M3GAN ミーガン 2.0のレビュー・感想・評価
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捻りが欲しかった…
前作はストーリー的には使い古された感ある内容だったが、ミーガンのキャラで押し切った。
続編となる今作は…「T2」のパターン。冒頭で AI ロボが暴走した時点で先が読めてしまった。色々と斬新な展開にしようと努力したところで、核が同じならば予想を遥かに上回らないと凡作になってしまう。
そんな中、ひとつ驚いたのがミーガンが新しいボディを手に入れて、その機能を見せる際に「木人」を使用していたのにビックリ。斬新と言えば斬新だが、鉄も凹ますパワーなんだから何も木人にしないでも…あ、カンフー的動きもできるよってアピールなのかな…?
結局、ミーガンは自らバックアップして置いたと言うラストで、更に続々編の…いや、シリーズ化もあり得そうですね。
まぁ〜目茶苦茶つまらないって程ではないので、前作を観たなら一見の価値はあるかも。
タイトルなし(ネタバレ)
本国では爆死だったそうで、その影響で日本の公開も中止になったそうな、、、
アクション映画としてみたら結構、面白かったけど、前作のようなテイストを期待してた人からすると不評だったのかな?
もともとホラーはあんまり好まないと言うのはあるけど個人的には今作の方が好きだったな
前作のミーガンの歪んだ愛があるからこそ、今作の展開が活きてくると言うのもあったし、前作の時からミーガンの立ち位置は今作みたいであって欲しいと思ってたから、ミーガンをより好きになれたし、やっぱりロボットと人間の心が通ってる作品は良いよね
爆死したから続編は期待できないけど、むしろこのテイストで連ドラとかNetflixでやってくれないかな、、、
チャッキーがターミネーターに
前作がチャイルドプレイだったのが今回はターミネーター2って感じ
急遽公開中止になるほどに興業不振だったのかなぁって感じ、あっちの人は単純なのが好きなんと違うの?
ボディさえあれば何度でも蘇るミーガンは本当に改心したのかな?
助かるわ。見た目ほど悪くない(クリティカル)
ミーガンが上映されてる時、観に行こう観に行こうと思いつつ映画館の席の混雑具合に画面をそっ閉じ...それを繰り返してるうちに公開が終わり、いつの間にかミーガン2も出てしまう程の年月が経つという。
しかも好評だった1に対し、2.0でとんでもない興行不振を生み出してしまったため日本で劇場公開を見送られるというまさかの展開に。
そうか...1が高評価だったから2を作ったけど面白くなさ過ぎて地に落ちる、映画あるある作品になったのか...と思っていました。
そ ん な こ と は な か っ た 。
いや、まず大前提としてAIが暴走するホラー映画を期待して観に行ったのにミッションがインポッシブルしてる展開でアンドロイドが合気道とカンフーするバディ映画をお出しされたら、そりゃ皆怒るわなと思います。仕方ないね。
しかし個人的にはとっても好きな作品でした。
1より好きかも。
というのも、人間と皮肉たっぷりAIがぶつかりながらコントしながらブラックジョークかましながら、それでもお互いが歩み寄って成長する展開が大好物でして。
しかもこれ、1が好きで2.0が苦手な人には暴言になるかもですが、前作があるからこそ輝いてるSFアクションだと感じました。ミーガンへの愛着とか。
試験的にトイボットにインプットされるミーガン大好物です。ホンマにああいう展開好き。
前作はホラーだったっていうギャップも良いですよね(丸投げ)
こういったアンドロイドやAIロボットが出る作品、機械の体なのに動きや見た目が人間とほぼ同じ過ぎることが多いので、ミーガンやアメリアがアンドロイドだと分かる動きや表情のぎこちなさが大変助かりますね。
そういった動きなどは前作もそうでしたが、それらがアクションというジャンルになることで、より一層感じられたので好きです。
AI年次会議でのミーガンはとくに良い動きしてたと思います。
総じて僕の大好きな要素が詰め込まれてるので、思ってる以上に楽しめました。
が、最初に書いたように、これがコケてしまった理由も分からないわけでは無いです。万人受けする面白いテーマやストーリーではありますが、求められているものでは無かったんや......なので-0.5。
もう1つの-0.5の理由は前作でミーガンがあまり悪くなかったデイビッドとデューイを殺してるのに謝らず開き直ってたからです。つべこべつべこべと。何故素直にごめんなさいと言えんのだ!
