アメリカン・サンダー NASCARのル・マン挑戦のレビュー・感想・評価
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シボレーカマロ
ル・マン24時間レースは、フランスで1923年に初めて開催された歴史あるレース。市販車による耐久レースとして企画され、自動車メーカーの技術力を試す場として発展、現在では、プロトタイプカー(試作車)とGTカー(量販車)の2つのカテゴリーで争われ、24時間で最も長い距離を走破したチームが勝利します。
世界一過酷な車の耐久レース、ルマン24は有名だし、 映画でもスティーブ・マックイーンの「栄光のルマン(1971)」や実話ベースの「フォードvsフェラーリ(2019)」など名作がありましたね。
NASCARとはNational Association for Stock Car Auto Racing(全米ストックカーレース協会)のことでアメリカで人気のストックカーレースを統括する団体、およびそのレースを指す言葉です。ストックカーレースでは、トムクルーズの「デイズ・オブ・サンダー(1990)」という映画もありましたね、市販車をもとにしたレーシングカー(改造の規定あり)で競うレースです。本作ではシボレーカマロがベースのストックカー、先代のカマロは「トランスフォーマー」のバンブルビーでも人気でしたね、改造に改造を重ね2年の歳月をかけてルマンに挑戦するドキュメンタリー、ブレーキや変速ギアボックスの故障はありましたが、幸い無事故で完走、24時間で6247Kmを走破し64車中39位でした。ドラマ的な脚色が無いので物足りなさはありますがレースを支えるスタッフやドライバーの熱意や誠実さは伝わりますし、著名レースの裏表を眼にすることは車好きの人には受けるでしょう・・。
ル・マンにストックカー
伝統あるル・マン24時間耐久レースに、アメリカのストックカーレースから参加したドキュメンタリー。
ル・マンをカマロが突っ走り、伝統を重んじるヨーロッパ勢が唖然とするのは見ものだ。
しかし、よくぞ完走できたものと感心してしまう。
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