思う。
彼の代表作、ドラマ「マイ・ディア・ミスター」もそのうち観たいな…

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ぱんちょ

4.0主役と監督に拍手

2025年8月25日
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観る前から、(当時のニュース、いろんな本や記事、映画で)知識を得てどうなるかの歴史は知っていて、つまりは被告となったキャラの行く末はわかっているのだが、緊張感があって目が離せない。

原題は『행복의 나라/Land of Happiness/幸せの国』で、幸せになる前の地獄の時代を活写。
全斗煥ら粛軍クーデターよって、軍に都合の悪いことは全て隠蔽された、史上最悪と言われた軍事裁判の16日間を映画化。
悪役のチョン・サンドゥは、全斗煥(チョン・ドゥファン)がモデルっぽい。
弁護士の存在は創作に思えるが、法廷のやり取りは史実を基に再現したものらしい。
裁判を裏で盗聴する軍から、裁判官に「こう言え。こう判断しろ」という指示メモが逐次届けられる、裁判と言えない茶番劇ぶりが本当にひどく。
創作映画として盛っている(演出している)部分もあるだろうが、往時の軍事政権の非道さが浮き上がってくる誠実な作り。
そして、勝って名を上げることだけを重視していた弁護士が、裁判を通して正義感をつのらせ、命を守る大切さに気付き、政治が国民の命を奪ってほしくないという願いを語る姿に、今の時代の価値観を乗せて提供していて。
説教臭くなく、想いを伝えるキャラとしての弁護士を演じるチョ・ジョンソという役者と、この脚本・演出を手掛けたチュ・チャンミン監督を賞賛したい。

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コージィ日本犬

4.0人の想いがしっかりと描かれている秀作

2025年8月24日
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泣ける

悲しい

歴史的事実をベースに、隠された裏側はフィクションも混ぜつつ、結果は事実に基づいて描かれている、そのドラマの組み立て方が骨太で、人の想いがしっかり描かれていて、心を動かされたシーンがあった。その国の現実が文化や表現方法に影響を与えるのは間違いなく、若干極端なアクションに出てしまうのはその国ならではの描き方。現在の民主的な尺度では納得のいかないシステムの中で、理不尽であっても正義を求めて戦おうとする苦しみは国の違い関係なく、将来報われる社会になって欲しいと願ってしまった。
また過去の歴史を振り返り、虐げられた人達がいた事を記録したい、同じ悲劇を繰り返さないためにという想いを受け取ったように思う。

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まっちゃまる

4.0見応えがあって、最後まで目が離せなかった。ラストは知ってたけど、「...

2025年8月24日
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見応えがあって、最後まで目が離せなかった。ラストは知ってたけど、「違う結末であってほしい」と思いながら見てた。

韓国って、こういう映画ほんと上手だなーって思う。

色々感じることはたくさんあったのに、いざレビューにしようとすると全然言葉にできなくて、もどかしい。

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nao

3.5韓国の負の歴史

2025年8月24日
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怖い

驚く

「ソウルの春」では描かれなかった部分を補足してくれる形でとても良かった。
はずかしながら首謀者の情報部長しか知らず共犯者がいてその後どうなったのか全然知らなかったので、終盤のチョン弁護士の「首謀者のキム情報部長の名は歴史に名前を残すが、共犯者の名前なんて誰も知らない」と言う言葉にはグッときた。

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だっちょ

3.0韓国ってほんと嫌な国だな

2025年8月24日
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2025年劇場鑑賞226本目。
エンドロール後映像無し。

最初に史実を基にしたフィクションですと出るのでだいぶ萎えたのですが、結構史実通りみたいですね。
だとしたらめちゃくちゃな国だよ相変わらず。大統領を暗殺するために周りごと撃ち殺しちゃうならもうそこに正義なんてないし、そんな人殺し達をかばうために弁護団が立ち上げられたのもよく分かりませんでしたし、明らかに殺してるのに無罪を主張(後で上に命令されただけという主張なのは分かりましたがその主張がなかなか出てこなかった)するとかどういう神経してるんだとか、法律を一番守らなきゃいけない弁護士たちがお店で喧嘩して物を壊しまくるのおかしいだろとか、嫌な所ばかり目についてしまいました。