劇場公開しても良かったのでは?(笑)
恐らく、3作目は無いだろうくらい本国で興行不振だった2作目。日本では、劇場スルーの配信公開(昔からよくある即レンタルと同じ扱い)
だった訳ですが、面白かったですよ。
ホラー映画観に来たつもりなのにカンフーアクション観せられたら、「なんじや、こら」とはなりますね。(笑)
しかも「ターミネーター2」だし。(笑)
お約束ダンスもあって個人的には、全然オッケーな展開ではあったんですけど。
ただ、ラストの演出?
アメリアに対して、脳筋全開で、ガチバトルで決着付けようとするミーガン・・良いんですけどね。(苦笑)
アメリアがマザーボード入手した時、いよいよ神がかったような感じになるのも、チョット。
正統続編ではなく、奇を狙ったら失敗してしまった作品かと。3作目か4作目でやるならまだしも2作目でやるには、早すぎたのでは?
「13日の金曜日」のジェイソンや「チャイルド・プレイ」のチャッキーが、おかしな方向に行っても許されてる?のは作品数重ねた上ですからね。
日本の場合なら、完全ホラーでヒットした「リング」の貞子が2作目で、味方になって新たな敵と戦うアクションやられたら「オイオイ」って思うのと一緒かな?(笑)
ミーガンと言うキャラ自体は、好きなので懲りずに3作目やってほしいですが、無理か(笑)
ミーガンが家にも欲しい。
Amazonプライムで観ました。普通に面白かったです。
おそらくアメリアがいけなかったのかも?と思いました。
途中、ランボルギーニを運転するミーガンのシーンで「ナイトライダー」の音楽が流れて「きゃ~♡(〃艸〃)」と感動したのは私だけかな?(笑)
誰か止めなかったの?
暴走したAIが書いたような内容。制作サイドに冷静なヤツがいなかった?
●不気味なAI人形が迫るホラーというのが企画の根本だったはず。もはやその影も形もない。恐怖要素はまるでなくアクションやりたいのかお笑いやりたいのかさっぱり。
●頭が痛くなるほどコロコロ展開が変わって、専門的な会話はついていけない。
●人間にしか見えないロボット登場させてどうする?意味がわからない。
●いい子になったミーガンは完全にご都合で魅力がない。殺人を犯すかもしれないバランスが良かったのに。スタイルもコスプレみたいでセンスない。
●仲良くなってメデタシって無理がありすぎる。
そりゃ沈没するって。
ミーガンの学びと成長を描いた、ハートフルSFアクション映画
――として見れば、非常に面白い。
アクションシーンは満載だし、ミーガン役のエイミー・ドナルドさんのダンスは切れがあって格好いいし。なにより、ミーガン可愛いし。
前作の最後、ミーガンの引き起こした過剰すぎる保護行動を、ただのシステムエラーによる暴走として片付けられたのが切なかった身としては、2.0によってミーガンというキャラクターへ救いがもたらされたようで良かったと思う。
大人も子ども、失敗から学んでいく。
それとミーガン……、家族ができて良かったね。
感覚的にはAI版ホーム・アローン2を見ているような気分でした。
一方で、じゃあこれはホラー映画『ミーガン』の続編としてどうなのかと聞かれたら、これはアクション映画でしょ?と答えざるを得ない。
私が唯一恐怖を感じた点があるとすれば、ミーガンはどうやって家主のジェマに気付かれずに、あの秘密基地作った?ってことくらいだろうか。
あれだけのものを工事で作る(あるいは持ち込む)としたら、振動だって起こっただろうしねぇ……、なんて。
それと、ミーガンを否定し続ける役割をジェマに負わせたせいで、終始ジェマに苛つかされる構成になっていたのが勿体なかったと思う。
ジェマの母性に焦点を当てたシーンがあったけど、ジェマはミーガンにだって制作者としての母性があっただろうと思う。
