「複合的なテーマで多くの人が共感できる映画です」富士山と、コーヒーと、しあわせの数式 ますかっとさんの映画レビュー(感想・評価)
複合的なテーマで多くの人が共感できる映画です
試写会で鑑賞しました。
誰もがそれぞれの立場で自分を重ねられる、人々の日常の中にある悩み、葛藤、悲しみ、愛情などを丁寧に掬い上げたとても温かく人の感情に寄り添う映画でした。
どの世代にもそれぞれに悩みがあって、世代間の無理解や家族とのボタンの掛け違い、周りにいる人との埋まらない距離感…そんな中でも一歩づつ進んでいき距離を縮めつつ理解しようと努力する…今悩み迷っている人に対して優しく背中を押してくれる映画です。
主演の豆原一成さん、演技が自然で等身大の悩める青年を好演していました。今後の活躍が楽しみです。もう一人の主演の市毛良枝さんとその夫役の長塚京三さんお二人の演技は本当に素晴らしかった。ラストのお二人の夫婦愛には涙が溢れました。
学びはいつからでも始められるというテーマだけでなく様々な愛についての奥の深い映画です。エンドロールの主題歌もテーマに合っていてとても良かったです。
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