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ガゾーサ

3.5イ・ソンジュン最期の出演作品

2025年8月24日
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韓国の近現代史を描いた作品は必ず観るようにしている。
ソウルの春も優れた作品だったが、この作品はその直前に行われた朴正煕大統領の暗殺事件の裁判の記録。

イ・ソンジュンの遺作ともなった作品でもあり、早くから劇場公開まもなく観に行くことを予定していた。
イ・ソンジュンの感情を抑えた演技や悪役ぶりが板につくユ・ジェミョンも良かった。
弁護士の一人、チョ・ジョンソクの好演ぶりも共感を覚えた。

この後、戒厳令や光州事件が起こると思うと、なんだかやるせない思いだった。

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tohko

4.0軍事裁判って今もあるんだろうか? イソンギュンの死後に映画を見た時...

2025年8月24日
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軍事裁判って今もあるんだろうか?

イソンギュンの死後に映画を見た時、
『あれ?まだ出てるの?』って何回か思ったけど、
これが本当に最後の作品みたいなので、

私の中でイソンギュンは、
この登場人物として処刑されたことにしておきます

8/26 追記
エンディングの曲が良かった
絶対違うってわかってるんだけど、
最初の方はレナードコーエンかと思わせ、
途中から竹原ピストルかと思った

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jung

3.5本能寺の変との類似、

2025年8月23日
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主君信長を殺害した明智、しかし戦後処理をした秀吉が天下人になった。
朴大統領を殺し 実行犯は死刑になり、全斗煥が 天下人。
全は 韓国歴史の中では 悪、黒歴史になっている。
自分は 疑い深いので、 本当は 悪者設定にされただけでは?
と 疑う。

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東條ひでき

3.5全斗煥のパワーが凄かった時代の話

2025年8月23日
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怖い

難しい

独裁政権を進め、かつ経済発展も成し遂げ、欲しいもの全てを握っていた全斗煥がパクを生かす訳がない。「ソウルの春」を観ていたので、この時代の韓国が如何に偏っていたかがよく判った。
「北」の存在があるから、軍事力は必要なのかもしれないが、バランスが取れていない。民主化が開花するまては、あと5年くらい掛かる。それまでは苦難の時代だ。

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ちゃ坊主

3.5愚直は不利なのか?

2025年8月23日
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パク・チョンヒ大統領暗殺に加担したうちの1人、パク・テジュが軍事裁判にかけられるというストーリーです。

弁護するのはチョン・インフ。裁判は善悪を決めるのではく勝敗を決める場と豪語している彼が、次第に情が入りパク・テジュの極刑を避けようと必死に奔走する姿がとても印象的でヒューマンドラマの要素が強いです。

『ソウルの春』でもおでこが特徴的だったチョン・サンドゥの不正や理不尽さが際立って結果は分かっているので余計に悔しさが込み上げます。国って…軍人って…権力って…と根本的なことを考えてしまいます。

軍事裁判はたった一回の判決で刑が確定してしまうということもあり、とても情緒的な作品でした。

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Yum

3.5史実だから…

2025年8月23日
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鑑賞方法:映画館

気持ち良い結末にはならず権力もとめる軍事国家の理不尽さが暗殺裁判通して緊迫感途切れることなく描かれる。信念持つ人が正しければ良いけれど、そうでなければクズ世界まっしぐら。気分爽快にはならないが史実として知る価値は充分あり。

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peanuts

2.5安っぽいメロドラマ

2025年8月23日
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鑑賞方法:映画館

 ずいぶんと安っぽい仕上がりでガッカリ。『KCIA 南山の部長たち』『ソウルの春』に続く骨太の内容を期待していた。

 まあ、それらとは正反対にステレオタイプの登場人物を登場させて、全斗煥政権時代には、こんなひどいことがありました。ただ、それだけのストーリーにすぎない。

 主人公が、全斗煥に対して決死の頼み事をするシーンがあるんだけど、これがゴリゴリの猿芝居。時代劇の悪代官を見たいわけではない。

 『ソウルの春』をもう一回見てみよっと。

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bion
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