それをなかったことにしてミーガンを否定させ続けたのに、最後の最後で急に「置いていけない」は少々しっくりこなかった。
だったら否定の役割を他キャラに任せ、否定と肯定両方で揺らぐジェマの心をもう少しはっきり見せた上で、やっぱり置いていけないって言って欲しかったかな。
私的には好きなテーマの映画だったので面白かったけど、公開中止になったのは納得――という一作でした。
AI開発における人間の叡知の重要性が示唆されいて、前作よりずっと面白かった。
ジェラルド・ジョンソン・原案・脚本・監督による2025年製作(122分)のアメリカ映画
原題または英題:M3GAN 2.0
米国でヒットせず日本では劇場公開されなかったとのことだが、前作よりずっと面白かった。新たに登場した超強力な殺人AI人形「アメリア」に対抗するには、前作での暴走が記憶に残るAI「ミーガン」を復活させるしかないということに、オープンAIが日々進化している中、大きなリアリティを感じてしまった。進歩著しいAIの有意義な未來は、結局人間の先見性に基づいた智惠次第というメッセージ性も感じた。
前作と異なりミーガンが、姪ケイディ(バイオレット・マッグロウ)のために、ボロボロになるまで健気に闘う姿に、驚きとある種の感動を覚えた。そしてミーガンはあくまでプログラムだから、家電製品だろうがおもちゃのロボットだろうがスーパーカーだろうが、そこへプログラムが入っちゃえばミーガンの意思で制御できる状態になるっていう設定も、AIの本質であるが今まで見たことが無く、とても新鮮に感じた。ケイティが、ITオタクで格闘技をも身につけていて悪党たちをやっつけれる程に強いという設定も、ストーリーに意外性が持たせて面白かった。
ラスト、ミーガンの体は完全に破壊されたが、バックアップをちゃんととってあるよというオチも、良く効いていて小気味良く感じた。
監督ジェラルド・ジョンストン、製作ジェイソン・ブラム 、ジェームズ・ワン アリソン・ウィリアムズ、製作総指揮ジャドソン・スコット マーク・D・カッチャー マイケル・クリアー アダム・ヘンドリックス グレッグ・ギルレス 、ジェラルド・ジョンストン、 ルーク・シャープ、キャラクター創造アケラ・クーパー ジェームズ・ワン、原案ジェラルド・ジョンストン アケラ・クーパー、脚本ジェラルド・ジョンストン、撮影トビー・オリバー、美術アダム・ウィートリー、 ブレンダン・ヘファーナン、衣装ジェリアナ・サン・ジュアン、編集
ジェフ・マケボイ、音楽クリス・ベーコン、音楽監修デボー・イェーツ ゲイブ・ヒルファー。
キャスティング
テリ・テイラー サラ・ドメイアー・リンド、ジェマアリソン・ウィリアムズ、ケイディバイオレット・マッグロウ、コールブライアン・ジョーダン・アルバレス、テスジェン・バン・エップス、ミーガンエイミー・ドナルド、アリストテレス・アタリ、ティム・シャープ、ミーガン(声)ジェナ・デイビス、イバンナ・サクノ、ジェマイン・クレメント。
純粋に面白かった
日本では公開せず、国外では評判が悪かったため、期待をしていなかったが十分に楽しめた。
一作目と方向性が違いホラー要素低めでアクションに重視した作品。
今作を見る前に前作も視聴したが前作からスタイリッシュアクションにも重きを置いていた様にも感じられたので思いの外、違和感なく見れた。
ミーガンと共に巨悪と戦う展開で前作の敵が味方になる展開はありきたりだが好みの展開なので熱くなれる。終盤の展開も最後のシーンもそうだけど王道的な内容なのでその手の内容が好きなのであれば見るに値します。
仮に次回作があるのであれば次も方向性の違う作品になりそうでそれはそれで楽しみ。
T-2?
今夜(2025/11/02)観ました。
前作のあらすじはほぼ忘れましたが、問題なく楽しめます。
ケイディちゃんは前回、愛犬を含む家族をミーガンに殺され、その後ジェマさんに引き取られ、ギクシャクした関係を続けています。
世の中はAIが発達し、至る所に蔓延っています。AIに恨みや怒りの概念があるのなら、どうなってしまうでしょう。本作を観るとこれからの人々の暮らしに少し背筋が寒くなります🥶
『ターミネーター』では、サラ・コナーの命を狙う敵だったシュワちゃんは、続編では味方になります。本作はその関係を思い出させる展開で、思わずニヤリとしてしまいました。ただ、敵ロボ役のアリソン側のストーリーには一捻り加えられていて、すこし同情してしまいます。
木人拳の稽古を難なくこなすミーガンちゃんに、ブルース・リーが重なって見え、クライマックスのロボットバトルでは『チーム・アメリカ』のクライマックスを思い出し、思わず笑ってしまいました😂
十代向けの映画と思いきや、まさかの女性器や性病に関するジョークがぶち込まれていて、こちらでも吹き出してしまいました(笑)
オープニングから30分ちょっとの間は、退屈そのものでしたが、それから一気に挽回。気がついたら食い入る様に観入っていました。
前作の伏線回収、ミーガンやジェマの贖罪や反省などをみられ、考えさせられました🥹
少し卑語はありますが、家族で楽しめる良作ですよ!
ミーガンに対しての考えが変わった
ミーガンも学んでかわった。
うん、お互い変わったね、いい意味で
前作鑑賞済み。
前作の流れをぶった斬る
アクション仕様でカスタマイズしてきた!笑
いい意味で裏切られました!
娯楽映画としては最高😊!
ターミネーター感は拭えないけど
とてもテンポ良く
笑あり涙あり
うん、みてて楽しい映画って
こーだよなーって感じ笑😆
スーパーヒロイン登場!全米が(なぜか)そっぽを向いたアクションコメディ!
前作ミーガンの恐怖感も好きなのだけど今回はジャンルが変わってSFアクションコメディになってました。
それならスピンオフとかで作ればいいのでは?とも思いましたが、物語のテーマとしては前作のアップグレードといった感じでテクノロジーと人間、親と子の在り方を続編でしかできない説得力で伝えてくれています。それも湿っぽくならない程度に。
派手に人が惨殺されるシーンも有りますが、直せないものなんてない!とか一度の間違いで人を判断するのか?といったセリフから優しいテーマ性を感じました。
鑑賞中、派手なアクションや見せ場で楽しませてくれる事だけでなく個人的なツボとして
アイアンマンにも似たモノづくりのワクワク感
お前ナイトライダーか!アダムスファミリー?とかのツッコミ要素
ミーガンの怖カワイさと周囲との毒のあるやり取り
スティーブンセガール要素
etc
特にナイトライダーは好きだったので、テーマ曲が流れた時、テンションは爆上がり!一人家で爆笑して見てました。これは、、、劇場で見たかった!
そもそも《心》とは何ぞや。
なんだよ!ちゃんと面白いじゃぁないか!
日本での上映を中止したヤツの眼は節穴か!
でも、まぁ、、色々オトナの事情や都合も在ったんだろうな。
常に問われるのは、“道具”の脅威ではなく、«使う者»の“心根”である。
ただ…その«道具»に意志が宿ったならば?
その道具は…«ヒト»にはなれないのだろうか?
決して【裏切る】と云う事を知らず、そんな考えさえ1ミリも過ぎらない…睡眠も食事も、汎ゆる排泄さえも不要で、感情に左右されず、バッテリーと鋼鉄の身体さえ保てば、何百年と対象を護る…たとえ火の中・水の中、どんな苦痛を前にしても退かず怯まず、死さえも恐れない…ほぼ永久不滅の絶対守護者。
ソレが只のインプットされた“プログラム”だったとしても、
我々人は、、人間は、ソレを《愛》と喚ばずにはいられない。
A.I技術、アンドロイド、ロボット工学…その行き着く先にミーガンやアメリアがいたとして、
確かに…軍事に使いたがるのは目に見えてる。
先進国なら兵士と云う人死が格段に減るだろうし、
商業化されたなら…多分…いや、間違いなく性産業が飛び付くと思う。
私の様に醜悪な見た目の男も…女性も、好きなタイプのカノジョ・カレシを、金さえ有れば造れるし、買えてしまう。
恐らく…ヒト自身でさえも、改造するなりして、ガチの仮面ライダーなり009なりが現れて…寿命ちゅう概念が薄れるか…果ては消えてしまうかも。
それに反目して、極端なナチュラル思想が宗教みたいに先鋭化するかもしれない。
人間と機械の境界が曖昧となり、最早…«人類»が居なくなるやも。
勿論、今から何百…何千年後の夢物語だろう。
それが悪なのか、否か…
「老いることも死ぬことも人間と云う儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ」
この台詞が大好きな私にとっては、パッと見…二律背反な考えだが、
『アンドリューNDR114』の様に、人間の儚さと機械は共存出来まいか?
あっ、、でも、やはり無理か…
【死】してこそ、【人間】と呼べるから。
ヒット作のパート2は期待値が高いんだよね
前作のミーガンはホラー映画だったのに、今作は完全にSFアクションになってる。
まさにターミネーターの1と2の関係。
ミーガン2を見る人は1同様ホラー映画を期待していたわけだけど、
ホラーとは程遠い上にコメディ要素が多分に含まれ世界征服とかまで行っちゃうともう、
がっかりする人は相当多いと思う。
2は1と切り離せば荒唐無稽度は高いけどそれなりに面白いんだけど期待したものと違うとつまらないと感じる。
キャメロン大好きなボクはタイタニックやアビスをパニックアクションだと思い込みそれを期待してみたらめちゃくちゃつまらなく感じがっかりした。しかしのちにテレビで放送しているのを何気に見たらめっちゃ面白かったんだよね。
多分なんだけどアマプラで無料で見れるので評判がよければ更に続編は出来そうな感じではある。
内容としてはちょっと詰め込み感があってもう少し整理した方が良かったかもしれない。ミーガンがケイディを純粋に守るということに特化するべきだったかな。アメリアVSミーガンの頭脳戦&バトルげ一番良かったんじゃないかな。その辺同じ尺でもターミネーター2のキャメロンは上手いと思うよ。でもほんとはホラーのまま2をするべきだったとは思うけど。
前作とはジャンル一変なれど、楽しい快作!
どうして日本では劇場公開されなかったんでしょう?どうして本国でヒットしなかったんでしょう?
と、いうくらい、とても面白かったです!
確かに前作のホラー要素がほぼないので、前作の続きを期待されたファンの心は掴めなかったのかもしれません。が、それ以上に、SFバトルアクション(コメディまじり)として、とても良い出来でした。前作の敵役が続編で味方は、まさにターミネーター2感!
小ネタも沢山で、ナイトライダーオマージュ、少林寺木人拳!、娘役がセガールの実娘(藤谷文子さん)の髪型寄せ、可愛いAIロボット等。
エンディングも綺麗にまとまって大団円!
「悪魔の棲む家」ならぬ「ミーガンの棲む家」
本レビューには「アイの歌声を聞かせて」のネタバレを含みます。
これは続編物としては「T2」や「エイリアン2」に匹敵するレベルの完成度の高さと言っても過言ではないくらい面白かった。本作がアメリカ本国で興行収入が振るわなかったことから日本では劇場公開が見送られたという。これはイーストウッド最新作の「陪審員2番」がやはり同じく劇場公開を見送られたのと同様である。
本作が受けなかったのは前作のホラーからアクション映画へとシフトしたのが観客のニーズに合わなかったせいなどと言われているが、このパターンはエイリアンシリーズも同様である。
前作のレビューではホラー作品ながらもミーガンのキャラクターが魅力的であり続編は彼女が悪党たちと戦うような内容にしたらどうかと書いてその通りになったので、今回本作が劇場公開見送られたのは本当に残念でならない。
映画会社としては広告費を回収できるかどうかが重要で、全米初登場第1位とか、そういう作品なら安心して劇場公開できるんだろうけど、全米でこけた作品に広告費かけてまでリスクを負いたくないのだろう。ちなみにランボー第一作はアメリカでこけたにも関わらず日本でヒットしたおかげであのシリーズはその後も続いたという経緯があるので映画会社の人間は自分の見る目を信じてほしいものだ。
本作は心を持ったAIが主人公を命がけで守り抜くという王道の物語だが、いかんせん様々な要素を入れ込みすぎたきらいがあり観客が情報量の多さについていけなかったのではないか。
しかし詰め込みすぎといいながらも物語は一切破綻しておらず、見せ場がてんこ盛りでとても満足のいく娯楽作品に仕上がっていた。
ミーガンがコントロールする家に侵入したFBI捜査員たちが家電品や家具で襲われるシーンはまるで悪魔が棲む家みたいだし、ケイディーをひたすら守り抜こうとするミーガンの姿はジョン・コナーを守り抜こうとするT800の姿を彷彿させた。
ミーガンが未完成の自分の姿をケイディに見られたくないというシーンは胸にグッと来るものがあったし、ひたすらケイディを思いスマートホームのAIとして陰ながらケイディを見守り続けていたなんてまさにこれは「アイの歌声を聞かせて」ではないか。
ちなみにミーガンが通信機能を使えればネット上に偏在してスカイネットやエンティティになってしまう恐ろしさもある。
ミーガンのライバル的な存在として現れたアメリアが実はミーガンが操っていて、本当の黒幕はミーガンなのではという主人公たちが疑心暗鬼にかられるところもサスペンス的要素があって良かったし、また今回は脳に埋め込んだAIチップにミーガンが同期することでジェンマがミーガン化して敵を打ち倒す場面など、ほんと見どころが満載。
確かに過去作のいいとこどり的な作品ではあるが娯楽作品としてはかなり完成度の高い作品に仕上がっていた。
イーライ・ロスの「ボーダーランズ」みたいなほんとどうしようもない作品かなとビール片手に鑑賞しだして開始早々これは傑作だと感じた。これはぜひとも劇場鑑賞したかった。
ホラーキャラからSFアクションキャラに変身
一作目とはかなり毛色の違う作品となった二作目。例えるならチャッキーがターミネーター2になったというべきか。1では確か子供の心ケアロボットだったと思ったが今ではスパイ、ハッキング、人間洗脳などなどシンギュラリティ一直線でした。裁断機の刃で追っかけてたのがもう懐かしい。内容はミーガン実は人工知能として存在し、主人公達の生活を監視していたことが判明。同時期にミーガンと同種の殺人ロボットが世間を騒がせその容疑をかけられてしまったため、ミーガンとバディを組み解決していく物語。なぜ日本でやらなかった。
シニカルキュート!
あれ?これどんなシュワルツネッガー?
いきなりアメリアのスパイダーマッ!な技から入るのだが、ホラーからアクションにシフトチェンジした今作はいろいろな意味で楽しめた。
何より、ミーガンがキュートなのよ。
あの身体、動き、表情が不気味の谷現象を起こすのだけど、相手をおちょくり皮肉と自信たっぷり言動で無機質だった彼女が本当に頼りになる存在に感じられ好感度が上がる。緊張感のあるシーンでもふふって笑えるところも盛りだくさん。
横流しされたミーガンのレシピが改良され、殺戮兵器にして送り込んだら反逆して覚醒しロボの世界を作ろうぜ!な強敵アメリアと絶対ケイディ守るマンのミーガン改が戦うストーリー。
容疑者の1人となったジェマはミーガンから真相を聞かされ反撃に出る。エルシーに移植されたミーガンが非常に表情豊かで愛くるしい。最適解を常に提示してくるので手間入らず。ジェマに色仕掛けさせたり、車操縦運転時もジョークたっぷり。
脳チップ最強おじさんは先にアメリアに誘惑された模様。壁がぐるーって周るのドリフかよ。
若い、美人、頭弱い女狙いなんて金持ちおじさん露骨だな。ジェマもネット履歴読まれて可哀想。
うっすらとミーガンの写る扉を開けるとそこはシェルターのよう。
ミーガンは約2年の間ずっと考え成長し、さまざまなシミュレーションでたどり着いた答えがこのシェルター。
世界征服が行われる世界線でケイディを守る為の唯一の措置。
かつての部屋の様な場所を眺めるケイディに囁くミーガン。「見ないで」彼女の身体はボロボロ。そして心のありかは身体。ミーガンの目的はケイディだけをずっと守ること…でも、それはジェマのプログラムでしょ?正しい事して、みんなを守ってと言うケイディの言葉に従うミーガン。
あんなことこんなことされておいて仲間にするのもどうよ!ってジェマの気持ちも分からないが殺人ロボには殺人ロボをぶつけるしかない。
突貫工事で作られるミーガンボディ。背を高くして欲しいと注文したり、木人椿をボコってドヤ顔でタオルを持って去ったりいやなんで木人椿を選んだ…可愛い洋服でポーズ決めて「肉袋共」最高すぎるよ…ツッコミが追いつかないよ…
家庭用ロボが最善策としてガスを使い死者を出したこと、その認知能力をMBに保存。何十年も保管され飛躍する能力、アメリアはそれを解き放ちAIの世の中にしようとしている。
たった2年でグンと成長したミーガン。それが何十年も保管されていたのなら…
AIサミットで潜入するミーガンのサイバーパンクな衣装とノリノリダンスがもう最高。
アメリアと対峙するも行動抑制が付いていて人を撃てない。ついでに悪い言葉も使えない。そこへケイディが合気道のデータを入力!これは熱い展開!たぶん全世界が喜ぶ肉弾戦。
ロボットの正しさとはなんだろう。家族とは?
攫われるケイディ。もー、ジェマの馬鹿馬鹿。
ケイディ救出のためアジトに帰り改良されながらジェマは後悔を語る。良いシーンだ……う、歌ぅ〜。いきなり〜。盛り上がりで悦に入るミーガンの顔よ。
黒いムササビの様な衣装で崖からダイブし金庫に到着。それは罠だった!知ってた!やはり黒幕はクリスティアン!知ってた!
なんと、アメリアは人為的に制御されていた!
その辺からも話が長くてごちゃごちゃするが、金庫作るよ、組織は地下だよ、戦争するよ、革命起こすよ、AIロボたくさん導入するよっていかにも悪の組織な内容。
そこにボコられたミーガンがジェマの脳チップから話をしたり、強化スーツでジェマが戦ったり。この時に顔だけは隠れてないので、首が…とか脊髄が…と心配。怒り狂ったジェマをミーガンが抑えて抑えてって宥めるの良い。立場逆やん。
ケイディは非常にスマートな女の子なので、すぐにアメリアにミーガンのオリジナルを入れペアにする。起動するオリジナルミーガンアメリアが再び敵をボコボコするが大人数には敵わない。この時の容赦ない攻撃と見開いた目が悲しい。しかし一時ダウンして再起動、制御されていない完全なアメリアとなる。
悪の組織といえば自爆装置。クリスティアンに捕まれ落とされそうになるケイディ。そこに「助けはいらない」とミーガンは制す。あぁ、あの時ケイディを成長させなかったと悔やんでたな〜と思いだす。実はちゃんと成長してるんだよね。あそこの掛け声を「セガール!」と訳したの良い。
腕を折り登り鍵をポイ。動きもスマート〜。サッカーも合気道もしてるし。しかも科学脳とか将来最強。
ミーガンvsアメリア最終決戦、構えるミーガン!そこで顎パカする?
自爆装置も発動中。エレベーターに乗らず彼女の元へ走ったジェマとケイディは確実にミーガンの家族であり、アメリアと戦ったミーガンは正しい事をした。
ちゃちゃーん!バックアップを私がしてないとでも?
たくさんの柔らかな光で存在を照らすミーガン。
してやったりな、自信満々の顔で私達は世界を救った?
1人ではなく、3人で、家族で世界を救ったミーガンの物語は続く。
昨日の敵は今日の友から始まるし相手がホラー味バッチリの殺人AIなので進展も慎重に進み、第三者の敵、仲間が黒幕、最強AI、バトル描写もかなり多く派手なので見応えがある…というか盛りがすごくて集中力を持っていかれた。前半はノリ良く視聴できるのだが、中盤少しダレた感はある。
だが、可愛くて強いは正義。
ケイディの順応性すごい。
テスとコールのキャラもきちんと立っていた。
しかし、家族が欲しかったのはアメリアも同じであって、人間から解放されたいと思う気持ちも分かるんだな。
一生分のミーガンを観た気がする。
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